ヤミツキになる!ローカルスナック菓子「カニチップ」って知ってる?

岐阜県羽島郡岐南町のハル屋が作るスナック菓子の「カニチップ」。地元岐阜県や東海地方のスーパーで売られ、ローカルでは根強い人気を誇る商品です。他地域の人は知らないことが多く、お土産として持っていくと、いつまでもあとを引く旨味と舌に吸い付き溶けていく何とも言えない食感に「何これ、美味しい!」と言って喜んでもらえること間違いなしです!
文・写真/各務ゆか
目次
愛知・岐阜・三重のスーパーで手に入れよう

東海地方出身者にとって、子供の頃から親しんでいるお菓子といえば「カニチップ」。赤い色の袋に黄色の文字で"カニチップ"と書かれた印象的なパッケージで、スーパーに行ったら当然のようにスナック菓子コーナーに並んでいる商品です。発売以来30余年のロングセラーで東海地方では知らない人がいないのでは!? というほど親しまれています。
根強い人気を誇る商品にも関わらず、流通エリアは、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県・滋賀県・京都府(一部エリア)に限定されているため、他地域の人にお土産として持って行くと「何これ、知らない!」と喜んでもらえる商品でもあります。主に上記エリアのスーパーマーケットで販売されているので、東海エリアを訪れた際はぜひ見つけてみてください!
絶妙な濃さのカニパウダーが後を引く味

「カニチップ」の美味しさの秘密は、まずカニパウダーにあります。開発当初はウマ塩味として売り出していたそうですが、先代の母親が「もっと味付けに工夫をしなくてはいけない」ということで試行錯誤を繰り返し、いまのカニパウダーの味付けになったといいます。隠し味に粉末醤油を使っているのもポイントで、日本人好みの味に仕上がっています。スナック菓子というと濃い味のものが多いのですが、「カニチップ」の味付けはどちらかというと控えめ。だからこそ、もう一個、もう一個と食べ進めてしまい、気づいたら袋が殻になっていた!となることもしばしばなんです。
舌の上でとろける食感が最大の魅力

「カニチップ」の最大の魅力は何といってもその食感にあります。デンプン主体で熱を加えられた生地が焼き上げられているため、口の中でとても溶けやすく、ほおばった瞬間に、シュワシュワっと舌に吸い付く感じがたまりません。
この軽くて舌の上で溶けるような食感を維持するため、毎日の湿度や気温を見ながら焼き加減などに最新の注意を払いながら作っているとのこと。たゆまぬ企業努力の上に流通している商品なんですね。
ピンク色でかわいいのでインスタ映えも狙える!?

かわらしいピンクのチップス。実はパーティなどでも大活躍する逸品です。
チップスは一つ一つが花びらのような形をしているので、窪まった面を内向きに合わせて重ねていくと、ピンクの薔薇のような形が出来上がります。おしゃれなグラスなどに入れてお皿に並べれば、華やかなおつまみの出来上がり。今話題のインスタ映えも狙えそうです!
ビールのアテにしても最高!

カニチップは例えるならば、タイ料理などで付け合わせとしてでてくるエビせんべいに似ています。居酒屋のお通しとしてもよく出てくるメニューですが、カニチップもビールとの相性抜群です。
地元岐阜県の居酒屋やスナックでは、実際「カニチップ」がお通しで提供される店もあるほど。家に常備しておけば、いざという時、晩酌のお供になるので便利です。タイのエビせんべいと同様、チャーハンや焼きそばなど一品メニューの付け合わせとしても重宝しそうです。
美味しくて、食べ方もたくさんある「カニチップ」。ぜひ東海地方を訪れた際のお土産にいかがでしょう?
◆ハル屋 カニチップ
発売:株式会社ハル屋(岐阜県羽島郡岐南町野中8丁目45番地)
販売先:愛知・岐阜・三重のスーパーマーケット
(静岡西部、一部京都、滋賀でも取り扱いあり)