日本の和に触れる至福のひと時。お茶にハマる旅館「星野リゾート 界 遠州」

こんにちは! 旅色アンバサダーの浅井麻里です。日常でコーヒーや紅茶を飲む機会が多く、自分でお茶を煎れることがなかなかない生活のなかで、お茶について改めて知ることができる素敵な旅館に宿泊しました。ということで今回は、お茶が大好きになる癒しの旅館での至福の過ごし方を紹介していきます! ぜひ皆さんも一服しながらご覧ください♪
目次

「星野リゾート 界 遠州」
今回泊まったところは、静岡県浜松市にある全室レイクビューの温泉旅館。あの有名なリゾートホテル・星野リゾートが運営する「星野リゾート 界 遠州」です。シックで落ち着いた雰囲気の旅館に到着すると、早速お茶タイム。静岡の銘茶「天竜茶」を、星野リゾートオリジナルの和サブレと一緒に味わいます。甘さがあるのにスッキリと飲みやすくって、ほっとするな~。
ラウンジでは自由にお茶を飲むことができます。全面ガラス張りの窓から中庭にある「つむぎ茶畑」と浜名湖を見下ろし、目の前の絶景を楽しみつつお茶をいただく……贅沢な時間ですよね。
奥には、「ティーセラー」が
「ティーセラー」には、12種類のお茶っ葉が並べられています。煎茶やほうじ茶、和紅茶、玄米茶などが並んでいて、それぞれ見たことのない銘柄のお茶ばかり。ここでは好きなお茶っ葉を選んで缶に入れ、それをお部屋に持っていくことができるんです。豊富な種類に、全部試してみたくなっちゃいました。

お部屋でまったり過ごすお供に、気になるお茶っ葉を好きなだけ、好きな時に。
選んだお茶っ葉を持って、本日宿泊させていただくお部屋へ。和と洋が合わさったモダンな空間で、忙しい日常を忘れてゆったりと時の流れが感じられるような雰囲気です。しかも浜名湖が見下ろせるレイクビュー!
お部屋にはお茶の道具や、煎れ方の説明書が揃っていて、自分ひとりでもしっかりとおいしいお茶を煎れることができます。
お茶時間をすっかり堪能した後は浴衣に着替えて、中庭にある「つむぎ茶畑」に降りてみました。お茶の葉の香りに包まれながらぶらぶら歩いたり、設置されているソファで景色を眺めたり……ここでもまた癒しの時間が過ごせましたよ。
待望の夕食へ
夕食のメニューは、浜名湖名物のうなぎやふぐをメインにした特別会席「ふぐうな会席」など、旬の味をたっぷりと味わいました。

先付けのうざく
先付けのうざくからはじまり……こんなに豪華なメニューが!

緑茶あんみつ
こうして写真を並べてみると、品数も量も多く感じますが、どのお料理もとっっってもおいしくて、ぺろりと食べてしまいました。一品一品こだわりがすごく伝わってきて、上品な味わい。幸せいっぱいです。

ご飯を堪能した後は、温泉へ
「星野リゾート 界 遠州」は、“入浴お茶三煎”というのを提唱しています。
入浴前に「かけ湯茶」(水出し煎茶)
入浴中に「湯治茶」(水出し棒茶)
入浴後に「仕上げ茶」(暖かいほうじ茶)
温泉を楽しむためには十分な水分補給が必要で、入浴前にお茶を飲むとカテキンの吸収率が上がると言われているそう。健康や美容への効果も期待できるそうですよ。
それぞれ温泉入口の手前や温泉の中など順番に飲めるように置いてあるので、しっかりと水分補給をしながら温泉に入ることができます。夜には湯上り処でお酒と合わせたお茶が味わえたり、季節に合わせたお茶も飲めるんです。
私は、みかんほうじ茶をいただきました! お茶のおかげかとてもリラックスして、夜はぐっすりと眠りにつきましたよ。
朝ご飯も“お茶”とのコラボが!

次の日の朝ご飯はこちら。お茶箱を開けると……いい香り~。箱の中にはお茶っ葉が敷き詰められていて、お茶の香りが広がります。浜名湖汁をはじめ、静岡ならではの和食を堪能しました。
特別なサービス“ご当地楽”を体験
全国に展開している温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」では、それぞれの地域の特長的な文化が楽しめる、界オリジナルの特別なおもてなし“ご当地楽”を体験できるサービスがあるんです。

「星野リゾート 界 遠州」のご当地楽は、日本一のお茶処にちなんだ“美茶楽(ビチャラク)” のおもてなし。私は今回、熟成茶でつくる五穀茶体験をさせていただきました。こちらの体験は秋(9~11月)限定のものです。
五穀を炒ったのも初めて! 自分で炒った五穀と熟成茶を合わせた五穀茶は、今までに飲んだことのない、じーんと心に沁み渡る特別なおいしさでした。感動……。

そしてこちらもご当地楽のひとつ、果実熟成茶。季節に合わせた果実のお茶を味わうことができます。果実熟成茶も秋(9~11月)限定のものなのですが、私は桃のお茶をいただきました。まろやかな飲み心地で、中庭にある「つむぎ茶畑」を見ながら飲むとまたひと味違う爽快感が……♪

素敵なお茶体験になりました。
今回、「星野リゾート 界 遠州」で過ごして、お茶に対する意識が変わったなぁと思います。普段はお茶といえばペットボトルで買ってしまうことが多く、自分でお茶っ葉を選んで煎れて……というのはなかなかしたことがなかったのですが、今回スタッフさんに煎れ方を教えていただいたことで、お茶の飲み方やおいしさを改めて感じることができました。どのお茶も魅力にあふれていて、今回の宿泊で何杯飲んだかわからないくらいお茶を飲みましたよ!(笑)

日本の和の奥深さや良さを体験できる、日常から離れた優雅な時間を過ごせる旅館「星野リゾート 界 遠州」。皆さんも時間を忘れて、“お茶”にたっぷり触れられる素敵な空間に足を運んでみてくださいね。
◆星野リゾート 界 遠州
住所/静岡県浜松市西区舘山寺町399-1
アクセス/JR浜松駅から無料送迎バスで約45分
電話番号/0570-073-011(界 予約センター)
お茶をたっぷり楽しんだ浅井さんの滞在の様子は「旅色 HOTEL STYLE BOOK」でも詳しく紹介しています。ぜひご覧ください!
https://tabiiro.jp/book/hotelstay/hoshinoresort/vol1/