- 1泊2日
- 1日目
歴史と伝統のまち 愛媛・内子町でタイムトラベル
内子(愛媛県)
予算:59,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日:2023/05/10
地元の人々が守り続けてきた歴史と、雄大な自然が交差する内子町。江戸時代から残る町並みや、歴史深い神社、国の重要文化財の芝居小屋……巡れば巡るほど、まるでタイムスリップしたような気分になります。今回は、内子ならではのグルメもたっぷりご紹介。魅力がぎゅっと詰まったこの町へ出かけましょう。
八日市護国重要伝統的建造物群保存地区

木蝋資料館 上芳我邸

大森和蝋燭屋

りんすけ

内子座
天神産紙工場

古民家ゲストハウス&バー内子晴れ

織

旅色編集部のおすすめポイント
- ★ まずは「内子町ビジターセンター」で自転車をレンタルし、八日市・護国の町並みを散策。現在も、地元住民や行政による、修理修景事業などの努力で町並みが保存されています
- ★ 通りには、古い町家を改修したカフェや雑貨屋が多く建ち並び、地元住民に人気のドイツ料理店もあるのだとか。寄り道しつつ、休憩しつつ。じっくり町歩きを楽しめるスポットです

旅色編集部のおすすめポイント
- ★ 次に向かうのは、町並みの散策途中にある「上芳我邸」。内子は、江戸から明治時代にかけて、和蝋燭などの原料となる木蝋の生産地として栄え、最盛期には国内総生産量の約3割を占めたそうです
- ★ 敷地内の建物の多くは、国の重要文化財に指定されています

旅色編集部のおすすめポイント
- ★ 天然由来の成分のみからできる蝋燭は、淡いウグイス色で、まるで樹木のような見た目。ススが少なく、蝋がたれないため長持ちするのだそう。炎も大きく、揺らぎのある灯りが空間を照らすことから、癒しを与えるインテリアとしてもおすすめです

旅色編集部のおすすめポイント
- ★ 愛媛県といえば、やはり有名なのが鯛。宇和海は複雑な入江を持つリアス式海岸で、鯛の養殖場に適していることから、生産量日本一を誇ります。やわらかな鯛の身に、ハーブを食べて育てられた鶏卵の「EMハーブ卵」をからめると、白身の味がよりまろやかに感じられます
- ★ また、米や漬けだれのしょうゆ、みそ汁のみそまで愛媛産を使っており、地のもの尽くしの定食です
内子座
木ろうや生糸などの生産で栄えた大正5(1916)年、地元の有志により建てられた劇場。農閑期には歌舞伎や文楽などが上映された。廻り舞台、奈落、花道なども見学できる。

旅色編集部のおすすめポイント
- ★ 町のシンボルであり、国の重要文化財にも指定されている芝居小屋「内子座」。大正5年に町民有志によって建設され、現在も文楽や狂言、落語などの催し物が行われています。その建物の貴重さから、催し物がない日には全国から観光客が訪れます
- ★ 役者が通る「花道」、舞台中央を円型に切り抜いた「回り舞台」、一階の平席を四角に仕切った「桝席」など、劇場独特の建築様式は必見です

旅色編集部のおすすめポイント
- ★ 工場では、和紙作りの伝統技法「流し漉き」の体験が可能。紙の原料となる楮とトロロアオイを溶かした水の中で、すだれの入ったけたを揺らし、厚さが均等になるように動かします
- ★ 水に遊ばれずにバランスよく動かすのがポイントだそう。乾燥台にそっと置き、乾いたら完成です

旅色編集部のおすすめポイント
- ★ ディナーは、古民家ゲストハウス&バー内子晴れ。おすすめはブランド豚「内子豚」のせいろ蒸し。きれいな水と空気に恵まれて、のびのび育った内子豚の柔らかい旨みと、野菜の甘みが凝縮された一品です
- ★ さらに、内子町石畳地区の柚子から作られた柚子胡椒を添えて食べれば、一気にさわやかなお味になりますよ

旅色編集部のおすすめポイント
- ★ 今夜の宿泊は、八日市・護国町並保存地区にある一棟貸しの宿「内子の宿 織」へ。キッチンが併設されており、地元の食材を買って自炊することも可能です。内子町の野菜を使った朝食も提供しています
写真/山田大輔