【青木裕子の親子旅】那須高原で子どもの自立心を育むキャンプ旅

栃木県

2022.10.24

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【青木裕子の親子旅】那須高原で子どもの自立心を育むキャンプ旅

教育の一環としても注目されている親子キャンプ。今回はファミリーに大人気のキャンプ場「キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原」での滞在の様子をお伝えします。気に入って何度も足を運んでいるのですが、少し前に久々に伺って、改めて素晴らしさを感じたのでご報告させてください。

目次

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子どもの自立心を促すにはキャンプが最適

シンプルなキャビンで寝床と夕食の準備

アクティビティで体と心を動かす

安心・安全が守られるファミリー向けがおすすめ

おわりに

子どもの自立心を促すにはキャンプが最適

キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原

私が親子旅の中でも特に意識して取り入れたいと思っているのがキャンプです。ファミリーキャンプをするようになったのは、長男の小学校受験の時、初めてお受験の世界に触れ、体験からの学びの大切さを痛感したのがきっかけ。“お受験と言えばキャンプ”というほど多くの親子が教育の一環として取り入れていて、当時は驚いたものです。どうして普通の旅やお出かけではなくてキャンプなのか。ひとえに“子どもの自立心を促す”要素がふんだんに詰め込まれているからなのだと思います。いつもの当たり前が当たり前ではない生活の中で、自分の役割を認識し全うする経験こそ、子どもにとって学びの多い、価値のあるキャンプになるのかなあと思うのです。そういう意味では、あまりに設備の整いすぎたグランピングは不向きです。ほかにも、何でもできちゃう大人たちがいて、子どもは車でYouTubeを観ているとか、とことん料理に凝るとかは、親子旅とはズレてしまいますよね。「不便を買うって、貴族の遊びか!」と私もはじめはおののいたものですが、便利になりすぎた現代だからこそ、意味のあることなのかもしれません。

とはいえ我が家の息子たちはお受験終了組。教育的視点も持ちつつ、でもちょっと楽しみ多めでもいいよね、ということでチョイスしたのが「キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原」です。

シンプルなキャビンで寝床と夕食の準備

こちらのキャンプ場、本当に予約が取れない! 週末や連休は争奪戦です。今回も「まさか空いていないよね」と思ってサイトを見てみたところ、ちょうどキャンセルが出たところだったのか、1枠だけ空きが! 「サンルームキャビン」に宿泊してきました。車を横付けできるお部屋はこんな感じ。

キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原

ドアを開けると、手前にはストーブと、バーベキューができるテーブルのあるサンルームその奥がお部屋で、水道、トイレ、二段ベッドにマットレス、さらに冷暖房付きです。いちからテントを立ててのキャンプに比べると、かなり快適に過ごせる設備が整っていますが、それでもやらなきゃいけないことはたくさんありますよ。

キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原

夕方に到着して、荷物を下ろしつつ、子どもたちには寝床を整えてもらいます。2人で協力してお願いしますよー。母さんは、とりあえずビールを飲み始めます。そして、夕食の支度もぼちぼちと。使ってみたかったメスティンをレンタルできたので、ご飯を炊き始めます。

アクティビティで体と心を動かす

ここまで準備したら遊びに行ってOK!なにしろ「キャンプ・アンド・キャビンズ」は子どもたちが楽しめることがいっぱいなんです。

キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原

有料ではありますが、宝探しや季節ごとのアクティビティ、クラフト体験があって飽きることがありません。今回は専用のロープを使って木に登るツリークライミングに挑戦。ロープを使って登るのはコツが必要で苦戦していましたが、うまくできた時の喜びはひとしお。普段なかなかできない“木と遊ぶ”体験は貴重でした。ほかにもSUPツアーやカヤックツアー、シャワークライミングなどさまざま。ちなみに4年前のハロウィンシーズンにもお邪魔したのですが、その際には子どもだけを連れて行ってくれるハイキングや工作などを楽しみましたよ。

・ツリークライミング
金額:1名2,000円
時間:午前9:00~/10:00~/11:00~、午後14:00~/15:00~
※詳細は公式サイトをご確認ください。

キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原

そして、キャンプ・アンド・キャビンズ名物と言えば、夜のビンゴパーティー! 週末や連休限定で行っているこちらのビンゴ、1回のビンゴで4つ使うため、4箇所同時に見ていないといけず、意外と集中力が必要です。家族で参加し、子どもも大人も大盛り上がり! 残念ながらビンゴにはなりませんでしたが、たっぷり楽しめました。

キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原

お部屋に戻ったら、夕飯のバーベキューです。我が家では、バーベキューはパパの担当。今回は買い出しから、火起こしまでお任せしましたが、息子たちは団扇で仰いでお手伝いしていました。こだわりの(?) ティーボーンステーキが焼けたら、息子たちも子どもビールで乾杯! メスティンで炊いたご飯は焼きおにぎりにしていただきました。

安心・安全が守られるファミリー向けがおすすめ

キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原

ご飯の後は、コインシャワーで汗を流して早めに就寝です。いつもの当たり前とは違う不便さも楽しむのがキャンプですが、共有のシャワーやトイレ、キッチンなどの充実度と清潔さはどうしても気になるところ。その点「キャンプ・アンド・キャビンズ」は管理が行き届いていてとっても安心です。子どもと一緒だと、安全面や突然の体調不良には万全の備えをしておきたいですが、キャンプ場外周にネットフェンスを設置していたり、子連れのファミリー、もしくは大人2名のみの利用に制限しているため消灯後は静かなのもほっとします。子どもたちが寝た後は、飲みながらゆったり過ごして、楽しかった一日を振り返りましょう。


◆キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
住所:栃木県那須郡那須町高久甲5861-2
TEL:0287-64-4677
料金目安:11,000円~(素泊まり・キャビン)

おわりに

アウトドアブームで家族キャンプに挑戦してみたいという方も増えているとか。お受験界ではもはや定番のキャンプですが、どんなキャンプ場を選ぶか、だれと一緒に行くか、そして何をするかで子どもたちの学びの領域はぐんと広がります。お受験の先生には「キャンプというと、テントの絵を描く子はたくさんいる。違いを出すために焚火のための枝を拾ってみては?」なんてアドバイスされたことも。
夫はどちらかというと、グランピングでゆったりバーベキューだけ楽しみたいタイプですし、決して上級者ではない我が家。それでも、今回のキャンプでは以前より積極的に準備や片づけをする子どもの成長を感じることができましたし、毎回行ってよかったなと思う収穫があります。キャンプは経験と学びの宝庫! と思って、これからも子どもたちと一緒に学びながら、楽しみたいと思います。

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#キャンプ #親子旅 #子連れ旅 #お受験

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親子旅 青木裕子

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親子旅親子旅

青木裕子

2005年に慶応大学を卒業し、TBSテレビにアナウンサーとして入社。入社3ヶ月で『サンデージャポン』を担当。その後『News23x』をはじめ、報道やスポーツなど多くの番組を担当するなど天真爛漫な人柄で注目を集める。2012年12月末にTBSを退職。フリーアナウンサーとして活動をスタートした。モデル、ナレーション等活動の幅を広げ活躍中。

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