スポーツの秋はぜひ山へ。山頂で飲むビールと山飯の最高のペアリング
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みなさーん、こんにちは! “ビールおねえさん”こと古賀麻里沙です。
リーンリーンリーン、鈴虫の鳴き声が美しく響く涼しい季節になりましたね。今回は、「スポーツの秋」ということで、山登りに出かけてきました。山頂で飲むビールと山飯の最高のペアリングを紹介したいと思います。
登山の前はしっかりと準備をするのが鉄則。頂上での最高の一杯を楽しむために、前日の夜にはビールを我慢して山飯の準備に勤しみます。
持ち物はこちら。アレンジの利く「缶つま」に、野菜や果物、キノコなどなど。すぐ使えるように小さく切って味付けをしておきます。調味料はアウトドアスパイス「ほりにし」と、ハーブソルトが私のおすすめです。
ビールは、冷たさも炭酸もキープしてくれるグラウラーに入れて連れていきます。350mlの缶が2本弱入るサイズ。
食べ物も飲み物もものすごくたくさん用意しちゃったけど……リュックに無理矢理つめていきます!(笑)
目指すのは高尾山の頂上! 修行僧にも会えるかも?
都心から電車で1時間ほどで行ける、高尾山を登ります。年間の登山者数は300万人を超え、なんと世界一なんだそう。
気持ちいい秋晴れ! 登山日和ですねぇ。緑に囲まれていると心が浄化されていきます。
登山ルートは1~6号路と稲荷山コースの7つあります。今回は滝を見ることができる6号路から登っていきます。はぁ~、早く頂上でビールが飲みたいなぁ。おなかも空いたなぁ……おっといけない、邪念が多すぎますね。
早速滝が見えてきました! 「琵琶滝」です。高尾山は古くから修験道の霊山とされています。この滝からは、お経を唱える声が聞こえてくることも。過去訪れた際に、滝に打たれている修行僧を見かけたこともあります。一般の方でも有料で滝修行を体験することが出来るそうですよ。
私は、滝のようにあふれ出す自分の汗で間に合っているので、このまま先に進むことにしました。
しっかりと水分補給をしながらぐんぐん登っていきましょう。コースの途中に座れる休憩スペースがいくつかあるので、疲れたら無理をせずにひと休みします。チョコレート休憩をはさみました。たっぷり歩いて体力を消耗しているので、甘いものが体に沁みますねぇ。
頂上から見える富士山に感動
さぁ、もうひと踏ん張りです。6号路だと山頂までおよそ1時間30分程で到着します。歩かずにケーブルカーで登ることもできますよ。おっ! 見えてきました、頂上です!
やっほーーーーーーーー!
富士山まで届いたかな? 晴れ渡っている日だと高尾山の頂上から富士山を眺めることも出来るんです。あ~気持ちがいい! この一瞬の感動で疲れが吹っ飛んじゃいますね。早速頂上で至福の一杯を……といきたいところですが、ここでは我慢。高尾山頂は人が多いので、その先でお昼休憩です。
「一丁平」で最高の乾杯を
高尾山から更に30分ほど歩くと見えてくるのが「一丁平」です。この展望台からの眺めがまた絶景。
ほんのり赤く色づいた葉っぱにススキ、奥に見える空と富士山。素晴らしい景色ですね。春が訪れると見られる、千本桜が咲き誇る姿も息をのむような美しさなんですよ。
それでは念願の、ごはんタイム! 張り切って調理していきましょう。
ガスバーナーやお鍋たちを駆使して、充実したお昼ごはんが出来ました。
今日のメニュー↓
●熱々の缶つま
●カマンベールを丸ごとベーコンで包んで焼いた「ベーコンカマン」
●ソーセージ
●厚切りベーコンと野菜炒め
●缶つまアレンジアヒージョ
●コンビーフたまごかけごはん
おいしい料理を口にほおばって、キンキンに冷えたビールで乾杯です!
ゴクン、ゴクン、ゴクン、ゴクン、ぷっっっはぁーーーーーーっ!!! いつも以上においしいっ! 五臓六腑に染み渡るぅーーーーっ!
今日のビールは、ホッピンガレージの「おつかれ山ビール」。フルーティーなカボスの香りにほんのり効いたアルペンザルツ岩塩が登山後にぴったりの味わいです。グラウラーに入れてきたので、炭酸が抜けることもなくキンキンに冷えた状態で飲めました。このためなら何度でも山に登れそうな気がしてきます……。そして背徳感高めのハイカロリー山飯。カマンベールを丸ごと食べるなんて、なんという贅沢なんでしょうか。アヒージョもソーセージも、どれもこれもピリッっとスパイスが効いていて、ビールに合うものばかりです。
たっぷり食べて飲んで大満足! 体力も回復しました。ビールを飲んだので少し時間を置いてからまた歩き出します。おうちに着くまでが山登り、最後まで楽しくLet's walking♪
【ビール豆知識】ビールで疲労回復
仕事終わりに飲む一杯のビールって、疲れを吹き飛ばしてくれますよね。それ、気のせいではありません。ちゃんと根拠があるんです。かつては薬として重宝されていた時代もあるんですよ。実はビールにはビタミンやミネラルが含まれていて、体の疲れを癒してくれたり、胃腸の働きを活発にして消化や吸収を促してくれる作用があったり、うまく食事と合わせれば代謝のアップにもつながります。また、ビールの香りにはリラックス効果があるという研究結果も出ているんです。その昔、ピラミッドを建てる労働者には疲労回復飲料としてビールが配られていたんだとか。「ビールがピラミッドをつくった」と言われているのも納得がいきますよね。
やっぱり山はいいですねぇ
ごはんを食べた後、さらに30分ほど歩いて小仏峠の山頂まで行きました。下山後は近くの温泉に寄って汗を流して帰るのが私のいつもの登山コースです。露天風呂で星空を眺めながら体の疲れを癒す時間が、たまりません。山に登るのはもちろん楽ではないけれど、ふと足を運びたくなる不思議な魅力があります。アウトドアグッズを少しずつ増やして、ごはんタイムをもっともっと充実させたいです。
それではまた、次のビール旅でお会いしましょう☆