旅の思い出は写真よりも心に残そう。「スマホなし恋愛旅」のすすめ

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恋愛マスターくじらです。
今回おすすめしたい恋愛旅は、題して「スマホなし恋愛旅」です。最近では、スマホが人間の脳に与える影響をまとめた本がベストセラーになるなど、スマホとの付き合い方が注目されている。そこで、スマホを一切使わずに彼と旅行に行ったらどういう変化が起こるのかというのをお伝えしていきたい。
スマホ依存は自分が思っている以上
まず、スマホの影響として彼との会話中にテーブルの上にスマホを出しておくだけで、その会話を楽しく感じられなくなるという傾向がある。スマホを一切いじらなかったとしても、そこにあるだけでSNSやメールをチェックしたいという気持ちが働き、彼との会話に集中できなくなるのだ。
これは無意識下で起こっていることなので、自分でコントロールすることはできない。視界に入らないところにしまうだけでも不十分で、完全に目の前の会話に集中するには別の部屋に置いておく位までしないと無理なのだ。我々は自分が思っている以上にスマホ依存症だ。
これは当然ながら、彼との旅行中にスマホをいじる回数が多ければ多いほど、会話はもちろんのこと、その旅行にも集中していないことになる。スマホなし恋愛旅のメリットは結構あるのだ。
「スマホなし恋愛旅」では写真も撮らない

今回、奥さんとスマホなし恋愛旅に行ったのは伊豆高原にある「ウブドの森」。ここはペットも一緒に泊まれる宿なので、我が家の愛犬パグ「のりたま」も一緒だ。
一応このコラムでは皆さんにお伝えするために、写真だけはスマホを使って撮ってきた。しかし、基本は写真も撮らない方がいい。写真を撮った景色の方が記憶に残らないというデータもあるのだ。二人で濃密な時間を共有するための旅行なのに、スマホを使うことによって写真を撮る行為に意識が持っていかれてしまい、肝心の旅行の記憶が残らないのだ。
どうしても、旅行中の写真をたくさん残しておきたいという気持ちから、スマホをいじりまくってしまう人も多いと思うが、彼との恋愛旅を盛り上げたいのならば、思い切って写真を一切撮らないという決断をおすすめしたい。
今回の旅では、コラムのための撮影以外では、食事中も一切スマホをテーブルの上に出さずに会話に集中してみたが、とても楽しい時間が過ごせた。お互いにいつもよりも口数が多かった気がする。
何気ないできごとも心に残る

部屋にオセロが置いてあったので、それをやってみることに。のりたまが妙にオセロに食いついてきたので、2人で大笑いしてしまった。普段なら、お互いにスマホをいじるだけで過ぎていくような時間に、心に残る体験が生まれた。こういう体験はずっと忘れないだろう。
理論的にはこうだ。人間はスマホをいじらないと目の前のことに対する集中力が増す。集中している時に起こった出来事は長期記憶として定着しやすい。彼との旅行が、スマホを使わないことによって、お互いの中に思い出として深く残るのだ。スマホなし恋愛旅のメリットが段々とお分かりいただけたのではないだろうか。
睡眠の質アップの効果も
さらにはスマホの画面から出る、ブルーライトを浴びる時間を減らすことにもメリットがある。これは睡眠の質に影響する。ブルーライトは眠くなる体内物質であるメラトニンを減少させてしまう。これによって、スマホの使いすぎで夜眠れなくなってしまう人が多いのだ。日中のスマホの使用量、特に寝る前にもスマホをいじらないことによって、よく眠れる。
オレもこの日はぐっすり眠れた。まあ、1日くらいではただ疲れていたということもあるだろうが(笑) 旅行先で眠るのが苦手な人はスマホなし恋愛旅を試してみて欲しい。いつもより眠れる可能性が高くなるだろう。

翌日もドッグランなどで、ひたすら自然と戯れる。
SNSで誰かの生活を見て、その比較に苦しむこともない。ひたすら目の前のリアルな時間に没頭する。自然の匂いを感じ、自然の音を聴く。今起こっていることが全てだと感じられる時間。こんな気分にさせてくれるのは「スマホなし恋愛旅」ならではだろう。
今回は一泊二日の旅行で試してみたが、彼と近所に食事に行くだけでもいい。スマホを家に置いてきてみよう。お互いに対する集中力が増し、驚くほどいつもと違った時間が流れるはずだ。
スマホを遠ざけ、愛を近くに感じよう。
オレはそう思っちゃうんだよね。