木村裕子が教える 銚子電鉄のディープなおもしろスポット

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新年“鉄増して”おめでとうございます。今年もジャンジャン乗り鉄へ出かけたいと思います! 今年の春公開予定の銚子電鉄を舞台にした映画「電車を止めるな!」に、私も木村裕子(本人)役で出演させていただいています。別の記事で、映画についてと銚子電鉄の旅の様子をご紹介していますが、よりディープでおもしろいスポットを木村目線で案内します。
銚子電鉄のスゴイ人

銚子電鉄と言えば、ぬれ煎餅が有名で、最近ではスナック菓子「まずい棒」が大ヒットして話題になりました。この路線の魅力は尽きませんが、個人的な1番の魅力は会社のトップである竹本社長だと思っています。
竹本社長とは10年来のお付き合いで、とてもお世話になっているのですが、お会いするたびに披露してくださる持ちネタのギャグがすごいんです。例えば「“あなたは泳げますか?”を英語で言うとこうだよ。キャン チュウ~ スイウェイ?(寒中水泳)」。英語っぽい発音で言うとそれっぽく聞こえるマジック。このネタで、私は翌日まで思い出し笑いをしてクスクスと笑ってしまいました。ちなみに社長は英語がペラペラです。
そんな社長に教えていただいた、銚子のおもしろスポットをご紹介します。
鳥居が鯛のおもしろ神社

銚子電鉄の終点・外川駅から歩いて7分ほどにある長九郎稲荷神社。ここは鳥居にでっかい鯛と秋刀魚が乗っかっています。ちゃんと神主さんもいるこの神社は、子孫繁栄や大漁を願って建てられたそう。由来の案内板には「神社にかける夢は、日本におけるサグラダ・ファミリアです」とあります。あの、スペインの有名世界遺産である大聖堂を目指しているとのこと……! さらに境内を見回してみるとおもしろいものがたくさんありました。
焼却炉には「貧乏神、心の貧乏出ていけ!」という文字が。さらにお賽銭箱は、屋根の付近に括り付けられられた銭湯の脱衣所にあるようなカゴ。ここにお賽銭をバスケシュートのように投げ入れます。ツッコミどころが満載の神社です。こういう変わった場所、大好きです!
プリンのような銚子名物の伊達巻

伊達巻と言えば渦巻き状になっているものを思い浮かべますが、ここ銚子は扇形で「伊達巻寿司」のことを指します。つなぎを使わずに卵とダシだけで焼き上げ、一般的な物より2倍以上も大きくて分厚いのが特徴です。
銚子市内のお寿司屋さんで食べられますが、今回は外川駅から徒歩約2分の場所にある「治ろうや鮨処」さんへ。中トロやイクラに負けないほどに存在感のある伊達巻寿司は、きめが細かくプルンとした弾力がたまらない~♪ 別名「漁夫のプリン」と呼ばれることに納得のお味でした。
最後に木村ポイント!
長九郎稲荷神社は、住宅街を抜けて生い茂る草道を通ったちょっとわかりづらい場所にあります。「道を間違えたかな?」と思ったら、それが正解だと思ってください(笑)。神社はバーンと海を見下ろせる場所にあって、沈む夕日が絶景ですよ。