“在宅マスター”くじらが教える、自粛生活を豊かにする3つのステップ

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恋愛マスターくじらです。
旅をテーマにしたこちらの旅色。その連載をやっている最中、まさか旅にいけない事態がやってくるとは誰が想像できただろうか。
コロナによって一瞬で変わってしまった我々の日常。少しの間我慢すれば元に戻るかもなんて考えている人もいるかもしれないが、現実的に考えればこれは長く続くだろう。今を非常事態と考えるよりも、これが日常なんだと受け入れるところから前を向いた生活が始まる。
家にこもりながら何ができるか。今こそ新たなライフスタイルを確立していく時だろう。
実はオレは一年ほど前から在宅ワーク中心の生活をしている。自粛生活のようなことをすでに一年以上続けているのだ(笑)
そんなオレが、今回は「豊かな自粛生活」というものを3つのステップに分けて提案していこうと思う。
①【入門編】考え方から変えていこう
まず、多くの人が勘違いしているのが、家にいることを“我慢している”と捉えていることだ。
オレは普段、外に出るのは犬の散歩と近所のカフェに行くぐらいだ。
「ストレスがたまりませんか?」と聞かれることも多いが、むしろ昔に比べるとストレスは減っている。
若い頃は毎晩のように外で大人数で飲んで喋って楽しかったが、その頃の方がストレス自体は感じていた。これは人間の心の仕組みが原因なんだけど、刺激的なことをすると楽しいと感じる分、心には負担がかかるのだ。人間の心は振り子のようなもので、「すごい楽しい」まで振れると「すごい苦しい」ほうにも振れるのだ。
恋愛もこの仕組みと同じで、自分がのめり込んだ大恋愛ほど楽しくて苦しいだろう。心の仕組み的にずっと楽しいなんてありえないのだ。
つまり、自粛生活のような一見人との接触が少なくて退屈そうに見える地味な生活が、実は一番心に負担がかからなくて穏やかな生活であるのだ。
「刺激=幸せ」だと思い込んでる人はこの勘違いに気づく大きなチャンスだ。自粛生活で新たな幸せを見出そう。
②【実践編】家でできるクリエイティブを始めよう
実践的な話をすると、自粛生活やテレワークで大事なことは「頑張り過ぎない・サボり過ぎない」ということだ。
何もかも自分次第なので頑張り過ぎたりサボり過ぎたりしてしまう。頑張り過ぎると続かない。もう一度言うが、これは特別ではなく日常なのだ。今できることを当たり前にしていかないといけない。
そのためにも継続が大事だ。一点集中で何かを成し遂げるよりも、継続の方が自信になる。メンタルが不安定になりがちな今こそ、継続できた自分に小さな幸せを与えてやるのだ。
今までは外に出て自分に刺激を与えることを我々は幸せだと勘違いしてきた。買い物、飲み会、旅行など、すべて外部刺激だ。しかし、刺激は一時的な発散になるだけで持続的な幸せにはつながらないと思う。
持続的な幸せは、継続的にクリエイティブな作業をすることによって生み出される。料理を工夫してみたり、文章を書いてみたり、趣味の上達に力を注いだりという地味ではあるが、内面の人間性が豊かになるような行為だ。
うちの奥さんがハマっているのは、犬の服作り。ちなみに愛犬の名前は「のりたま」(笑)

こういうものを淡々と続けてみるのがいい。刺激的ではないが、穏やかに幸福感のある毎日が続いていく。真の幸せとは周りから見るとえらく地味なものなのだ。
自粛生活が我慢ではないという意味がお分かりいただけてきたのではないだろうか。
テレワークでもう一つ大事なのが運動だ。あまりにもじっとしていると代謝が落ちてくるので毎日の継続的な作業の中に運動を組み込んでいったほうがいい。
人間は汗をかかないと吹き出物なんかもできやすくなる。循環が悪くなるからだ。オレはYouTubeでボクササイズの動画を流しながら定期的に運動をしている。
気が向いたらやるとかではなく、時間を決めてとりあえず始めるのがいい。やる気が出てから始めようと思う人が多いが、やる気スイッチはやり始めてから入るというのはあまり知られていない事実だ。
③【上級編】オンライン恋愛を取り入れよう
自粛生活中の恋愛にも触れておこう。最近は「zoom」などのアプリを使ったオンライン飲み会が流行っている。オレは結婚相談所の所長もやっていて、こういったビデオ通話を使ったリモートでのお見合いも増えてきた。
ビデオ通話で異性と話す時のコツは、まずカメラ位置を自分の目線と合わせることだ。大抵自分より下に置いてしまい、相手を見下ろす形になるので高圧的な印象になってしまう。
相手がビデオ通話に慣れていないときは「10分だけやってみない?」とか終わりの時間を設定するのがいい。これだけで心理的なハードルがだいぶ下がる。
すでに仕事面ではオンラインミーティングは当たり前のように行われていたし、オンラインデートなどもすぐに当たり前になるだろう。恋愛の目的は共有であり、今できるコミュニケーションをすればいいのだ。

さぁ、時代は変わった。コロナの影響により、外部の刺激よりも内側の豊かさに目を向ける時代がやってきたのだ。
現状を悲観するのではなく、今を受け入れ変化に適応しよう。
自粛は我慢ではなく、あなたを幸せにするチャンスだ。
オレはそう思っちゃうんだよね。
恋愛マスターくじら