絶句する不思議な絶景がいっぱい! 天国すぎる久米島の、また必ず訪れたいスポット

沖縄県

2022.07.04

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絶句する不思議な絶景がいっぱい! 天国すぎる久米島の、また必ず訪れたいスポット

久米島って天国! キレイすぎるビーチと、他では見ることのないような不思議な絶景が広がる沖縄県の離島です。那覇からわりと行きやすいところにあるし、なかなかの田舎なのにコンビニもあるから、訪れる準備に気合もいりません。さらには海の見えるピースフルでおしゃれ全開のカフェまであって……ね、ゆるゆると癒される天国でしょ。世の中に明るい光が含まれはじめた今、心身ともに爽やかな光の中へ、おでかけしませんか?

目次

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久米島へのアクセスと規模感は?

太陽待ちが楽ちんな長〜い浜、ひらけた海のイーフビーチ

だーれもいない、とびっきりの異次元空間、奥武島の奥にある浜

橋の下の砂州がまたスペシャル! 不思議なビーチに心躍る

ほっこりにやけちゃう自販機に出合う

地球創世記!? 大いなる時の営みを全力で伝える畳石

まさに珍百景! 海から海へと架かるシールガチ橋

海の見えるおしゃれカフェで、極上の癒しタイムを

久米島へのアクセスと規模感は?

久米島といえば、コレでしょ。

はての浜。久米島沖に長〜い砂州のみが浮かぶ、青と白だけの世界、絶句級の世界観です。こんなところ、他にある!?

まずは、はての浜も含めた久米島らしい動画をぜひご覧ください。

ちなみに、はての浜へは船で渡るのですが、わたしが訪れた時は強風で欠航、島から飛ばして空からお姿をキャッチしましたよ。

ともあれ、そんな稀有で印象的な絶景が代名詞となっている久米島は、那覇から94km、飛行機だと35分ほどです。船なら直行で3時間、以前ご紹介した渡名喜島経由で3時間30分。なかなかお気軽な離島でしょ。

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島の面積は59.53 平方キロメートルで、沖縄県では沖縄本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで、5番目の大きさだそう。とはいえ宮古島の2/5ほどで、「街」という賑やかなイメージの漢字を使う気になる場所はありません。人口は7,000人ほどで、島には小中学校だけでなく、高校もあります。

また、久米島のすぐお隣には奥武(おう)島という面積0.63平方キロメートル、人口30人ほどの小さな島があって、久米島と橋でつながっています。久米島観光といえばこの島もバッチリ含まれるし、実際にこの島も沖縄県島尻郡久米島町に属するので、今回も久米島観光として、奥武島のお気に入りもご紹介させていただきますね。

太陽待ちが楽ちんな長〜い浜、ひらけた海のイーフビーチ

さて、久米島でまた行きたいお気に入りスポット、どんどんいきましょ〜。

朝日を拝むならイーフビーチ。白砂の眩しいビーチが2kmも続くんです、壮観ですよ。しかもホテルが並ぶエリアのすぐ目の前なので、起きたらパッと出られて、日の出待ちをするのも楽ちんです。ちなみに、日本の渚100選にも選ばれている知名度の高いスポットでもあります。

なのでちょっと早めに浜へ出て、まだ水平線の下にいる太陽が、空の色を刻々と染め替えていく様子をどうぞ体感してみてください。そこに姿はないのに、大きく美しく影響を及ぼす太陽に、また惚れ直しちゃうんです。

いよいよ太陽が登場する時、アレレ、太陽の方が大きいはずなのに、海の方が大きく見える……なんて当たり前のことを改めて実感、地球の大きさも尋常じゃないなぁ、自分の小ささハンパないなぁ、圧倒的な世界観に喜んで降参する感覚がとっても心地いいんです。しかも正真正銘の朝一番、気持ちよさも最強です。身の回りに起こり続ける小さなこととか、本当にどうでもよくなっちゃう! ひたすらにんまりが溢れる時間、尊いなぁ〜。

だーれもいない、とびっきりの異次元空間、奥武島の奥にある浜

Google マップを見て、面白そうな地形で、一番行きづらそうで、一番人のいなさそうなビーチを探したら、ここでした。

名もない浜、奥武島の一番東、つんと突き出た箇所にある、深そうな森をフチどる広〜い浜。見事にだーれもいなければ、森の奥ということもあって、人の息吹を一切感じません。ナチュラル天然100%の秘められた空間。なんなら、人間界と切り離された異次元にすら感じられます。あーもう、そんな異次元(チックなところ)に自分が存在できたことがすでに楽しい、うれしい!

この時は大潮の干潮だったけど、波打ち際すぐに水深のあるところもありました。だからこそ、いきなりの濃密なエメラルドグリーン! めちゃくちゃ透き通ったゼリーみたい、自分はさくらんぼになった気分で海に突き刺さるのでした。

橋の下の砂州がまたスペシャル! 不思議なビーチに心躍る

大潮の干潮の時、奥武島の橋の下に現れる砂州、これがまたなんともおもしろい空間なんです。

ここも砂州のフチからすぐに水深があるので、濃密な水色具合よ! 波にさらわれないように気をつけながら波を浴びつつ、ドローンの影と一緒にパチリ。白と水色、あんまりにも濃密な美しさに、いくらでもとろけて寝転ぶのです。

不思議な浜でしょう〜、長細くて白い砂州。牛タンの上で遊びまわってる気分ですよ(笑)。もしくは神様の使い、白い大蛇の上にいるような。不思議な環境にいるだけで、いろんなイメージがもりもり湧いてきてとっても楽しい気分。ちなみにここは橋の下なので、上から眺めている人もいるし、時折シュノーケリングのツアーボートに乗ってやってくる人たちが上陸したりもします。勝手な物語をみんなで共有してる気分にもなれちゃって、それでまた高まるのです。

ほっこりにやけちゃう自販機に出合う

ちょっとおまけコーナーです。奥武島の橋を渡ったところにあった自販機、見て。

ほっこり(笑)。

お店も自販機もほとんどない、むちゃくちゃ暑い島で自販機が壊れていると、正直本当にガッカリ。でもこのお姿、何度でも見たいと思っちゃいましたよ。

手で破った風の段ボールにマジックで書いたものをぺたぺた貼っているだけで、田舎ののんびり感が感じられてほっこりするけど、書き手の心の動きを思うと、さらにじわじわきます。事実であり伝えるべき事象の「故障」を大きく書いた後、買い手のガッカリ感を大いに想像されたんでしょうね、申し訳なさが募り、隙間に「すみません」を足したと推理。やさしい! 喉は潤わないけど、心は潤っちゃいます。

地球創世記!? 大いなる時の営みを全力で伝える畳石

奇想天外びっくり風景はまだありますよ。

謎でしょう! ほとんどガメラ、アーケロン(カメみたいな恐竜)。白い大蛇に続いて、カメ風巨大なんちゃらの甲羅の上で踊らされてるちっぽけなヒト科って感じです。

これ、「畳石」とか「亀甲岩」と呼ばれる天然の風景なんですよ。なんと、1,200万年前に噴出した溶岩がもとなんですって。それが長い長〜い年月をかけて波にさらされ、表面が平らになったんだそう。

大自然むき出しの島にいると、その果てしない大きさに自分のちっぽけさを実感させられて、いろんなことが「オッケー」と思えるんですよね。さらにこの畳石に立つと、「悠久」という時間の偉大さを全身で受け止めることになって、もうほんと、自分をとりまくことなんてどんなことも超ちっさい! 「オッケー」度が爆上がりしちゃいます。

まさに珍百景! 海から海へと架かるシールガチ橋

ほんと久米島、笑っちゃうほど不思議な風景が潜んでます。次はこれ、目を疑います。

海から海に橋が架かってる? なんて大掛かりな冗談!

と思いきやこれ、本気の橋でした。そりゃそうか。

この橋、伝統漁法「魚垣(かち)」の名残なんですって。浅瀬に石垣を積んで、干潮の時に石垣内に取り残された魚をとる漁です。橋は干潮時に海から顔を出す岩礁と岩礁を繋いで、間の深みを渡れるようになっています。普段、干潮時と満潮時で全く違う海辺の様子を見るだけでもわかってびっくりしますが、それを利用した文化の存在を知るとさらに、海と陸の境界線認識の曖昧さみたいなものがおもしろくて感慨深いです。海の民ですね〜!

そんなことを思いつつ空から撮っていたら、さらなる感動が。

ウミガメが一緒に写ってくれていました。ほっこり。

それにしても、こんなシーンを切り取れる場所、世界中でここしかないんじゃないの?

海の見えるおしゃれカフェで、極上の癒しタイムを

大自然の「ほっ」は、最上級に癒されます。それに加えて、人の心遣いとおしゃれなセンスを感じることがあると、その地はリピート決定! 久米島には、ぜひまた座りたい場所があるんです。そこは、とってもおしゃれなカフェ、バックショアランチ。

窓からは海が見えるんです。おしゃれな空間、最高の眺め、そして出される料理のおいしさよ。しかも素材は久米島のものを中心に使っていて言うことなしです。メニューはピザやパスタなどの食事と、見るだけで幸せになるかわいいデザートの数々と。ランチでもカフェタイムでも、大満足のとろける時間が味わえます。

こちらはフロマージュベリーパルフェ、550円。価格にも驚いちゃいました。なんなら、ここでのんびり過ごすためだけに久米島を訪れてもいいんじゃないかと思えてきましたよ。

◆バックショアランチ
住所:沖縄県島尻郡久米島町島尻169-54
電話:098-987-4627

いかがでしょう。久米島の、摩訶不思議かつ超絶キレイな魅力には圧倒されちゃうでしょう。あなたもぜひ!

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#ドローン #沖縄県 #ドローン旅 #久米島

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ドローン旅作家 とまこ

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とまこ

元秘境ツアー添乗員で現在は“おしゃれパッカー”、“美肌ダイエットマスター”として本の執筆や講演、TV出演など多方面で活躍する旅作家。「離婚して、インド」(幻冬舎文庫)など既刊12冊。2017年から旅先でのドローン撮影を始め、今では「飛ばさないと落ち着かない!」というほどのドローン好き。旅先での美景、絶景の撮影はもちろん動画の編集も手掛ける。

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