丑年の今年は肥薩おれんじ鉄道「牛ノ浜」駅と専用モノレールで温泉絶景鉄道旅へ
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新年“鉄増して”おめでとうございます! 今年は自由に遠出できないお正月ですが、コロナ禍が落ち着いたらぜひ行って欲しい今年の駅があります。今はこの記事を読んで旅気分に浸っていただき、安心して旅に出られるようになったら、実際に乗り鉄をしながら遊びに行ってくださいね。
今年の干支「牛」が駅名に入るおすすめ駅はここ!
今年の干支は丑です。そこで調べてみたところ、駅名に「丑」が入る駅はありませんが、「牛」が入る駅は全国に17駅もありました。そのなかにぜひ一度は行ってほしい絶景駅があったので、ご紹介します。それは、鹿児島県と熊本県をまたぐように走る肥薩おれんじ鉄道にある牛ノ浜駅です。この駅のホームは崖の上にあって、東シナ海が見渡せるんです。私のおすすめは、駅の跨線橋からの眺め! 特に夕日はずーっと見ていられるほどにきれいですよ。
実際に行ってみると、可愛いイラストの駅名標がありました。「な、なにこの可愛い女の子! 萌え~♪」と思わず言ってしまいそうになったこちらは、牛ノ浜駅がある阿久根市出身の漫画家・はまさきちいさんが描かれたそうです。「牛之浜駅」とありますが、これは開業当時の地名で、駅名になったときに簡略化されて「之」が「ノ」に変わりました。
モノレールに乗らないと行けない露天風呂がある
この沿線にはいくつかの温泉がありますが、私はおもしろい体験ができる津奈木駅近くの「津奈木温泉 四季彩」へ向かいました。ここはなんと専用モノレールに乗らないと行けない露天風呂があるんです。大浴場は1階にありますが、露天風呂は高さ30mの崖の上にあります。受付で入浴券400円と往復乗車券100円を購入して、モノレールに乗り込みました。小さな車両なのに、グングン昇るモノレールが可愛い!
実は熊本県内で九州新幹線が見える唯一の露天風呂でもあり、お風呂に浸りながら肥薩おれんじ鉄道と九州新幹線が見られちゃいます。
下りは……タクシー式⁉
温泉に癒してもらってお肌もツルツルになりました。駅に戻って乗り鉄の続きといきましょう。着替えて地上に降りようと乗り場へ行くと、「お帰りには内線電話でフロントへお知らせください。お迎えに上がります」という看板がありました。どうやら降りるときはタクシーのように電話で呼ぶシステムみたいです。電話で伝えると、数分後にコトコトとまた車両がやってきました。
「よいしょ、よいしょっ」と言いながら頑張って昇っているようでさらに萌えてしまいますね。牛ノ浜の駅名標も温泉のモノレールも、この路線は愛らしさがいっぱい詰まっていました。
最後に木村ポイント!
肥薩おれんじ鉄道は、社名の通り沿線のあちこちにオレンジが実っていて、オレンジを使用したお土産もたくさんあります。私が実際に購入した「みかん石鹸」は爽やかな甘い香りがして、帰宅後も自宅のお風呂で使うたびに旅の余韻に浸れました。温泉施設で販売している商品って、肌に良さそうな気がしてついつい買っちゃいます♪