- 日帰り
静岡を日帰り観光 一人旅で掛川城やステンドグラス美術館を満喫
- 掛川(静岡県)
- 予算:3,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格になります。
更新日:2024/08/20
かつて“東海の名城”と謳われた、静岡県の「掛川城」へ。全国に4つしか残っていない城郭御殿をはじめ、復元された天守や城門などを巡ります。また、現存する“最古の公会堂”や宮家の建物など歴史的建築も見学。さらに「掛川市ステンドグラス美術館」では光と色彩のアートも楽しみます。
佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 城下町風の街の一角に佇む大手門(大手:城の表玄関)。「どうして城から離れた場所に?」と思われがちですが、往時はこのあたりまで城域だったんです。復元された現在の大手門は、城郭から少し北側にずれた位置にありますが、この門を1歩くぐれば、そこはもう掛川城内です
- ★ 大手門をくぐった先にある建物、「番所」もお忘れなく。番所とは、城内に出入りする者を監視する役人の詰め所で、城内に出入りする者を監視していました。実はこの番所、安政6(1859)年から現存している建物なんです。これは全国的にも珍しいので、ぜひご注目ください
佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ ランチタイムはこちらで。オーナーは、世界を旅して各地のカレーを食べ歩き、インド料理店やスパイスレストランで修行を積んだ経歴の持ち主。何十種類ものスパイスの中から、それぞれのメニューに合うものをブレンドして作っています。こだわりの本格カレーをぜひ堪能してください
佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 全国に4つしかない、現存する城郭御殿。そのうちのひとつが「掛川城」の二の丸御殿です。儀式・公式対面などの「藩の公的式典の場」として、また「城主の公邸」「藩内の政務を司る役所」として、3つの機能を併せ持つ御殿。7棟からなる書院造りの建物で、それぞれの用途に応じて約20部屋に分かれています
- ★ 掛川城は当初、本丸にも御殿がありましたが、大地震で倒壊したことを機にすべての機能が二の丸へと移されました。ですがその後、二の丸御殿も安政の大地震で倒壊。現在の御殿は、安政2(1855)~文久元(1861)年にかけて、時の城主・太田資功(おおたすけかつ)により再建されたものです
佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 掛川城の歴史は、今川氏の重臣・朝比奈氏によって築城されたことに始まります。何度も激しい攻防の舞台となった東海地方の要衝で、1590年に山内一豊が城主となった際に近世城郭へ修築。「東海の名城」と謳われるほどの美しい城郭へと生まれ変わりました。現存する二の丸御殿をはじめ、天守や大手門などが復元され、かつての美しい姿を楽しむことができます
- ★ 日本初の本格木造で復元された天守で、厳密には「復興天守」といいます。詳細な資料がなく、現存する「高知城」の天守を参考に復元されたもので、2つの城には山内一豊によって築城されたという共通点がありました。高知城の天守は掛川城の天守を模して造られた、と記された文献が残っており、それを基に現在の天守が復元されました。現地を訪れた際は、高知城天守の写真と、実際の掛川城の復元天守を見比べてみると面白いですよ
佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 掛川城と日本庭園を眺めながら、ちょっとひと息。国内有数の生産量を誇る「掛川茶」を、煎茶や抹茶でいただけます。お茶には、地元で作られた和菓子も添えられています。ゆったりとくつろぎのひとときをお過ごしください
大日本報徳社
二宮尊徳(二宮金次郎)の「報徳(尊徳の根本思想で、人は天・地・人の徳に報いるために自ら徳行を実践しなければならないとの考え)」を現代につなげ、道徳と経済の調和した社会を目指す全国組織の本社。国の重要文化財である大講堂をはじめ、明治期を中心に建てられた「仰徳(こうとく)記念館」「仰徳学寮」などの見学ができる。
佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 掛川を訪れたら、立ち寄っておきたい場所がこちら。まずは、正門を通った先に現れる「大講堂」へ。大日本報徳社を代表する建築物で、日本最古の木造公会堂のひとつです。報徳運動の拠点として明治36年に建てられました。敷地内にはほかにも、仰徳記念館や仰徳学寮など、複数の貴重な建築物が存在しています。大講堂と仰徳記念館は、建物内部の見学もできますよ
- ★ 和洋折衷の荘厳な雰囲気が漂う大講堂は、日本瓦の大屋根と漆喰塗りの外壁に、丸みのある洋風窓などが用いられています。内部は1階が81畳もある大広間で、2階は吹き抜けとなっており、その構造はまさに大講堂。明治期の特徴を感じられる近代和風建築です
- ★ 仰徳記念館もお忘れなく。明治17年、東京霞ヶ関に有栖川宮邸として「日本館」が建てられました。その一部が移築されたのが、現在の仰徳記念館。数少ない、現存する宮家の建物です
掛川市ステンドグラス美術館
国内初の公立ステンドグラス美術館。19世紀末のイギリス(ヴィクトリア朝時代)の作品約70点と、フランスのバラ窓10点を常設展示している。ステンドグラス工房の最盛期に制作された、技術的・装飾的にも極めて高度な作品が揃う。
佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 鮮やかなガラスの色彩と、光が生み出す美しさ。ステンドグラスとは、色ガラス断片を鉛でつなぎ合わせたものをいいます。アンティークガラスにグリザイユ(灰色の濃淡・明暗のみで描く画法)で絵付けし、色が劣化することがないのも特徴。季節や時間帯、天気などの条件により、さまざまに変化する作品を楽しめます
- ★ ステンドグラスは本来、教会の窓装飾として使用されていました。そのため、通常は見上げるような目線の高さになるのですが、こちらでは視線の高さで間近に鑑賞できるんです。また、美術館としては珍しく、写真撮影も可能。フラッシュは不可なのでご注意くださいね
竹の丸(竹の丸スイーツカフェ)
平屋建て寄棟造りの建物。江戸時代より続く葛布(くずふ:葛の繊維を織り上げた布)問屋「松屋」を営んでいた松本家が、明治36年に本宅として建築。掛川城の防衛拠点ともなる重臣屋敷地に立ち、現在はカフェとしても楽しめる。
佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 明治に建築された「竹の丸」。歴史を感じながら近代和風建築の美しさを味わえるこの場所は、カフェとしても利用できます。旅の最後には、こちらで美味しいスイーツを堪能しましょう
- ★ 竹の丸は、山内一豊によって城が拡張された際に、防衛拠点のひとつとして造成された曲輪(土塁や石垣、堀などで区画した平坦地)で、家老や重臣の屋敷地となっていた場所なんです
- ★ 掛川城の城郭の中心は、天主丸・本丸・二の丸・三の丸・竹の丸の五城郭によって構成されています。竹の丸は、他城では「北の丸」と称される場所にあたりますが、この地が竹林で地固めされていたことから「竹の丸」と名付けられました
掲載情報の一部の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright MAPPLE, Inc.
あなたにピッタリの旅行プランをお届けする、旅のプロたちが大集合。そのエリアの王道から穴場スポットまで、このプランナーたちがご案内!
プランナー一覧