怖い?かわいい?《方言》全国の「怒った時の言い回し」4つ

全国にたくさんの方言がある日本。素朴でピュアな魅力がある、方言女子も注目を集めていますよね。
そんな方言ですが、実は怒り方にも大きな違いがあるのを知っていますか?
そこで今回は、全国の方言の中から「怒った時の言い回し」を厳選してご紹介します♪
目次
全国の方言の怒り方①福岡県
「〜しよっと」「〜たい」など、特徴のある語尾で全国に知られている福岡県の方言。
どことなくのんびりした雰囲気が漂う博多弁ですが、怒り方はけっこう迫力があるようです。
▶︎きさん、何言いよっとやぁ!くらすぞ!
→おまえ、何を言っているんだ!げんこつで殴るぞ!
「くらす」は元々「食らわす」から生まれた方言だそうですが、初めて聞いた人は「え?暮らす?」と慌てちゃいますよね。
全国の方言の怒り方②秋田県
どこか懐かしい響きのある方言、“ずーずー弁”が全国でも愛されている秋田県。
口数は少ないけれど、人情味のあふれた優しい方言というイメージのある秋田弁ですが、なかなかピリッとした怒り方をするようです。
▶︎はんかくさい!このほんずなす!
→恥ずかしい!このバカ者が!
「ほんずなす」というのは、「本地(ほんじ)=本性または生気」がないという意味。
北海道から東北6県で、これに似た方言が使われているそうです♪
全国の方言の怒り方③福島県
関東にほど近い立地ですが、東北6県のひとつに数えられる福島県。
こちらにも、とっても有名な怒り方があるんです。
▶︎にしゃあ!でれすけこのぉ!
→おまえ!バカか!
福島のスパリゾートハワイアンズを舞台にした映画『フラガール』に出てきて、全国的に知られるようになった「でれすけ」という方言。
元は「好き者でだらしない男」を意味していたそうですよ♪
全国の方言の怒り方④鳥取県
水木しげるさんの半生を描いたテレビドラマ『ゲゲゲの女房』で使われていたことから、今では全国区となった鳥取県の方言。
ほんのり“ずーずー弁”に似た穏やかな雰囲気をもつ鳥取弁ですが、怒り方はそれなりにワイルド!
▶︎こんだらず!なにしとるだいや!
→このバカ!何をしているの!
「足らず(たらず)」が転じて「だらず」になったといわれています。
鳥取県だけじゃなく、島根県を含めた山陰エリアで広く使われているようです。
おわりに
初めて聞く方言で怒られたら、意味がわからないから恐くないかもしれない……と思いきや。
やはり、どんな方言でも怒ったときは恐いものですね。