【鈴木ちなみのお取り寄せ旅】瓦そばが教えてくれた“空港メシ”の魅力
こんにちは! 旅色アンバサダーで「お取り寄せ旅」を発信している鈴木ちなみです。まもなく5月。新緑を感じる季節になってきましたね。なんだか冬眠明けの気分で……おいしいものを求め「旅色」のお取り寄せページをクリックするのが私の最近の日課です。今日もアレコレ見ていると気になるものを見つけました! 昔の旅や空港で食べたグルメを思い出しながら、さらに新しい発見もさせてもらえるお取り寄せ旅のはじまりです。
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本日のお取り寄せ「具入り瓦そばセット(4人前)|地元のいいものセレクトショップ jimotto」
瓦そばは、福岡で乗り継ぎがあるときに空港で食べたことがあるんです。いわゆる“空港メシ”! 初めて見た時は「なんだコレ?」と思ったのが正直な感想でした。焼きそばのような感じもしますが、麺の色や乗っている具材の様子が違います。普段は屋根に乗っている“瓦”がお皿代わりになっているというところも面白いですよね。
「旅色」のページを見ていて、空港で食べたことやあの時感じた瓦そばのインパクト、おいしかった記憶を思い出して、また食べたくなりオーダーしてみました。この瓦そばのように、“空港メシ”は旅とは切り離せないもの。降り立ってすぐにその土地のものを楽しめるので、皆さんも飛行機に乗る直前に後ろ髪引かれる思いで食べた料理があるんじゃないでしょうか? 私も日本全国を旅するなかで、空港でもたくさんの料理を食べてきました。
北海道の空港で外せない「ザンギ」
まず、北海道の空港で外せないものが「ザンギ」。鶏の唐揚げのことですが、北海道で食べるといつも格別においしく感じます。揚げる前に鶏肉を醤油ベースのタレにしっかり漬け込んでいるので、味も濃く、大ぶりのサイズなので食べ応えもバッチリ。以前、北海道に行った際は飛行機に乗る直前にどうしてもザンギが食べたくて、旭川空港と新千歳空港でしっかり胃に納めてから搭乗しました(笑)。
那覇空港で食べた「中身汁」
ほかにも忘れられないのが、那覇空港で食べた「中身汁」。中身汁は豚のモツを使った、豚と鰹出汁のすまし汁でシンプルに仕立てたものです。モツの下処理がしっかりされているのでクセがなく、優しい味わいです。仕事が立て込んでいる時に食べたせいもあってか、五臓六腑に染み渡ったのを覚えています。一緒に沖縄の炊き込みご飯「ジューシー」を堪能するのもおすすめ! こんな風に、各空港にはその土地を代表する料理がそろっているので、旅の始まりからすぐに、もしくは旅の〆をご当地グルメで締めくくれるので有難いですよね。
山口県下関市発祥の「瓦そば」
さて、私が福岡空港で食べた瓦そばですが、調べてみると山口県下関市発祥の食べ物で、旅館を営む方が考案したそうです。西南戦争の際、薩摩軍は合戦の合間に瓦を焼いて、その上で肉や野草を食べていたという話にヒントを得て完成したんだとか。家にさすがに瓦はないので、ホットプレートで作ってみることにしました!
トッピングのネギを用意したぐらいで、麺を茹でたり具材を温めるたりするだけで簡単に準備が終わりました。同封されているレシピを見ながら熱々の鉄板に麺を並べ、いい感じにおこげができたところで具材をオン! 家族でワイワイ食べるのにぴったりな“ホットプレート瓦そば”の完成です。
付属のつゆを付けて、熱々の麺を頬張ると箸が止まらないおいしさ! 甘辛く味付けてある肉やトッピングのもみじおろしもいいアクセントになっています。なにより、しっかりおこげができたので空港で初めて食べた時の感動が蘇ってくるようでした。茶そばになっているのでいつもの蕎麦とは違う味わいですし、蕎麦のおこげは香ばしさだけでなく食感も楽しませてくれましたよ。焼きそばのような、つけ麺のような、不思議な食べ物だな、と改めて感じました。
“空港メシ”から広がる新たなお取り寄せ旅
空港で味わった“空港メシ”から気になるお取り寄せグルメを見つけましたが、昔の旅をいろいろ思い出して充実の旅時間でした! しかも一度旅先で食べたものを改めて味わうことで、新しい発見があるのも面白かったです。今回、お取り寄せしたことをきっかけに瓦そばについていろいろ調べたのですが、瓦そば発祥のお店「元祖 瓦そば たかせ」が山口県下関にあるということを知りました。実際にお邪魔して熱々の瓦の上に乗った瓦そばも食べてみたいな。こうやってお取り寄せ旅をしてみると「次はここに行ってみよう」「この町についてもっと知りたいな」と旅の想像が膨らんでいくからいいですよね。皆さんも「お取り寄せ旅」を通して、次の旅先に出会ってみるのはいかがですか?