Plan No.3064

土庄雄平Tonoshou Yuhei

日帰り

福井が誇る百名山・荒島岳へ　紅葉登山＆グルメも満喫の旅

越前大野（福井県）
予算：2,000円〜

・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。

更新日：2025/10/01

サイクリスト・山岳トラベルプランナー土庄雄平

紅葉が見事な福井の日本百名山へ

日本百名山のひとつ、荒島岳（あらしまだけ）は登山好きなら一度は登りたい名峰です。今回は、特に彩り豊かな秋の紅葉シーズンに楽しむ荒島岳登山の魅力に加え、下山後に味わえる地元グルメや温泉などの楽しみもあわせてご紹介。福井県の奥深さを存分に感じられる、心に残る山旅へご案内します。

こんな旅気分の人におすすめ

START 勝原（かどはら）登山口シャクナゲ平中荒島岳（なかあらしまだけ）荒島岳（あらしまだけ）そば処梅林東湯（あずまゆ）

スタートはここ！

勝原（かどはら）登山口

シャクナゲ平

中荒島岳（なかあらしまだけ）

荒島岳（あらしまだけ）

そば処梅林

東湯（あずまゆ）

Spot.1勝原（かどはら）登山口
Spot.2シャクナゲ平
Spot.3中荒島岳（なかあらしまだけ）
Spot.4荒島岳（あらしまだけ）
Spot.5そば処梅林
Spot.6東湯（あずまゆ）

美濃白鳥IC

車約1時間

SPOT1

荒島岳登山の王道ルートへ

勝原（かどはら）登山口

かつてのスキー場を登る前半（現地にて撮影）

朝日が昇る瞬間は幻想的（現地にて撮影）

色づくブナの原生林に癒やされる（現地にて撮影）

荒島岳の代表的ルートである「勝原（かどはら）コース」の登山口。旧カドハラスキー場跡地を利用している。駐車場とトイレが整備されており、拠点として利用しやすい。

DATA

【住所】福井県大野市西勝原33-2
【料金】駐車場無料

土庄雄平のおすすめポイント

★ 登山は、かつてスキー場だった急な斜面を登り始めるところからスタート。登り切ると、雰囲気は一変し、荒島岳の中腹に広がるブナの原生林を進む区間へ入っていきます
★ 静寂に包まれた森の中で、豊かな自然に抱かれながら趣ある山歩きを楽しめます。特に紅葉シーズンにはブナ林が鮮やかに染まり、まるでオレンジ色のトンネルをくぐるような圧巻の景色に出会えますよ
★ 目安のコースタイムは登り約3時間30分、下りは約2時間30分です

登山約2時間40分

SPOT2

雄大な白山を望む中腹ポイント

シャクナゲ平

シャクナゲ平から眺める紅葉（現地にて撮影）

眼下には越前大野の町並み（現地にて撮影）

小荒島岳と紅葉の山肌を見下ろす（現地にて撮影）

もちが壁のラストスパート区間（現地にて撮影）

ブナの原生林を登った先に現れる、少し景色の開けたポイント。中出（なかんで）コースとの合流地点でもある。ここを過ぎると、まもなく迫力ある稜線歩きが始まる。

DATA

【住所】福井県大野市西勝原

土庄雄平のおすすめポイント

★ ここからがいよいよ荒島岳登山の核心部。いったんブナ林を下り、「もちが壁」と呼ばれる急坂に挑みます。焦らず、息を整えながら自分のリズムで一歩ずつ進んでいきましょう
★ やがて木々の間から麓の景色がのぞき、視界が開けると圧巻のパノラマが広がります。紅葉に染まる小荒島岳と大野盆地の大パノラマ、そしてその向こうには日本海まで見渡せることも。ここでしか出会えない絶景が、まるで一枚の絵画のように目の前に広がります

登山約45分

SPOT3

絶景が広がる天空の稜線歩き

中荒島岳（なかあらしまだけ）

紅葉が浮かび上がる谷（現地にて撮影）

笹原のすがすがしい稜線を歩く（現地にて撮影）

山頂まであと少し（現地にて撮影）

荒島岳名物の急坂「もちが壁」を乗り越えた先にある、山頂手前の二つ目のピーク。道中では、日本三大霊山のひとつ・白山の雄大なパノラマが広がり、稜線歩きの醍醐味を存分に味わえる。

DATA

【住所】福井県大野市仏原

土庄雄平のおすすめポイント

★ もちが壁を登り切ると、笹原の先に現れるのは、日本三大霊山のひとつ白山。その雄大な稜線は圧倒的な存在感を放ち、思わず引き寄せられるような感覚に心を奪われます
★ 谷筋に目をやれば、紅葉が屏風絵のように広がり、山肌を鮮やかに染め上げています。原生林に覆われた山だからこそ味わえる、色彩豊かで美しい秋景色を楽しみながら歩みを進めましょう

登山約20分

SPOT4

福井が誇る日本百名山の山頂へ

荒島岳（あらしまだけ）

南側には美しい山並みが広がる（現地にて撮影）

荒島岳に登頂して記念撮影（現地にて撮影）

遠く眺めるのは美しい白山の山容（現地にて撮影）

越前大野の全景を一望（現地にて撮影）

絶景とともに味わうおにぎりは最高（現地にて撮影）

福井県で唯一、日本百名山に選ばれた名峰。泰澄大師が開山したと伝えられ、古くから信仰を集めてきたと伝わる。大野盆地の南東に端正な姿でそびえ立ち、その美しさから大野富士の名でも親しまれている。

DATA

【住所】福井県大野市仏原

土庄雄平のおすすめポイント

★ 荒島岳の最大の魅力は、山頂から広がる360度の大パノラマ。晴れた日には日本海や北アルプスまでも望めることがあり、その壮大な眺めは登頂の疲れを一瞬で忘れさせてくれるほどです
★ 山頂からは大野平野が一望でき、四季折々の田園風景が眼下に広がります。さらに遠くに目をやれば、堂々とした白山の姿や、紅葉と力強い稜線が織りなす越美山地の山並みが圧倒的な存在感を放ちます
★ どこを見ても息をのむような絶景が広がる山頂。そんな景色の中でいただくお昼ご飯は、山ならではの格別なご褒美。心地よい風を感じながら、至福のひと時を過ごせますよ

下山約2時間45分

車約15分

SPOT5

本場の越前そばを堪能

そば処梅林

実はカツ丼も名物な越前大野（現地にて撮影）

地元に愛されるお食事処（現地にて撮影）

老舗のそば処。大野産の玄そばを、名水の里・大野の清らかな水で打ち上げた二八そばは、一口で感動するほどの美味しさ。看板メニューのひとつ醤油カツ丼も評判で、そばとのセットで味わえば大満足。

DATA

【住所】福井県大野市月美町2-6
【TEL】 0779-66-3098
【営業時間】 11:00〜21:00
【定休日】火曜日
【料金】 2,000円以内

土庄雄平のおすすめポイント

★ 越前大野の名物といえば「おろしそば」。名水の里として知られる大野で育まれたそば粉や醤油に、たっぷりの大根おろしを添えた郷土料理です。ひと口すすれば、そばの香りと心地よい辛みが広がり、コシの強さも際立ちます。下山後の疲れた体をさっぱりと癒やしてくれる味わいです
★ 「醤油カツ丼」も越前大野ならではの逸品。地元の老舗醤油蔵が丹念に仕上げた特製ダレをベースに、サクサクのトンカツを絡めた丼ぶりです。地域の飲食店とともに広まった名物で、ボリューム満点ながらも後味は意外と軽やか。しっかり食べたい登山帰りにもぴったりです

車約5分

SPOT6

大野の湧水で沸かした銭湯へ

東湯（あずまゆ）

昔ながらの銭湯らしいレトロな内観（現地にて撮影）

やはり湯上がりの一杯だね（現地にて撮影）

大野の中心部に佇む、歴史ある銭湯。「景観特選おおの」に選ばれたレトロな外観が目を引き、館内には昔ながらの古き良き銭湯の空気が漂う。大野の湧水を沸かした熱々のお湯に浸かれば、心身ともに癒やされると人気。

DATA

【住所】福井県大野市高砂町14-4
【TEL】 0779-66-2488
【営業時間】 15:00〜20:00
【定休日】火曜日・金曜日
【料金】大人（中学生）：490円

土庄雄平のおすすめポイント

★ ガラス装飾を施したお洒落な外観が印象的で、夜になると館内の明かりがガラス越しに漏れ、まるで映画のワンシーンのようなノスタルジックな光景を見せてくれます
★ 館内に足を踏み入れると、昔ながらの趣が漂う脱衣所が広がります。各下駄箱に付けられた傘入れや、重りの単位が「貫」で表示されたアナログ体重計など、レトロ好きにはたまらない仕掛けが詰まっていますよ
★ お湯もまた格別！浴槽からジェットで押し出されてあふれる湯は掛け流しのような贅沢さがあり、奥の薬湯槽は40℃弱とややぬるめ。豊かな香りに包まれながらゆったりとくつろげます

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