無限の輝きを放つガラスの世界にうっとり。フォトジェニックな箱根旅へ
こんにちは、moneです。もともと人と同じお湯に入ることが嫌いで、幼い頃はほとんど訪れなかった温泉。でもひょんなことから気にならなくなって、近年はほぼ毎週どこかの温泉に車で訪れています。日本には魅力的な温泉施設がたくさんあるんだな~と実感中です。そこで今回は、箱根の外輪山を望むことができる、自然豊かな高原の温泉旅館へ行ったときの旅をご紹介します。箱根には、目が離せなくなるほど綺麗な美術館もあって、フォトジェニックな立ち寄りスポットもたくさん! 映え旅をするのにぴったりなんです。
目次
箱根へ車で向かいます
この日、私は夕方に東京を出発し、箱根を目指しました。意外と近くって、車でわずか1時間ほど。車での旅は時間や出発地を柔軟に変更でき、電車やバスと違って時刻表に合わせる必要がないので、とても便利。途中気になった映えスポットがあれば、ふらっと寄れるのもうれしいポイントです。
スポット1つ目:プライベートなおこもり滞在が叶う老舗宿「ススキの原一の湯」
映えスポットの前に、まず今回訪れた旅館の紹介! 箱根に古くから存在し、7つの温泉宿を運営する「一の湯旅館」が2017年7月にオープンした旅館「ススキの原一の湯」に宿泊しました。檜の森が広がる自然豊かな場所に建っていて、周辺は自然保護区に指定されているということもあり、非常に静かなおこもり滞在が叶います。館内に入ると箱根伝統工芸の寄木細工のカウンターと、開放感のあるロビーが目の前に広がります。
自然との調和をコンセプトに設計された旅館は天井が高く、あたたかい色調。木のぬくもりを感じることができる木組みのお部屋では、部屋中に檜の香りが充満していました。和室でしばらくリラックスタイムを過ごしてから、温泉に入ります。
38部屋ある客室は、すべて露天風呂付き。黒が基調となった空間になっていて、窓からは山紫水明の景色を眺めることができます。大平台温泉の源泉が利用されたPH値9.1のアルカリ性の低張性高温泉で、これはさらさらとした水質の42度以上の温泉のことを指すそうです。実際に入浴してみると湯は無色透明。一般的にアルカリ性の温泉には美肌効果があるとされていて、お肌もつるつるもちもちになった気がします。
客室露天風呂付の旅館に泊まると、朝でも夜でも、好きな時に好きなだけ温泉を楽しむことができるのがうれしいですよね。特に朝は、窓からススキ草原の新鮮な緑と、絵のような風景を見渡すことができて心が洗われるようでした。お部屋の中の雰囲気も外から見える景色も浴衣も素敵で、良い写真がたくさん撮れました!
続いてお食事。食事処も、ひらけた窓から景色を眺めることができて開放的な気分になります。壁には水墨画が飾られるなど、和モダンな印象の空間が確立されています。夜ご飯は、自家製鳥つくね杉坂焼き、田楽ごま豆腐といった上品な和食メニュー。なかでも「名物特産豚の美味出汁しゃぶしゃぶ」は、野菜にも味がしみこんで、たまらなくおいしかったです! 一の湯名物である金目鯛の煮付けも味わい深くって、口いっぱいに幸せが広がりました。食事メニューは季節によって変わるそうです。
朝ごはんは、焼き立ての干物や鶏肉が入ったお吸い物など、朝から食欲を掻き立てる料理がずらり。大満足でした。
スポット2つ目:ベネチアを感じる美しい世界「箱根ガラスの森」
ススキの原一の湯周辺には、芦ノ湖、浅間山の豊かな自然スポットのほか、美術館など観光スポットもたくさんあります。私のおすすめは、「箱根ガラスの森」! イタリアのベネチアングラスと現代ガラス細工を楽しむことができる美術館です。
箱根ガラスの森にあるベネチアングラス美術館には15~19世紀にできたガラス作品が、現代ガラス美術館には、現在活躍中のガラス作家による作品の数々が並びます。ガラスで作れるとは思いもつかないような、多様な色と形の作品がとても印象的。まさに映えです。
箱根ガラスの森の中でも私のイチオシは、ベネチアンガラスが惜しみなく使用された庭園。クリスタルガラスでできた光の回廊や、ガラスでできた木がとても綺麗! うっとりしてしまいますよね~。樹木をイメージしたガラスの木には、花や草に見立てた直径1.4cmのピンクやグリーンのクリスタルガラスがついていて写真に収めずにはいられません。日差しを浴びると、無限の輝きを放つガラスの木々……しばらく目が離せなかったです。
美術館にはカフェもあります。光彩陸離たる庭園を見渡すことができるカフェテラスでは、本場イタリア人歌手による心地の良い音楽を聴きながら、優美な時を過ごせます。もちろんメニューも絶品。特にシフォンケーキはふわふわで、生クリームの軽さと、ほんのりとした甘さにとろけてしまいそう。食器も可愛らしいので、ここでも映えが叶いますよ。
スポット3つ目:海老名サービスエリア
車での旅は、サービスエリアでの休憩も楽しいですよね。「海老名サービスエリア」は、神奈川県海老名市の東名高速道路上にある神奈川県で唯一のサービスエリア。東京方面から高速道路に乗ったときに最初に訪れるスポットでもあります。
サービスエリア敷地内の屋台には提灯がぶら下がっていて、まるで縁日のお祭りに来たかのような異空間を感じさせてくれます。屋台ならではのたこ焼きや串物も売っていますよ! 密かな映えスポットです。
屋内には4つの「Re」を持つ言葉「Refresh・Relax・Reset・Restart」をコンセプトにしたカフェがあります。ここは通常のカフェメニューだけでなく、「本日のハーブティー」や季節のフレーバーなど、リピーターにも嬉しい、日ごと、季節ごとのメニューがたくさん。この日はチャイラテをいただきました! しっかりとスパイスが効いていて、甘い味付け。コンセプトの通り、車での旅の疲れを癒してくれました。
それから、サービスエリアの魅力はなんといっても地元限定の飲み物や、食べ物を購入できること。初めて出合う飲料の数々に心がときめいて、たくさん買ってしまいました。旅の醍醐味ですよね。
今回は、箱根の映え旅を紹介しました。家族で訪れるもよし、デートや友人と訪れるもよし。おすすめの映え美術館にはぜったいに立ち寄ってくださいね♪