“心に風が吹き抜ける”感覚を求めて。ドローン撮影にハマった理由と絶大な意義【後編】

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2018.12.25

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“心に風が吹き抜ける”感覚を求めて。ドローン撮影にハマった理由と絶大な意義【後編】

目次

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離婚して、インドへ。カメラに没頭して“心に風が吹き抜ける

石垣の美しさに惚れ込んで、ドローンに出会う

ドローンの効能こそ“心に風が吹き抜ける”

ドローンが授けてくれる、見方・感じ方が柔軟で好き

前回は、ドローン撮影の原点ともいえる飛行機から見る世界、秘境ツアーコンダクターとして記録する撮影、そして、退職後南米に渡り、作家目線でネタ写真を撮り続けた日々をお伝えしました。ここからは、カメラを通して“心に風が吹き抜けた”旅先での瞬間と、ドローン旅というスタイルを見つけるまでの経緯をお話しします。

離婚して、インドへ。カメラに没頭して“心に風が吹き抜ける

本を出版し続けることに猛烈に夢中になり数年が経つと、『離婚して、インド』(幻冬舎文庫)へ行きます。そのときです、カメラにハマったのは。癒されたんです。ある角度から見ると、どのシーンもなんてアートなの! そこら中の隅々が、広大な世界が、一緒に存在する人々が……驚くほど美しかったんです。

自分の目標だけを必死に追い続けていたわたしは、カメラを通して他者の美しさを引き出す喜びを知り、癒されたみたい。その時の感覚、それは“心に風が吹き抜ける”。

きもちよかった~、心に余裕を取り戻したんですね。そして知ります。余裕がないと、自分の限界以上の力は出せないことを。

それからはずっと風を求めすぎ。今度は、心に風を吹かせることばかりに夢中になりすぎているかもしれません(笑)。

上の白い世界の写真はインド西部・グジャラート州のカッチ地方にある「白砂漠」。灼熱の塩湖に、いい風が吹き抜け、ホッとした瞬間です。

こちらは南インド、カルナータカ州のハンピ遺跡で。ティンカーベルみたいなかわいこちゃんが、ふわっと通り過ぎて行きました。

借りたバイクで数日かけて、ヒマラヤ山脈をガンジス川沿いに登ったんです、ウッタラーカンド州のバドリナートというビシュヌ神の聖地を目指して。到着した聖地にあるかわいい色のお寺でたっぷり祈りました。

西インドはマハーラーシュトラ州の聖地ナーシクの夕空は、ほんわか色をしていました。とびきり陽気な空気を感じる街で、会う人会う人、“生きてるだけでめっけもん”的明るさで満ちていたんです。

ゴアに行く夜行列車から拝んだ朝日です。狭い車内には、いろんな事情や思いを抱えた人々が重なるように眠ってますが、太陽はそんなことおかまいなし。たんたんと、ただ自分の本分として、この日も昇って輝きました。

石垣の美しさに惚れ込んで、ドローンに出会う

そこからは、「いい風」をまといたいから旅をしました。写真を撮って文章を書きました。どんな作品を作るときも気持ちは同じ。本を開いてくださる方の心に風が吹き抜け、心地よくなりますように。

そんなあるとき、石垣島へ行ったんです。

なんて美しい世界! 海に沈む夕日(写真上・嘉良川河口)が、どろどろしたマングローブ(写真中・吹通川)が、ツンと空へ突き出るマーペー山が、空を幻想的に写し込む干潮の海面(写真下・浦底湾)が、バイクに乗っているのに容赦なく降るスコールが。もうたまらなく惹かれました。写真を見返すたびに心に風が吹き抜ける……もっとこの島を感じて表現したいと思いました。

「ドローンを飛ばしてみたら?」

カメラの話をしていたときに、友達がそう言ったのがきっかけです。存在は知っていても実際の物体がピンと来ません。ネットで検索すると、むっちゃメカメカしているではありませんか。メカどころかパソコンすら弱く、車の運転だってしなかったわたしに、このメカを操作してみろと!? ……ピンと来てしまいました。

ドローンの効能こそ“心に風が吹き抜ける”

すぐさまドローンをゲットして石垣へ行き飛ばしてみると、あらまー感動!! こんなにもすごいシーンが、すぐ上空に潜んでいたなんて。とたんにどハマりし、日の出前からマジックアワーまで、とにかく撮り続ける日々が始まりました。

空から見るこれまで知らなかった角度の世界は、色も形もとんでもなく美しく、驚きに満ちています。また、空からの超広角の世界は想像をはるかに超えて壮大で、自分のちっぽけさを思い知るばかり。 相手に思いっきり感動し、感服し、心を委ね……小さい自分を許せたとき、心にいい風が吹きぬけると知りました。

上の写真は石垣の最北端・平久保の海。海にも模様があるんですね。

こちらは川平湾。ボートがこんなにキッチュに見えるとは知りませんでした。一台一台キャラ付けしたくなるかわいさです。

こちらは山バレ(土地の通称)にかかる橋。木を真上から見下ろすとまた美しく。鳥はどの木で休もうかこうして考えながら飛んでいるのでしょうか。

浦底農道から、浦底湾を眺めました。こんな出来事が、どの瞬間も地球のどこかで起こっているなんて。

ドローンが授けてくれる、見方・感じ方が柔軟で好き

また、目が空からの見方を覚えると、ドローンを飛ばしていないときでもいいことがあったんです、相当いいこと。普段暮らしているそこもここも、見方を変えれば全然違う光景が広がる可能性を、リアリティをもっていつでも感じていられるんです。ますます世界がおもしろい!

そしてこの感覚は、いろんなことに応用できます。人間関係、仕事、日々のこまごまにも。なんだか心がやわくなる、ドローンはどうやら平和装置です。

すばらしい気づきをありがとう、ドローンのある時代にありがとうー!

Author

ドローン旅作家

とまこ

元秘境ツアー添乗員で現在は“おしゃれパッカー”、“美肌ダイエットマスター”として本の執筆や講演、TV出演など多方面で活躍する旅作家。「離婚して、インド」(幻冬舎文庫)など既刊12冊。2017年から旅先でのドローン撮影を始め、今では「飛ばさないと落ち着かない!」というほどのドローン好き。旅先での美景、絶景の撮影はもちろん動画の編集も手掛ける。

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