- 1泊2日
- 1日目
東京から1時間のショートトリップ!春の静岡でグルメ&絶景巡り
静岡(静岡県)
予算:42,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日:2025/03/28
旅先が近場だと移動が少ない分、観光に時間を使えるのがいいですよね。今回は都心から1時間圏内の静岡へ。雪化粧の富士山や「石垣いちご」に出合う1泊2日の春の旅です。「ちびまる子ちゃんランド」「三保松原」「日本平夢テラス」を巡り、海鮮・抹茶・クラフトビールなど美食も満喫します。
早川農園&cafeいちご畑

早川農園&cafeいちご畑
収穫できるのは「章姫」という品種。糖度が高く、細長い形が特徴

外観
日の光で温めるため、北側の半分は栽培していない
テラス席でいただくパフェは絶品です
カフェで楽しめるいちごの食べ比べも人気
久能海岸沿いのいちご海岸通りで、石垣栽培が特徴の「石垣いちご」を育てる観光農園。久能山東照宮の入り口という好アクセスな立地で、1~5月末までいちご狩りが楽しめる。いちごの直売所とカフェが併設され、絞り立ての生いちごジュースや生いちご入りソフトクリームがいただける。

旅色コンシェルジュ・深井のおすすめポイント
- ★ この地域のいちごは石垣栽培で育てているのが特徴で、通称「石垣いちご」と呼ばれています。ビニールハウスに入った瞬間に驚くのは、いちごがすべて日当たりの良い南側に向いた状態で栽培されていること。逆に北側の面はまったく使用していません。このような駿河湾沿いのなだらかな傾斜を利用した独特の栽培方法は、明治時代から受け継がれているそう。半分使用しない贅沢な栽培方法ではありますが、広大な敷地があるからこそ実現しているようです
- ★ 太陽の光が石垣に当たることで土の温度が上昇するため、ビニールハウス特有のもわっとした室温の高さはそこまで感じません。電気代が高騰しているなかで電気に頼らない栽培をしているため、コストを抑えることができ、比較的安価に出荷することができているそうですよ
- ★ 石垣いちごで栽培している品種は、主に細長い形が特徴の「章姫(あきひめ)」です。いろいろ試したそうですが、石垣にはこの品種がよく合うのだとか。章姫は糖度が高く実が柔らかい為流通量が少なく直売所や苺狩りでもぎたてのいちごを思う存分いただきましょう!
- ★ もともと糖度は高い章姫ですが、ヘタが反り返っていているかどうかが熟した甘いいちごの見わけ方だそうです。ぜひ参考にしてみてください
- ★ 通り沿いには直売所とカフェが併設されていて、ゆったり海を眺めながらパフェやいちごをいただくことができます。人気のパフェは、フレッシュないちごと甘さを抑えたクリームのバランスが絶妙ですよ!
ファーマーズ ピッツエリア DON FARM

ファーマーズ ピッツエリア DON FARM

本格的なナポリピザを焼き上げる
ピザの本場、イタリア・ナポリから取り寄せた薪窯
朝採り野菜の前菜
シラスなど目の前の海で獲れる食材を使用
採れたばかりの新鮮な野菜が常に入荷
久能いちご海岸通沿いの国道に面したロケーション抜群のファーマーズレストランで、自家製野菜をたっぷり使ったイタリア料理がいただける。イタリア・ナポリから取り寄せた薪窯で焼くピザや、手作りソースのパスタが自慢。2020年にオープン以降、地元の方はもちろんリピーターも多い。

旅色コンシェルジュ・深井のおすすめポイント
- ★ 農家レストランを開こうと思ったきっかけは、栽培や収穫の過程で使われない部分や食材があることを目の当たりにしたからなのだそう。そんな強い思いを持って自ら飲食店を立ち上げた農家さんが営むお店なんです
- ★ ランチでは、ピザまたはパスタにスープ・前菜・ドリンクが付いたAランチと、さらに肉料理・ジェラートがプラスされたBランチの2種類から選べます。今回はAランチのメニューをシェアしながらいただきましたが、個人的に一番印象に残っているのは「朝採り野菜の前菜」。野菜にじっくり熱を通すことで、素材の旨味や甘みをより味わうことのできる逸品です。新鮮な野菜本来の美味しさを最大限に引き出すために、シンプルに仕上げられた一皿は、名残惜しさが残るほど
- ★ メインのピザやパスタにも当然こだわっていて、ピザに関しては自慢の窯で焼き上げた本格ナポリピザを味わえます。生地の上にのせる食材は自らの農場で栽培したものや、目の前の駿河湾で獲れた地元産のもの! 農家も営んでいるからこそ、どの食材の仕入れにも妥協がありません
三保松原(羽衣の松)
2013年6月に世界文化遺産富士山の構成資産に登録された三保松原。佐賀の「虹の松原」、福井の「気比の松原」と並び日本三大松原のひとつとしても知られる。富士山を背にした5kmの海岸に3万本ほどの松が生い茂り、「天女の羽衣伝説」で知られる推定樹齢300年のクロマツ「羽衣の松」(3代目)がある。

旅色コンシェルジュ・深井のおすすめポイント
- ★ 三保松原を散策する前に、ぜひ三保を詳しく知れる施設「みほしるべ」に立ち寄ってみましょう。富士山と三保松原との関係を知れたり、「なぜ海岸には松が必要なのか?」という素朴な疑問も解決できます。前もって歴史や仕組みを学んでから実際に見てみると、感慨深い景色に映るはずです
- ★ 天女が羽衣をかけたとされる松「羽衣の松」は、実は3代目だというのはご存知でしたか? しかも周辺の松の木は陸側に向いているのに、羽衣の松だけ海に向かって伸びているそうです。さすが伝説の松、神様をお出迎えしているのかもと思ってしまうような、印象的な光景です
- ★ 羽衣の松の横を抜けて海岸に下りていくと、今回撮影した1枚目のような写真が撮影できます。これだけでも十分素晴らしいのですが、海の写真が欠けていますよね? 実はもっと海に向かって右方向に進まないと画角に収めることができないんです。「みほしるべ」から南西に徒歩15分程度の場所から撮影すると、よく見かける「富士山+松+海」の構図で撮影することができますよ。ぜひチャレンジしてみてください
エスパルスドリームプラザ

エスパルスドリームプラザ
「清水かんづめ市場」では、たくさんのポップを見ながら好みのツナ缶をチョイス
1缶で5,000円以上の高級なツナ缶も!
静岡ならではのお土産もズラリ
種類が豊富で、お土産選びには困らないはず
魅力的な専門店がいっぱい
清水港近くに立ち、駿河湾越しの富士山を望む複合型テーマパーク。施設は大きく2つのゾーンにわかれ、エンターテインメントをキーワードに「映画館」「グルメ」「ショッピング」「体験型ミュージアム」が揃う本館<SEA-side>、日々の暮らしを豊かにする服飾・雑貨・飲食の約70店舗ほどの専門店が揃う新館<PARK-side>からなる。

旅色コンシェルジュ・深井のおすすめポイント
- ★ 静岡のお土産を購入できる1階のマーケット&レストランエリアでおすすめしたいのが「清水かんづめ市場」。実は、静岡県はまぐろ・かつおの缶詰の生産量が全国1位! しかも国内のツナ缶はほぼ静岡県産というのだから驚きです。そんなわけで清水には10社以上の缶詰会社が集まっているのですが、いろいろなメーカーの清水産のツナ缶を購入できます。缶詰で日持ちするという点でも、お土産にぴったりですよね
- ★ 今回お土産で購入したのは「由比缶詰所」の缶詰です。70年缶詰を作り続けて数多くの賞を受賞されている会社で、レトロな缶のデザインにも目を引かれます。熟成されたびん長まぐろはとても食べ応えがあり、旨味をしっかりと感じられる味わいです
- ★ 個性的な2つのミュージアムも見逃せません。ひとつは日本唯一のすし博物館「清水すしミュージアム」。さらに、原作者のさくらももこさんの出身地であることから、日本で唯一の「ちびまる子ちゃん」の常設ミュージアム「ちびまる子ちゃんランド」があり、大きな見どころとなっています
ちびまる子ちゃんランド(エスパルスドリームプラザ内)
ちびまる子ちゃんランド(エスパルスドリームプラザ内)
まずは壁一面のイラストがお出迎え
フォトスポットも充実
思わず覗いてみたくなる仕掛けが盛りだくさん
デビュー前の貴重な作品など、ここでしか見られない貴重なものも
かわいいアクスタはお土産にぴったり
原作者さくらももこさんの出身地・静岡市清水区にある、日本で唯一の「ちびまる子ちゃん」の常設ミュージアム。アニメに登場するいろいろな場面が再現され、アニメのオープニングの世界感が体験できるゾーンや「さくらももこ資料館」、「ちびまる子ちゃんシアタールーム」などがあり、大人も子どももちびまる子ちゃんの世界が楽しめる。

旅色コンシェルジュ・深井のおすすめポイント
- ★ ちびまる子ちゃんランドは、お子さんだけでなく大人までもが子どものようにはしゃいでしまう、夢のような空間。入り口をくぐるとさまざまなゾーンが待ち受けていますが、どのゾーンでも「あぁ、見たことある~」「懐かしい!」といったような声が聞こえてきます。細かいところまで再現されたアニメの世界に没入してみては?
- ★ こちらのミュージアムは、アニメの表現である二次元の世界だけでなく、等身大のジオラマやフォトスポットなど、立体的な世界観も楽しめるのが大きな特徴。写真を撮りたい人が多いので、SNS映えを意識して設計してくれているそうです。細かな配慮が嬉しいですよね
- ★ 原作者のさくらももこさんのデビュー前の作品や直筆サインなど、貴重なものを数多く展示。ここでしか見られないものがたくさんあります
- ★ 出口の近くにある「まる子の夢の遊園地」ゾーンでは、「おどるポンポコリン」の曲に合わせてプロジェクションマッピングを鑑賞できます。皆さんが自然とリズムにのってしまう光景が、何だかとても微笑ましいです

旅色コンシェルジュ・深井のおすすめポイント
- ★ とにかくサービスや設備が素晴らしいホテル。新幹線の停車駅からほど近くこれだけの満足度が高いホテルは全国でもなかなかないはず。ホテル最上階には露天風呂を含め大浴場が完備されており、しかも天然温泉! サウナも完備されていますよ
- ★ 大浴場が15:00~翌10:00まで利用できるのも嬉しいポイント。ビジネスホテル(または 街中のホテル)だと、近隣の飲食店で遅くまで飲食をして部屋に戻ることが多いですよね。夜中の何時に戻っても大浴場に浸かれるので安心です
- ★ 「宿泊者専用セルフカフェ」や「コミックブース」など、なるべくホテル内での時間を増やしたくなるようなサービスが充実
- ★ 最も評価されているのは、多彩なメニューが揃う「無料朝食」。朝食には和洋食ビュッフェが楽しめるのですが、その種類の多さについつい食べ過ぎてしまうはず。静岡産のコシヒカリを中心に和の食事をと思いきや、パンの種類も豊富なのが悩ましい……。また静岡ならではの美味しいお茶もいただけますよ。旅先だからこそ、ゆったりと朝食時間を楽しんでみては?
- ★ 17:30~20:00の時間帯ではオリジナルカレーライスをセルフ形式で楽しめる「無料夕食」のサービスがあります。数量限定なのですが、このカレーが密かに人気を集めているのだとか! まさに旅のハイライトのひとつになるホテルです
お抹茶 こんどうの食堂
お抹茶 こんどうの食堂
店内で挽いてくれる本格的なお茶
前菜の一つひとつの品がとても丁寧に作られていて、料理への期待感を高めてくれます

ほんやま自然薯のとろろ

豚ヒレ肉 磯自慢の酒粕
お抹茶ソフトには、挽きたてのお抹茶もトッピング
静岡市の中心街にて、日本茶インストラクターの店主が切り盛りする創作和食店。店内には至る所に茶器や器が置かれており、茶葉の芳しい香りが漂う。静岡茶、炉端焼き、自然薯を使ったとろろ汁をメインに、こだわりの逸品を提供。夜は旬の静岡産食材を使ったおつまみや地酒、厳選された静岡茶のお茶割が堪能できる。

旅色コンシェルジュ・深井のおすすめポイント
- ★ まずは飲み物から。ご紹介したいのは、抹茶とビールのカクテル「お抹茶ショット」。初めから混ぜて提供されるお店はあるかもしれませんが、注がれたばかりのビールに抹茶を注ぐというシーンはあまり見ないですよね。ビールの状態や温度などによって注ぎ方が変わるそうで、店主自ら注いでくれます。石臼で挽きたての抹茶を使いたいという思いから、このような提供方法になったのだとか。抹茶とビールの色のコントラストが美しく、ずっと眺めていたくなりますよ
- ★ 梅酒や焼酎、地酒はもちろん、バラエティ豊かなお茶を取り揃えたノンアルコールドリンクも充実しています。お抹茶椀で楽しむ「泡立ち冷茶」では、抹茶やほうじ粉茶、べにふうき粉茶から選べます。リーフで淹れるお茶もどれも淹れ方にひと手間かかっており、本物の茶の味を楽しめるものがたくさん。お酒が飲める人にも飲めない人にも、これほど平等にドリンクメニューが揃うのはめずらしいですよね
- ★ お料理には、店主のこれまでの料理人としてのルーツや、「生まれ育った地域のものを使用したい」という思いが反映されています。例えば、今回出していただいた自然薯は、祖父の出身地の郷土料理として愛されているそう。店主の思いを知ってから口にすると、一層味わい深く感じられます
- ★ 有名店をはじめ、さまざまな店舗で多様なジャンルの料理人を経験した店主の、柔軟な発想で提供される料理はどれも温かみがあります。地の食材が使われているので、ぜひ観光の際に訪れたいお店です
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