“ものをつくる人”が語る旅とは。
目に見えないもの・時間・歴史などをモチーフに
作品を手掛ける小林エリカさんの
旅をテーマにした連載エッセイ。
小林エリカこばやし えりか
小説家・マンガ家。1978年東京生まれ。アンネ・フランクと実父の日記をモチーフにした『親愛なるキティーたちへ』(リトルモア)で注目を集め、『マダム・キュリーと朝食を』(集英社)で第27回三島賞候補、第151回芥川賞候補に。そのほか光の歴史を巡るコミック最新刊『光の子ども3』(リトルモア)、『トリニティ、トリニティ、トリニティ』(集英社)など。Profile Photo by Mie Morimoto
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vol.42 月刊旅色2022年11月号 掲載
小川町の和紙漉き
埼玉県小川町で和紙作り体験をした小林さん。その工程に驚いた理由とは。
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vol.41 月刊旅色2022年10月号 掲載
琥珀
海の底には人魚が住んでいる。悲恋で流した涙は琥珀になって、光り輝く。
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vol.40 月刊旅色2022年9月号 掲載
下仁田のコンニャク
第二次世界大戦中、風船爆弾に使われた食材。調べるほどにその奇妙な魅力に引き寄せられる。
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vol.39 月刊旅色2022年8月号 掲載
地底
はるか地底から出てくるのではと言われたマグロ。大江戸線の階段を降りるたびに思うこととは。
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vol.38 月刊旅色2022年7月号 掲載
震災後の東京
東日本大震災、関東大震災で姿を変えた「かつて」の東京に思いを馳せこの世界の争いを考える。
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vol.37 月刊旅色2022年6月号 掲載
湯治
カルロヴィ・ヴァリの街を思い出し、湯治がしたいと願う小林さん。姉妹都市は意外にも日本に。
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vol.36 月刊旅色2022年5月号 掲載
日本の春
かつて戦争の足音が聞こえた時代、ポツダムを訪れた宝塚少女歌劇団が見つけ驚いたものとは。
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vol.35 月刊旅色2022年4月号 掲載
あつい湯船に浸かる夢
アンネ・フランクを辿る旅で感じた「もしも」から、これからの未来を生きる私たちが思うこと。
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vol.34 月刊旅色2022年3月号 掲載
サイクリング
科学者マリ・キュリーも意外なシーンで乗っていた自転車。走るからこそ見えてくる世界とは。
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vol.33 月刊旅色2022年2月号 掲載
雪国へ
青森県を訪れることをきっかけに踏み入れた、防寒の世界。21世紀のタイムトラベル体験とは。
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vol.32 月刊旅色2022年1月号 掲載
ラグジュアリー物件
引っ越しの物件探しのはずが、あるチャンネルをきっかけに思わぬ想像の旅へ。
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vol.31 月刊旅色2021年12月号 掲載
吹きあがる泉
アイスランドと日本、遠く離れた場所に共通するのは、感動すら覚える吹きあがる泉でした。
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vol.30 月刊旅色2021年11月号 掲載
交霊
19世紀、人々を惹きつけた妖精に、心霊主義。今はない失われたものと交わるとき。
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vol.29 月刊旅色2021年10月号 掲載
ワニ
池には1万頭のワニ…作品づくりのリサーチ旅プランを考えながら、寝ても覚めてもワニのこと。
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vol.28 月刊旅色2021年9月号 掲載
鰻
かつてアンネの《隠れ家》があったアムステルダムにも、生きていた鰻(ウナギ)の不思議。
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vol.27 月刊旅色2021年8月号 掲載
練馬区ヴィクトリア町
練馬区に暮らし、ヴィクトリア朝ロンドンを生きた作者が「本物のロンドン」で思い出したこと。
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vol.26 月刊旅色2021年7月号 掲載
りんごと軍の街
りんごの街であり、父親の生まれた地でもある青森県弘前市。この街のもうひとつの表情。
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vol.25 月刊旅色2021年6月号 掲載
カメラの向こう側
戦隊ものが好きだった子ども時代。はじめて見た“向こう側”の光景を思い出す出来事とは。
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vol.24 月刊旅色2021年5月号 掲載
湖
どこまでも神秘的で美しく、ときに恐ろしい湖に惹かれる理由とは。十和田湖の伝説を思い出す。
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vol.23 月刊旅色2021年4月号 掲載
宝石
人工宝石「イイモリ・ストーン」。その美しさのなかにある失われたものを見つめます。
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vol.22 月刊旅色2021年3月号 掲載
幽霊譚
幽霊譚があるということは、そこに歴史があるということ。幽霊(?)に出会えるかも。
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vol.21 月刊旅色2021年2月号 掲載
醒めない夢
回転木馬にジェットコースター。かつて憧れたその場所を思い出すとき、感じる儚さとは。
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vol.20 月刊旅色2021年1月号 掲載
Into The Wild
東京の街なかで、空を見上げるたびにある生き物を思い出す。大都会で出くわす野生の世界。
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vol.19 月刊旅色2020年12月号 掲載
回転する食べ物
美味しい食べ物がいっぱい、しかも回転してる! 心躍る瞬間は美味しさ以上の体験なのかも。
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vol.18 月刊旅色2020年11月号 掲載
樹齢二○○○年の旅
熱海の来宮神社で出会った樹齢2000年の巨木から、遥かな過去や未来を想像する旅へ。
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vol.17 月刊旅色2020年10月号 掲載
霊と聖を巡る旅
青森県の恐山霊場に19世紀末の降霊会――不条理に満ちた世で今も昔も人が信じる霊と聖とは。
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vol.16 月刊旅色2020年9月号 掲載
蚊と旅
耳元でプウ~ンという羽音が聞こえて目を覚ます――憎き蚊で思い出す旅の風景とは。
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vol.15 月刊旅色2020年8月号 掲載
文人たちの軽井沢へ
文人たちのゆかりの地・軽井沢で、歴史と思索の跡をたどる旅へ。
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vol.14 月刊旅色2020年7月号 掲載
海をゆく冒険旅行
1泊したフェリーに竹島水族館で見たヨット。幼いころの記憶を巡り、胸が高鳴る想像の船旅へ。
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vol.13 月刊旅色2020年6月号 掲載
ジャンクフードを巡る旅
ホテルで寝転がってご当地ポテトチップスを独り占め。そんな夢とともにジャンクフードを巡る旅へ。
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vol.12 月刊旅色2020年5月号 掲載
美味礼讃しまくる旅へ
とある料理を求めて「ホテルニューオータニ」の「トゥールダルジャン」へ。
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vol.11 月刊旅色2020年4月号 掲載
おしいれからはじまる冒険
家の中から一歩も外へ出なくても、私たちはどこまでも遠くへ行ける。
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vol.10 月刊旅色2020年3月号 掲載
果てしなく到着しない旅
あと何時間かすればフランスのパリにいるはずだった。到着しない、これも私の旅。
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vol.9 月刊旅色2020年2月号 掲載
湧き出ずる泉
福島県石川町の猫啼(ねこなき)温泉、この地に伝わる逸話に思いを巡らせる。
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vol.8 月刊旅色2020年1月号 掲載
バスに乗る
国際興業バス石神井公園行き。始発バスを舞台にあのときの空気を思い出す記憶の旅。
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vol.7 月刊旅色2019年12月号 掲載
猫たち
水島と児島。猫との偶然の出会いが変えた岡山での取材旅。
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vol.6 月刊旅色2019年11月号 掲載
地球の果てを目指す旅
眠れない夜、好奇心と欲望に満ちたコロンブスの航海を追体験する旅へ。
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vol.5 月刊旅色2019年10月号 掲載
旅するもうひとつの名前
世界のこことそこでつながる、同じ名前を持つ彼女との出会い。
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vol.4 月刊旅色2019年9月号 掲載
旅で出会った 大食いたち
食い意地がはっている、という小林さんが魔術的にとりつかれた(?)大食いとは。
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vol.3 月刊旅色2019年8月号 掲載
旅の匂いを嗅いでみる
空港の匂いと、車の匂い。小林さんがたどるいい匂いの記憶。
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vol.2 月刊旅色2019年7月号 掲載
音楽が聞こえる旅
カレー屋のBGMと少年たちが弾くピアノの曲、旅と音楽についての記憶。
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vol.1 月刊旅色2019年6月号 掲載
旅の中にだけある会話
たった一度きりしか会わないからこそ、記憶に残って消えない旅人との会話とは。