【青木裕子の親子旅】子どもの冒険心をくすぐる島旅のすすめin竹富島

沖縄県

2022.11.16

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【青木裕子の親子旅】子どもの冒険心をくすぐる島旅のすすめin竹富島

今年の夏、家族で沖縄の竹富島に行ってきました。島は子どもにとって冒険心がくすぐられる場所。そんな親子旅にぴったりなロケーションで、大人も子どもも楽しめる体験をしてきたので、お伝えさせてください。遠くへ出かけるときはどんな場所で、どう楽しむか、事前に少し意識しておくと、より充実した旅になるはずです。

目次

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新鮮な体験とともに地理的感覚も育む

「星のや竹富島」で島を楽しみつくす

サイクリング&お散歩で島を冒険

新鮮な体験とともに地理的感覚も育む

遠くに足を運ぶとき大切にしたいのは、出発前に“どこに行くのか”を子どもたちと一緒に確認すること。そして、何よりも普段とは違う環境を楽しむことです。

青木裕子の親子旅

※イメージ

たとえば「お母さんに連れられて、飛行機に乗ったらなんとなく到着していて、自分がどこにいるのかはよくわからないけど楽しかったからそれでいいや」じゃ、もったいないですよね! 余談ですが、我が家では日本地図がトイレに貼ってあるので、なんとなーく位置関係が頭に入っている息子たち。「沖縄に行くよ」と言ったら、次男が「右下にあるところだね」と。……ん? 右下? いや違うでしょと言っても、かたくなな彼。連れられてトイレへ行ってみて真相がわかりました。我が家の日本地図、日本列島が用紙に収まりきらず、沖縄が右下の区切られたスペースに書いてあったのです。なるほど(笑)。そういう風に受け止めたのね。子どもに当たり前って通じないのだと、つくづく感じた出来事でした。

青木裕子の親子旅

さらに旅先ではただ楽しければよしではなくて、いつもはできない経験を意識したいと思っています。当たり前のようですが、意外と意識していないとうっかり、ということも。たとえば、息子たちはプールが大好き。沖縄に行ってもハワイに行っても、何なら北海道に行っても、ホテルにプールがあれば「一日中そこで遊ぶ♪」となります。大人ものんびりできるし子どもも楽しくて一石二鳥。
……って、ちょっと待って! 家に帰って旅行の思い出を絵に描いてみたら、ぜーんぶプールの絵、とか。帰りにポケモンセンターに寄ったら、他にもいろいろ楽しんだはずだったのに、思い出話がそればっかりに上書きされてしまった、とか。それではもったいない!
子どもが喜ぶことをたくさんしたいという気持ちはもちろんありますが、その塩梅は要検討です。せっかくの旅行、子どもたちには新鮮な体験から刺激を受けて欲しいものです。

「星のや竹富島」で島を楽しみつくす

竹富島

前置きが長くなりましたが、竹富島での親子旅。まずは飛行機で石垣島に向かい、今回はお昼ご飯を食べるのみにしてすぐにフェリーで竹富島にわたりました。フェリーの所要時間はほんの10分ほど。簡単に往復できるので、石垣島を拠点にして日帰りで遊びに来る方々もたくさんいるようです。私たちは「竹富島を楽しみつくそう」と決めていたので、フェリー乗り場からまっすぐ宿泊先の「星のや竹富島」に向かいます。

実は私達、2018年にもお邪魔していて、今回は2度目の訪問でした。ゆったりとしながらも非日常をたっぷり味わえるところが気に入り、前回はまだ赤ちゃんだった次男にも改めて経験してほしいと思い再訪を決めたのです。客室が竹富島の集落のようになっていて、家のように寛ぐことができます。2泊3日と決して長い旅ではありませんでしたが、島に住んでいるような気分で過ごせました。

星のや竹富島

2018年滞在の様子

星のや竹富島

後ろに見えるのが独立型の客室

施設の中心にはプールもあります。このプールがとても気持ちがいい。広々と遊べて、当然子どもたちも「ずっとここにいたい~」となります。

星のや竹富島

が! 最初に書いた通り、それだけじゃあもったいない。竹富島は魅力あふれる島なのです。プールに2時間ほど入った後は、最初のアクテビティに出発です。竹富島といえば……水牛車です。

竹富島
竹富島

4年前は、なんだかよくわからないまま乗せられていた息子たちでしたが、今回はガイドの方のお話に耳を傾けながら満喫した様子。最後の回だったので、水牛さんもお疲れで、たびたび休憩を取りながらのんびり進みます。途中ガイドさんが弾いてくれた三線の音色に浸りながら、ハイビスカスやガジュマルなど南国の植物の生命力を感じることもできました。


・水牛車観光(竹富観光センター)
住所:沖縄県八重山郡竹富町字竹富441
電話番号:0980-85-2998

星のや竹富島

夕食は集落の食堂でと思っていたのですが、コロナ禍で営業時間がまちまちだったこともあり、今回は2泊とも「星のや」での夕食を楽しみました。1泊目はお部屋で贅沢にしゃぶしゃぶです。島の野菜が本当においしくて、ボリューム満点でしたが、ぺろりといただいてしまいました。


・命草薫る島鍋
期間:~2022年12月10日
定員:数量限定
予約:前日18時まで

竹富島

食事の後は、敷地内を散策。キュッキュッという鳴き声が聞こえて探してみると、たくさんのヤモリを見つけることができました。息子たちはヤモリ探しを楽しみながら見晴らし台まで行って、日が沈むのを待ちます。

竹富島

暗くなると、空いっぱいの星が見えてきます。「次男がプラネタリウム好きで、星に興味がある」というお話をしたら、宿の方が竹富島で見られる星座について教えてくれました。余計な明かりのない静かな夜。ぐっすり眠って旅の疲れを癒します。

サイクリング&お散歩で島を冒険

竹富島サイクリング
竹富島サイクリング

そして翌日、メインのアクテビティはサイクリング。島内にレンタサイクルが何軒かあるのですが、今回は「友利(ともり)観光」でレンタルしました。季節的に暑かったのですが、竹富島サイクリングはとても気持ちがいいです。以前はママチャリの後ろに乗っていた次男が自分で逞しく運転していく姿に思わず目を細めます。

私が竹富島を好きな理由の一つに“子連れで巡るのにちょうどいい広さ”があります。一周が9キロメートルの竹富島は簡単に島を一周することができ、島の地図を片手に自転車で走ると、一気に冒険感につつまれます。なんというか「島に来た」と実感できるのです。小学校受験にも“無人島に行くときに”とか“どんな島があったらいいか”などの課題がありますが、子どもたちって、実は周りが全部海に囲まれている島のイメージが沸きにくいのだなと感じることがありました。そういう意味でもいい経験だと思います。(あえてその為と思う必要はないと思いますが(笑))

・竹富島レンタサイクル(友利観光)
住所:沖縄県八重山郡竹富町字竹富2186番地8
電話番号:0980-85-2335

沖縄そば

「カフェ テードゥン しだめ一館」の沖縄そば

竹富島

昼食は集落で沖縄そばをいただきました。人気のお店はお昼どきには大混雑するので、早めの時間に行くのがおすすめ。集落には素敵なカフェもあるので途中に寄ってみるのもいいですね。


◆「カフェ テードゥン しだめ一館」
住所:沖縄県八重山郡竹富町字竹富361
電話番号:0980-85-2239

竹富島
竹富島

オキヤドカリ

一日たっぷり楽しんで、夜は「星のや」敷地内にあるビーチまでお散歩に行きました。お散歩の道中では大きなオキヤドカリなどを見つけることもできました。子どもはちょっと怖がりましたが、島ならではの生きものに出会える機会は貴重です。

星のや竹富島

伝統的な重箱料理(ウサンミ)をもとにした九品朝食

翌朝は、島での最後の食事ということで「星のや」で少しずつ沖縄が詰め込まれた豪華な朝食をいただきました。

竹富島

2泊3日の竹富島旅行。沖縄旅行の中、日帰りで訪れることもできる島ですが、あえて宿泊することで感じられる魅力がたっぷりある場所だと思います。きっとまたすぐに行きたくなるんだろうなぁ(笑)。ただ、長男は作文に「次は西表島に行ってみたいです」と書いていたので、他の島々にも行ってみたいという野望もあり、次はもう少しじっくり日にちをかけて行こうと思います。遊んで学べる離島の旅、ぜひみなさんも行ってみてくださいね。

◆星のや竹富島
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富
アクセス:竹富港から車で約7分(フェリーの到着に合わせ、送迎あり)
電話番号:050-3134-8091(予約)

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#サイクリング #星のや #星野リゾート #親子旅 #竹富島

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親子旅 青木裕子

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青木裕子

2005年に慶応大学を卒業し、TBSテレビにアナウンサーとして入社。入社3ヶ月で『サンデージャポン』を担当。その後『News23x』をはじめ、報道やスポーツなど多くの番組を担当するなど天真爛漫な人柄で注目を集める。2012年12月末にTBSを退職。フリーアナウンサーとして活動をスタートした。モデル、ナレーション等活動の幅を広げ活躍中。

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