【台湾情報】人気リゾート墾丁の恆春エリアは、アート溢れる“映え”レストランが続々登場中

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2021.04.24

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【台湾情報】人気リゾート墾丁の恆春エリアは、アート溢れる“映え”レストランが続々登場中

台湾のリゾートステイは、ホテル内で食事を済ませることが多くなりがち。でも、最南端の人気リゾート・墾丁を訪れたなら、ぜひ街中に出て美食探索を。その際、要チェックなのが恆春エリアにあるカフェレストラン「麋谷Migu Village」、創作イタリアンの「Holi Ho荷里鶴」。壁画や空間デザインを得意とするアーティスト・Blues藍色隧道のアートが描かれた内外装が特徴で、インスタグラマーからの支持も熱い“映え”スポットとして話題です。

目次

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すべては故郷・恆春の魅力アップのために。まずは精米所をリノベーション。

墾丁のシンボリックなモチーフを外観、店内に大胆にペイント。

イチオシは、地元産・龍水米のおにぎりを主役にした定食。

どのセットもボリューム満点。食後のドリンクも豪華です。

色彩豊かなお祭りのように、そして渡り鳥が英気を養う場所のように。

トロピカルな雰囲気のなか、オリジナリティ溢れるイタリアンに舌鼓。

南国情緒&独創性満点のラビオリはマストオーダー。

おわりに

すべては故郷・恆春の魅力アップのために。まずは精米所をリノベーション。

すべては故郷・恆春の魅力アップのために。まずは精米所をリノベーション。

「麋谷Migu Village」は、精米所をリノベーションして生まれたカフェレストラン。グローバルな旅行サイト「Big 7 Travel」での“台湾のカフェ・ベスト25”で15位に選ばれるなど、注目度は抜群で、インスタグラマーからの支持も絶大。予約必須、恆春エリアきっての超人気店です。

オーナーのHenryこと李奕旻氏は、恆春で生まれ育ったものの、進学を機に故郷を離れ、高雄で暮らしていたそう。あるとき、自身の故郷に対して、“幼少期からの10数年、恆春はほとんど変わりがない。この土地に愛着のある自分ですら海外に遊びに行ってしまうのに、観光客を引き付けられるはずがない”という疑問を抱きました。自身がブランディング業に従事してきたこともあり、“ならば、自分でレストランを作って美食スポットを増やし、人々に愛される恆春を目指そう”と思い立ち、行動に移します。古い建物が好きなHenry氏は、ご近所のおばあさんの同意を得て、まずは築70年近い精米所「雙復興碾米廠」をリノベーション。そして料理上手な母親の助けを借り、2016年にカフェレストラン「麋谷Migu Village」をオープンさせました。

墾丁のシンボリックなモチーフを外観、店内に大胆にペイント。

墾丁のシンボリックなモチーフを外観、店内に大胆にペイント。

店名の “麋”はオオシカを意味していますが、よく見ると鹿と米を組み合わせた文字。鹿は墾丁の代表的な動物、米は精米所の主役。このショップを表現するのにふさわしい一文字です。建物内に残されていた精米機は完全な形で保存。カラフルな壁画の内装にすることで、新旧のコントラストを演出しています。壁画を担当したのは、アーティスト「荔枝王國」で、描かれているのは、ハナジカ、地元で獲れる龍水米、鯨といった墾丁の象徴的モチーフ。さらに、2020年末には、外観のペイントを「Blues藍色隧道」に依頼。大尖山、關山の夕陽、特産品の玉ねぎなどが描き加えられ、人気撮影スポットに。また、ペット連れで入店できる点も支持されています。

イチオシは、地元産・龍水米のおにぎりを主役にした定食。

イチオシは、地元産・龍水米のおにぎりを主役にした定食。

時代物の精米機のある空間で、食の歴史に思いをはせながら食事をいただく時間は、とても有意義なもの。この「麋谷Migu Village」でいただけるのは、ランチ、アフタヌーンティー、ディナー。地元で当日収穫した新鮮な食材を使用することにこだわり、オーナーの母親のサポートのもと、毎日出来立てのメニューを提供しています。メインとなるメニューはおにぎり定食。厳選した恆春産の龍水米を使い、お米と海苔の香り高いおにぎりに。塩おにぎり、カリカリベーコン入りおにぎり、有名な満洲黒豆を使った明太サラダ黒豆おにぎり、ツナフレークの焼きおにぎり、新登場のシーフードわさびサラダおにぎりなどを揃えていて、いずれもご飯粒の歯応え、手作りのぬくもりを感じる味わいです。

どのセットもボリューム満点。食後のドリンクも豪華です。

どのセットもボリューム満点。食後のドリンクも豪華です。

さらに豚バラの焼肉や鶏肉を甘辛く似た三杯雞といった家庭料理のほか、濃厚カルボナーラや鶏肉のグリーンカレー煮などの多国籍料理も。いずれも味付け玉子、副菜、手作りヨーグルト、日替わりスープが付いた満足度の高い定食です。食後には、淹れたての蜂蜜シナモンのカフェラテまたはタピオカ入りアイス宇治抹茶がいただけます。

◆麋谷Migu Village
住所:屏東縣恆春鎮恆南路2巷1-1號
電話:+886-903-122-862(要予約)

色彩豊かなお祭りのように、そして渡り鳥が英気を養う場所のように。

色彩豊かなお祭りのように、そして渡り鳥が英気を養う場所のように。

2020年7月にオープンの「Holi Ho荷里鶴」は、Henry氏と仲間によるビストロです。店名の“Holi”とは、色水や色粉をかけ合うヒンドゥー教のお祭り「ホーリー祭」に由来。中国語部分を“荷里鶴”としたのは、恆春は渡り鳥が立ち寄る地であり、旅人もここで羽を休めてほしいという思いを込め、鳥をイメージした字を当てたといいます。

トロピカルな雰囲気のなか、オリジナリティ溢れるイタリアンに舌鼓。

トロピカルな雰囲気のなか、オリジナリティ溢れるイタリアンに舌鼓。

店内は、インドのホーリー祭りさながら、色彩があふれる内装。カラフルな壁画は、Blues藍色隧道によるもので、南洋の熱帯の風情が漂うなかに、たくさんの鳥と鶴をデコレート。さらには伝統的なランタン、2階部分には山水画を配して、伝統と新しさが感じられる雰囲気にまとめています。

南国情緒&独創性満点のラビオリはマストオーダー。

南国情緒&独創性満点のラビオリはマストオーダー。

人気の理由は、もちろん店内ビジュアルだけでありません。ラビオリやパスタをはじめ、オリジナルカクテルなどが好評。こちらのラビオリは台湾風の水餃子をイタリアンにアレンジしたもので、おすすめは「ラビオリのかぼちゃとりんご煮添え」。恆春産のドラゴンフルーツで赤く染めたラビオリ皮のなかには、台湾産の豚ひき肉のあん。そこにメープルシロップで煮込んだリンゴ、かぼちゃペースト自家製ヨーグルトを添えたオリジナリティあふれる意欲作です。

「エビ入りラビオリの南国フルーツソースがけ」は、にんにくスライスとエビ入りのラビオリに、バターで炒めてキャラメリゼしたミニトマト、アスパラとパイナップル炒めを添え、マンゴー&オレンジソースをかけた一皿。忘れがたい味わいと評判です。

南国らしさを効かせた創作イタリアンは、まさにここでしか味わえないもの。墾丁でのバカンスが思い出深いものになること請け合いです。

おわりに

2軒の飲食店経営を通して、恆春半島の肥沃な土地の恵みを料理にすることに喜びを感じているHenry氏は、現在、3軒目のレストラン「虎炊稻 Höo Triptown」を準備中。こちらもリノベーション物件で、台湾の宴会料理を軸に、地元産の食材を取り入れた多元的なアジア料理を提供する予定だそう。この地を盛り上げようとするオーナーの心意気、恆春を訪れた際には、五感で感じ取ってください。

◆Holi Ho荷里鶴
住所:屏東縣恆春鎮恆南路125巷30弄19號
電話:+886-931-102-533

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