世界レベルですごい! 鏡面効果が相当やばい香川県観音寺市の夕景と撮り方テク

香川県

2020.08.10

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世界レベルですごい! 鏡面効果が相当やばい香川県観音寺市の夕景と撮り方テク

目次

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観音寺の海で計算なしですごい夕焼けに出会える理由

撮り方テク:大胆な潮溜りと砂紋が売りの花稲海岸

絶景スポット:石畳風の情緒たっぷり花稲防波堤、エイがいた!

撮り方テク:ヌーディな夕焼け海がすてき、人のいない箕浦海岸

絶景スポット:かわいすぎるテトラポットの箕浦防波堤

撮り方テク:高くて長ーいおさんぽが楽しい室本防波堤

今回は、夕焼け撮影マニアのわたしがうっとりし尽くす、ファンタジックな夕景をたっぷりご覧いただきたいと思います。それは全て香川県の西の端、四国の真ん中辺りに位置する観音寺市での夕景。ピタッと波の止まった凪が売りの瀬戸内海に面し、夕焼け空が海一面に映り込む……圧倒的な光景がどうして観音寺市で出現するのか。理由を考察して納得、うっとりとシャッターを切る幸せな時間を一緒に感じていただけたらうれしいです。実際に体験し放心していただける日が早く訪れますように。

観音寺の海で計算なしですごい夕焼けに出会える理由

実はわたし、この春から香川県観音寺市のPR助手を務めています。そんなこともあって観音市にしばらく滞在しておりました。いつものように日々夕焼け空をドローンでフライトし続けていてびっくりしたこと……それは、夕焼けの海が恐ろしくきれい!! なんか他の地域でのきれいとテイストが違うし、なにより何の計算もなく出会えてしまう不思議。

そんな観音寺の不思議をひも解く前に、わたしが普段のドローン撮影で気をつけていることについて。頻繁に国内外の海で夕焼けフライトをしていますが、そのときはいろんな条件を考え合わせて場所を決めています。

考慮事項
【1】海面に太陽の反射が映り込むように、潮の高さや地形を把握し凪を狙う 
【2】太陽が沈む方向を確認して、何にも遮られず、ポチャンと海に沈むような「海ポチャ」状態を狙う。また、背景の情緒のため、島や半島がいい塩梅で画に映り込むかを確認
【3】浜まで道は続いているか
【4】浜は動き回って撮影できるだけの広さがあるか
【5】その地点その日の雲の様子はどうか……
などなど。めんどくさいでしょ(笑)。

観音寺市でのびっくりは、それらぜーんぶの計算をすっ飛ばして素晴らしい夕景に出会えてしまうということだったんです。ラクチン!どんな夕焼けに出会えるのか、まずは動画をどうぞ。

BGM:HURT RECORD

なぜ計算なしで素晴らしい夕景に出会えるのか考察してみました。

まず、【1】の凪探しですが、面する瀬戸内海はいっつも波が穏やかで凪に近いんです。一説には琵琶湖よりも波が立たないとか。潮の高さの変化は、差が大きい日には1日で4mもあって他の地よりずっと大きいのにいつも穏やか。内海ってすごいなぁ。地形や潮汐による凪の効果をわざわざ考えずとも、だいたいはOKなんです。

そして【2】の背景と海ポチャについてですが、伊吹島という観音寺市に属する離島が大きすぎず小さすぎず、ちょうどいい距離感で背景に入り込み、画のアクセントになってくれるんです。そしてなんとまぁ観音寺の浜は全てバッチリ西向きで、さらにすごいのが、1年を通して絵になる伊吹島以外どこにも被らず、観音寺の “全ての” 浜で海ポチャします。この条件もクリアできる町はなかなかレア。観音寺は太陽が一年中海に沈む貴重な町なんです。

そして【3】の浜へのアクセスも最高。どこの海もすぐ近くまで車で行けて、藪をぬけるなど一仕事することもなく、スーッと海に入って行けます。

さらに【4】の広さですが、どこの浜も遠浅でめちゃくちゃ広いんですよ。そしてサンゴや貝殻が落ちていない! 個人的に南国の海撮影が大好きですが、これはそのとき常に耐えているポイントなのです。サンゴの破片や貝殻がビーチサンダルに入り込んで常に痛い、結構イタイ、南国では耐えながら動いています(笑)。そもそも珊瑚礁では走り回ることは不可能です(そもそも泳ぐところ)。そんなわけで、観音寺の海の夕景ポイントのひとつは、広〜い絶景の中を走り回ることがきる! ちょっと騙されたと思ってやっていただきたいです、いや〜楽しいです、青春ですよ(笑)

【5】の天気は、全世界同じですね、空を見上げて祈りましょう(笑)。

撮り方テク:大胆な潮溜りと砂紋が売りの花稲海岸

では、なかでも大好きなスポットをご紹介いたします。

ここは花稲海岸、かなり好きなスポットです。潮の満ち引きでこんな水アートが四方八方に広がるんです、かっこいい! さらに波の影響は少なく鏡面効果抜群。劇的な映り込み写真を狙いに行きましょう。

海の真ん中に波止めがあるでしょう、あれもまたここ特有の情緒です。海の色が二色に別れて見えるんです。

さらにここは、浜一面に砂紋がくっきり! 他でもできているけど、ここのは特に彫りが深いような? 浜の砂がシマシマ波波。上から見てもきれいですが、カメラを地面に置いて撮ると、これまたおもしろくて。この写真、砂紋も自分も伊吹島も、太陽すら同じようなサイズ感に見えるでしょ。砂紋なんて幅3cmくらい、わたし156cm、島の標高122m、太陽の直径1392700kmプラス光の膨張分……! 見方によっては、すべてサイズの優劣なし。世界に仲間意識が湧いて、敬意もより強まっちゃって。

ちなみにすぐお隣の一宮海岸はより知られたスポットで、人はそちらのほうが多めです。というか花稲海岸ではほとんど人に会ったことがありません。

絶景スポット:石畳風の情緒たっぷり花稲防波堤、エイがいた!

花稲海岸の近くには花稲防波堤もあります。この防波堤がまた雰囲気よくて、歩くだけで気分がいいんですよ。石畳のステキな小道風の作りで、長ーく続いています。

こんな波よけとしては気合の入っていない作りでもやっていけるのは、穏やかな瀬戸内海だからでしょう。もしもザッパン荒波がかっこいい高知にこんな防波堤があったら、一瞬で消えてしまいそう(笑)。

その防波堤の先のテトラポットで撮ったのがこちらです。波のない柔らかな海が空と同じ色になって、なんだか自分がどこにいるのかわからなくなるんです。観音寺の夕焼けってそんなことが多くて……夢見心地です。

もうずっとここに座ってたい、そんな気分でとろけていたら、びっくり!

エイがひらひらと横を通り過ぎていきました、何食わぬ顔(?)して! エイって南国の海の底で泳いでるんじゃないの⁉︎ 一瞬信じられなかったけど、こうして写っているからエイなんですねぇ……おみくじで大吉でも引いた気分でした。

撮り方テク:ヌーディな夕焼け海がすてき、人のいない箕浦海岸

箕浦もすばらしいんです。ここも同じように凪で遠浅ですが、花稲のように波止めもありません。ヌードな感じの海を気持ちよく撮れて好きです。また、伊吹島の見え方も変わったでしょう。海が同条件のシーンでも、絵の表情が変わるからここも外せないんです。

また、潮溜りの形も変わります(同じ場所でも潮により変わるけど)。

海と潮溜りと島を利用して、いろんなタイプの夕景を切り取ってください。

ちなみにここは観音寺の南端の辺りで、ほどなく愛媛県の県境のところです。上記の通り一宮より花稲、そしてその花稲よりも箕浦の方が人が少ないようで、これも好きな理由のひとつです。

こんな人気のないところではぜひこれやってください!

面白い影絵でしょ。カメラでも、スマホでも、地面に置いて動画を回して、画角を横切るように走ったり飛んだり。後で一番いい瞬間を切り出したりスクリーンショットすればこんな宙浮き写真に仕上がります。

わたしは何度も何度もやりますよ、やっているとどんどんテンション上がって笑い出したりして。やっぱりこれは人のいないところでやるべきです(笑)。

絶景スポット:かわいすぎるテトラポットの箕浦防波堤

箕浦には漁港もあります。ここの防波堤がまた大好き! 好きな理由はテトラポットのおもしろさ。

かわいいテトラポット郡でしょう。左側のプリプリしてるのは弾けたてのポップコーンみたいだし、右側の三角はアポロチョコ。お菓子に見えるときもあれば、ミクロの世界の分子だか元素だかそんなものにも見えてきて、おとぎ話の世界に迷い込んだ気分です。

迫力でしょう。自分が1元素になったみたいでいつまでも撮っていられます(笑)。こんなかわいいテトラポット、わたしの行動範囲では、他の地域で見たことないんですよね、観音寺のテトラポットは優秀。

おもしろい作品として載せますが、テトラポットに渡るのはどうかご注意くださいませ! わたしや釣り人はどんな危険があるか、どんな注意を払うべきかわかった上で冷静に乗っています。

そんなテトラポットでのお楽しみもありつつ、やさしさマックスの夕景ですよ。観音寺って一体なんなんでしょう。観音寺の夕陽のきれいさについて語り始めると、ついため息が出てしまいます。

撮り方テク:高くて長ーいおさんぽが楽しい室本防波堤

ここのおもしろさは防波堤の長さと高さ。

高いでしょ〜、高所恐怖症の方は無理かもしれませんが、高いところの景色が好きな方は、おさんぽするだけでも楽しい防波堤だと思います。夕焼けの色が海にも広がる文句なしの絶景の中を、浜と違って足元をさほど気にすることもなく、気楽にてくてく。最高です。

この防波堤で不思議だなぁと思うのは、高さは気合が入っているけど、テトラポットがないんですよ。しかも穴あきになっています。観音寺の防波堤はそれぞれ違う形をしているうえに、それぞれあまり見たことのないような形。「防波堤でおさんぽ」なんてテーマで観音寺に遊びにきていただきたいくらいです。

この防波堤だからこその撮り方はこれ。太陽のけまりショット、おもしろいでしょ。まぁ、けまりっていうかドリブルっていうかシュートっていうか。ともあれ、高いところから海を見下ろせるからこそのキラキラの海面がたくさん入る画角です。ぜひいい空と時間を狙って、太陽シュートを決めてみてください。


いかがでしたか? 何も考えずとも、リフレクションし放題のとろっとした夕景体験をこれでもかと味わえるのが観音寺です。こんなに夕景条件の揃った町って、世界で見てもそうそうないんじゃないかなぁ。

Author

ドローン旅作家 とまこ

ドローン旅作家

とまこ

元秘境ツアー添乗員で現在は“おしゃれパッカー”、“美肌ダイエットマスター”として本の執筆や講演、TV出演など多方面で活躍する旅作家。「離婚して、インド」(幻冬舎文庫)など既刊12冊。2017年から旅先でのドローン撮影を始め、今では「飛ばさないと落ち着かない!」というほどのドローン好き。旅先での美景、絶景の撮影はもちろん動画の編集も手掛ける。

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