- 日帰り
沖縄南部で歴史を学ぶ。ひめゆりの塔や平和祈念公園へ子連れ旅
- 糸満、島尻、豊見城(沖縄県)
- 予算:3,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの価格を参考にしています。
更新日:2023/05/29
沖縄では6月23日は「慰霊の日」と呼ばれ、沖縄戦の戦没者を追悼し世界の恒久平和を願う日。今回は沖縄戦の激戦地である南部を中心に、歴史を学ぶ旅をご紹介。「ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館」や「旧海軍司令部壕」などを訪れ、お子さんと一緒に平和について考えてみませんか?
喜屋武岬
180度のパノラマで海の絶景を楽しめる喜屋武岬。高さ約20~30mの断崖が切り立つ岬を境目に太平洋と東シナ海に分かれており、同時に2つの海域を見渡せる。また、喜屋武岬を含む南部の海岸は、沖縄戦の激戦地でもあったことから沖縄戦跡国定公園に指定されている。
おきなわ物語のおすすめポイント
- ★ 岬のすぐ近くには、昭和44年に建設された慰霊碑「平和の塔」があります。こちらでは、沖縄戦で亡くなられた方に花を手向け、祈る人々の姿が見られます。改めて平和のありがたさを感じられる場所です
- ★ 絶景の海を満喫したいなら、晴れた日の正午頃に足を運ぶのがおすすめ。海の色が一番きれいに見えます
ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館
沖縄戦で亡くなったひめゆり学徒隊の戦争体験を伝えるために設立された資料館。館内には、ひめゆりの塔の側にあるガマ「伊原第三外科壕」の実物大模型や、ひめゆり学徒隊227名の遺品、遺影、生存者の証言映像などが展示されており、平和の尊さを学べる。
おきなわ物語のおすすめポイント
- ★ 「ひめゆり平和祈念資料館」は2021年にリニューアルされ、分かりやすいイラストが取り入れられていたり、写真を選び直すなど、現代の人たちにも伝わりやすく展示されています。お子さんと一緒に平和について学んでみませんか?
- ★ 館内の隣には、バラエティー豊かな沖縄料理がそろう「レストランひめゆり会館 美(ちゅら)」も。昼食はこちらでどうぞ
平和祈念公園
沖縄戦最大の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)にある、約40ヘクタールの広大な公園。青い海を望み、花と緑に彩られる園内には「鎮魂、祈り、平和」をテーマに、墓苑や慰霊塔・碑をはじめ、沖縄戦の資料を展示する平和祈念資料館や祈念堂などが点在。国内外の観光客や修学旅行生、地元の方など、年間約100万人が訪れる。
おきなわ物語のおすすめポイント
- ★ 公園内にある「平和の礎」には、沖縄戦で亡くなられたすべての人々の氏名が刻まれています。そこに刻まれた戦没者の数を目にすると、平和の大切さを改めて感じさせられます
- ★ 休日には多くの家族連れが訪れ、広い芝生でピクニックやグランドゴルフ、バドミントンなどを楽しむ姿も。お子さんと一緒にのびのび遊べるスポットです
南風原町立南風原(はえばるちょうりつはえばる)文化センター
沖縄南部の南風原町にある文化センター。「沖縄陸軍病院」を保存・公開しており、実際に見学することができる。常設展示室には、沖縄戦・戦後史・移民・暮らしのコーナーが設置され、沖縄戦から民俗芸能まで、南風原町の昔・現在・未来を伝えている。
- 【住所】 沖縄県島尻郡南風原町喜屋武257番地
- 【TEL】 098-889-7399
- 【営業時間】 <文化センター>9:00~18:00、<20号壕>9:00~9:30/9:45~10:15/10:30~11:00/11:15~11:45/13:00~13:30/13:45~14:15/14:30~15:00/15:15~15:45/16:00~16:30
- 【定休日】 毎週水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
- 【料金】 <南風原文化センター入館料>南風原町内無料、南風原町外:小学生150円/中高校生200円/一般300円、<沖縄陸軍病院20号壕>南風原町内小中高学生50円/一般200円、南風原町外小中学生100円/高校生200円/一般300円
おきなわ物語のおすすめポイント
- ★ 沖縄戦のコーナーには「陸軍病院壕」を再現したものや、「旧南風原陸軍病院壕」から出土した遺留品が展示されています。沖縄戦当時の南風原の様子や、人々の体験を知ることができます
- ★ 南風原町には黄金森(こがねもり)と呼ばれる小高い森があります。日本軍は沖縄戦に備え、黄金森に沖縄陸軍病院壕群を構築。軍医や看護師、衛生兵、ひめゆり学徒らがここで傷病兵の治療に当たりました。現在は、陸軍病院壕群のなかでも保存状態が良好であった「20号壕」が一般公開されています。見学案内は予約制のため、ご希望の方は直接お問い合わせください
- ★ 「沖縄陸軍病院」では、麓にある炊事場で調理を行っていました。炊き上がった飯をタルに詰め、担いで丘の上まで駆け上がるのですが、このルートは米軍の標的とされて激しい銃撃・砲撃を受けました。ここで命を失った「ひめゆり学徒」もいます。危険をくぐり抜けて食料を運び、傷病兵たちの命をつないだ道は、「飯上げの道」として現在も残されています。ぜひお子さんとご一緒に、当時の雰囲気を感じてみてください
旧海軍司令部壕
旧海軍司令部壕は、沖縄戦の日本海軍沖縄方面根拠地隊司令部のあった場所。約4,000名の兵士が収容されていた壕内は、司令官室、作戦室などがほとんど当時のまま残されている。併設の資料館は、壕内で発見された遺品や写真などが展示され、戦争の悲惨さを訴える貴重な施設となっている。
おきなわ物語のおすすめポイント
- ★ 約3,000人の将兵が昼夜5ヶ月間かけ、手掘りで掘った跡、手榴弾で自決した弾痕跡、司令長官が壁に書き残した文字など、当時の戦況を今に伝える貴重な壕です。約4,000名の兵士が壮絶な最後を遂げた壕内は、司令官室、作戦室などが当時のまま残されています
- ★ 那覇空港や高速道路からのアクセスがよく、駐車場は無料です。年中無休で雨天時の見学も可能なため、雨の日でも安心。車椅子も完備され、バリアフリーで安全・安心に見学することができます
- ★ 海軍壕直営売店では、海軍にまつわる商品やオリジナルTシャツ、お土産品などが販売されています
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