冬限定! 一度は見てみたい鮭が20匹吊るされたロープウェイ「とば号」
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北海道の登別にある有名観光地「のぼりべつクマ牧場」では、毎年11月~3月になるとおもしろいゴンドラが登場します。そのインパクトがあるビジュアルから年々話題になり、今ではこのゴンドラ目当てに来る観光客もいるほどの名物になりました。そこで、その気になるゴンドラを見に行ってきました!
寒空のなか、鮭が飛ぶ!
見てください! このおもしろすぎるゴンドラ! 鮭が20匹も吊るされています。
これは山の上にあるクマ牧場へ行くための専用ロープウェイで、毎年冬になると出現するレアゴンドラです。2012年から始まって今年で9年目になりました。実はこの鮭は、クマさんたちのおやつになります。20匹の鮭は毎日8時間ほど寒空の中を行ったり来たりして乾燥させたのち、お客さんの餌付け体験用の「クマのおやつ 鮭とば」(300円)になります。
個人的には「お土産で売ってないのかな?」と思ってしまいましたが、食品衛生の許可を取っていないため人間は食べることができないそうです。ゴンドラの横で日本酒を片手に鮭とばを立ち食い(?)したらおいしそうなのに、残念だなぁ(笑)。
鮭とばをクマたちにあげてみた
私が食べられないならクマさんたちに食べてもらおう! と、さっそく購入して「人のオリ」に入りました。ここはガラス越しにクマを間近で観察出来て、さらに押し出し式の器具に鮭とばを入れて安全に与えることができます。まるで人間が檻に入っているようなおもしろい造りをしていました。
恐る恐るクマにあげると、ぱくぱくとおいしそうに食べてくれました。その様子をみて他の子も寄ってきます。「もっとちょうだい♪」と視線を送ってくるクマたちに鮭とばは大人気! あっという間になくなりました。
北海道のじゃがバターは塩辛が付いてくる
クマたちがあまりにも鮭をおいしそうに食べるので、私も北海道のおいしいものが食べたくなり、下山して居酒屋さんに入りました。北海道でいただく海産物って何を食べてもおいしいですよね♪ 牡蠣・蟹・お刺身とあれこれ頼みましたが、私が必ず食べるお気に入りはじゃがバターです。たいていどこの居酒屋にもあるメニューですが、バターと塩辛を乗せて食べるのが北海道流。塩辛にバターを合わせるとより旨味が増して、じゃがいもにじゅわっと溶けていきます。登別でこれ以上ないほどの幸せ旅を堪能しました。
◆のぼりべつクマ牧場
住所:北海道登別市登別温泉町224番地
問い合わせ:0143-84-2225
※2021年3月19日(金)までは施設保守により休園
※「とば号」の運行は2021年3月31日(水)までを予定