絶品の海×ハートロックの組み合わせにしびれる。あちこちで見つけたよ
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自然界が作り出すハート型ってときどきありますよね。ドローンに出会う前から空の撮影が大好きなわたしは、ハートの雲にはそこそこ出会います。風が吹いている日なら「あの雲とあの雲がドッキングしてハートになるかも!」予想をたてて狙うんです。そして鳥目線を持った今、空からふとしたタイミングでみつけると「うわぁ」と思わす歓声が出るくらい、幸せをたっぷり感じるんです。
鳩間島、美しすぎる海の底に大きなハートを発見
青い空、青い海、イメージ通りの南国情緒の海の中、ハートを発見しちゃいましたよ。まずは動画でご覧ください。
このハッピーすぎる出会いは、鳩間島での出来事でした。沖縄の八重山諸島にある超豆粒サイズの島です。
面積は1平方kmに満たず、写真手前の集落に住人さんが44人(2018年)、あとは森といくつかの浜と港、以上! 潔いこの島は、1kmも先まで飛んでいけば、らくらく島全体を捉えられちゃうんだから……なんだか申し訳ないくらい(笑)。
ハートに出会ったのは1番左奥に見える防波堤の向こう、イトマ浜の海の真ん中です。
とにもかくにも、イトマ浜のきれいなこと! 白くやわらかい砂、青くて青くて戸惑っちゃうほどの海。ここにいるとそれだけで5割増しでハッピーです。
海があんまりきれいで、ドローンのレンズを真下に向けて飛んでいたんです。そしたら「え?!」。まさにお宝発見の気分……キラキラ光るエメラルドグリーンの海の底にハートの岩って!! 5割増しを差していたハッピーメーターはぐんと振り切れハイ崩壊、アーメン。こんなとびきりのシーンにナチュラルメイドのハート型を潜まさせておくなんて、沖縄の神様(?)ったら粋すぎる!
このハートはきっと岩でしょうか。サンゴが死んで積もってできた雰囲気です。大きさは定かではありませんが、直径2mほどの円に収まる印象を受けます。海に入ってこの上に浮かんでみたいし、なんなら誰かがそうしている様子をわたしは空から捉えたいです。
場所の手がかりは「イトマ浜の前、防波堤の西」とあまりにもざっくりですが、意識して泳ぎ回れば発見できそうな気がします。今度のお休みは、鳩間の海にハート探索旅行なんていかがでしょうか? ミッションコンプリートしたらハッピーが倍増する旅行! なんなら他のハートにも出会えちゃうかも? いい出会いがたくさんありますように。
おまけで、偶然が功を奏したハート雲の写真もどうぞ。同じイトマ浜の防波堤で撮りました。このとき、雲がだいぶ流れていて、空中を気にしながら撮影していました。瞬く間にきましたねー嬉しや!
まぁ、「これがハート?! なんでもありやな」と言われたのも納得がいくのですが(笑)。
奄美大島にハートロックの老舗あり。限られた時間にしか出会えないパワースポット
自然造形のハートの老舗といえば、奄美大島の「ハートロック」を思い浮かべませんか?
それは奄美大島の龍郷(たつごう)町、赤尾木のこんな海岸にあります。手前が太平洋で、奥が東シナ海! 内地ではこんなシーンには出会えないですよね、陸地の狭い島ならでは、惚れ惚れです。
さて、気になるハートロックはここにあります。穴ぼこだらけですね……実は、ハート型をした岩が立っているわけではないんです。波打ち際に見られる潮溜まりがハート型をしているんですよ。
初めそのことを知らずに満潮の頃に行ったんです。有名どころだからGoogleマップ通りに行けば見られるだろうと高をくくって。それがないんですよ。だいぶ探し回ったけど見当たらず、地図情報が違ったと理解して帰りました。いえいえそこにあったんです、すぐそこの海の底に。
そうなんです、潮溜まりなので、干潮の頃にしか出現しないんです。みなさん、奄美のハートロックは「干潮の時間」に行ってください!
ここはパワースポットとも言われますが、このプチレア感がプラスされるとさらに憧れが募り「見られてラッキー」の嬉しさが倍増! パワーが宿りそうな気がしてきます。
そうやって出会えた岩の中のハートのくぼみ。これを見ると、上の写真のどこにあったかわかりますか? ちょうど真ん中辺りにあるので、もう一度見比べて見てください。
ところでこのハートはちょっと歪んでいるんです。なので陸地目線で見る方がそれっぽいんですよね。一般的にはうれしいカラクリ、ドローン使いとしては「あれま!」。知ってはいけないことを知ってしまい「ごめんごめん」という気持ち。ともあれ俯瞰で見るのもいいでしょう。ただ、ハートだし。急にひとりで写ることに疑問を感じたことも付け加えておきます。
与論島に、個人的ハートロック発見! 自分しか知らないかも感が愛おしい
まずは目の覚める世界をどうぞ。
こちらは鹿児島県最南端の島、与論の黒花海岸です。「島またぎ女子」という勝手な看板のもと、いろんな島に渡りましたが、海の水色加減にびっくりした平均頻度(なんだそれ笑)は、与論島が1番なのではないでしょうか。もちろん、訪れたことのない島も山ほどありますし、なにより天気や季節が左右する事柄! でも、個人的に受けた印象はそうなんです。
そしてこれがハッとしたハートロック! 個人的に見つけただけなので「与論島 ハートロック」と検索するとクリスタルビーチのノッチ岩がでてきますが(笑)。
ちなみに真ん中波打ち際の点がわたしです、そんなサイズ感。鳥目線でないと、ちゃんとしたハートにはならないのですが、あの岩が角度によってはハート型に見えると知って足を運ぶなんてロマンチックではないですか。人も見方によってはハートに映ることもあるかもね、なんて(笑)。
岩の位置は、黒花海岸に降りてすぐ辺りの海の中。他よりは小さめのアレです。
徳之島の激しい土地に、ほんわかハートが。知られていない今こそどうぞ
与論島より少々北の徳之島にもありました、個人的ハートロック。出会ったのはこちら、波激しく、岩ゴッツゴツの「ムシロ瀬」です。
ドローンで飛んでいても、吸い込まれるんじゃないかとヒヤヒヤするほどの迫力で波打ってました。岩っぷりもすごいでしょう、なんてかっこいいスポット! 内地にはなかなかないですよ、こんなに格の高いガランとしてる景勝地(笑)。
「ルリカケス」もいましたよ、これはすごい、鹿児島県の固有種で、天然記念物ですって。出会えたのはかなりレアケースだとは思いますが、ここにはそんな可能性も潜んでるんですね。
そんなムシロ瀬の、岩だらけ地帯の真っただ中に佇んで写真を撮ろうとあちこちの岩に登っていたんです。そんなとき、写真のここで発見しました、これはもしやハート型?!
水面にでている岩の頭がハート型でしょ。このときは中潮の満潮手前。潮位は高めの時です。
このハートは、人目線でもハートです。奄美のハートロックと同じで歪みがちなので、むしろ人の目の高さの斜めから覗いたほうがハートに近い見え方になります。
大まかに場所の説明をすると、駐車場からムシロ瀬に出たら、遊歩道を左へ。そちら側の水溜まり地帯の中にあります。よかったら、写真と見比べて、宝探しならぬハート探しを楽しんでください。見つけられたらいいことあるかも、たぶん!