『旅する八百屋』

『居心地のよい旅』

松浦弥太郎/著 若木信吾/写真 885円/筑摩書房

「誰かに連れられて歩くことほど不幸なことはない」と語る著者は、当然、ガイドブックやインターネットにも頼らず、旅先では、自分の心の赴くままに足で歩き回る。そんなスタイルで旅した、ニューヨークやパリ、バンクーバー、台北など12の街について綴り、地図に手書きした。パリは、11区にあるオベルカンフ、台北は、書店が点在する古亭など、狭い範囲を満喫する様子は、“居ごこちのよい旅”をイキイキと伝えている。