創業100周年! 菜の花と世界随一を巡る小湊鉄道旅

千葉県

2025.04.06

LINEでシェア
はてなでシェア
pocketでシェア
創業100周年! 菜の花と世界随一を巡る小湊鉄道旅

菜の花は千葉県の県花として県民に親しまれてきました。見て楽しむだけでなく、おひたしにして食べたり、菜の花体操で体を動かしたりと、身近な存在です。今年鉄道開業100周年の小湊鉄道沿線は、地域のボランティアにより育てられた菜の花が、 訪れる人々を楽しませています(今年の見頃は4月上旬まで)。今回は小湊鉄道沿線にある春旅におすすめのスポットを千葉県在住の旅色LIKESライター・マユがご紹介します。

目次

閉じる

小湊鉄道とは?

黄色い春を駆けるトロッコ列車

地球の歴史を感じるチバニアン

お花畑をひとり占め⁉ 世界一広いトイレ

里に出会えるカフェ「サトモノ屋」

鉄道旅とマイカー旅のいいとこどり!? チョイのりの提案

小湊鉄道とは?

千葉県市原市にある五井駅から上総中野駅を運行するローカル線です。全線18駅ある駅舎のほとんどが約100年前の開業当時のままで、まるで時が止まっているかのような佇まい。うち22の施設が国の登録有形文化財になっています。レトロなフォルムの列車が野山をゆったりと走る姿は、鉄道ファンを魅了し、映画・ドラマのロケ地としても人気です。

小湊鉄道

100周年の記念ヘッドマークを付けた列車。

里見駅

1925(大正14)年に建てられた里見駅。

黄色い春を駆けるトロッコ列車

房総里山トロッコ列車

春の訪れと共に運行する房総里山トロッコ列車。

房総里山トロッコ列車

客車は天井がガラス張りで開放感満点。窓の有り無しを選択 可能(写真は窓あり)。

石神の菜の花畑

石神の菜の花畑はカメラマンたちに人気のスポット。

3~12月には「房総里山トロッコ列車」が運行します。先頭は環境に対応したクリーンディーゼル技術を使ったレトロな機関車「DB4型」。ポーポッポッとどこか懐かしい汽笛の音と共に、客車を引いていきます。森の中をゴトゴトと 揺れながら進む列車に乗り、里山の風を感じながらのどかな景色を楽しむ時間は、アトラクションと自然のセラピーを一緒に体験しているかのよう。乗車には別途指定券(600円)が必要です。

◆石神の菜の花畑
住所:千葉県市原市石神225
アクセス:小湊鉄道「養老渓谷駅」より徒歩約15分
駐車場:あり(無料)

地球の歴史を感じるチバニアン

チバニアン

チバニアンまでの道のりにも菜の花畑が広がります。

チバニアン

養老川の川床には貝等太古の生きもの化石も見られます。

チバニアン

緑色と黄色の鋲で地層の違いがわかるでしょうか。

養老川沿いには、地磁気が逆転したことがわかる「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」があります。時代名には地層の境目が発見された地名や見つけた人の名前が付けられます。この地層も歴史的貴重性が世界に認められ、2020年にはラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」という時代名が登録されました。
ビジターセンターでは地域のボランティアガイドが地軸逆転や川原で見られる化石について丁寧に解説してくれます。森や水辺を歩くため、長そで、長ズボン、長靴の着用をおすすめします。

◆チバニアンビジターセンター
住所:千葉県市原市田淵1157番
電話:0436-96-2755
時間:4~9月 9:00~17:00、10~3月 9:00~16:00
定休日:木曜日 ※祝日の場合は前平日、12月29日~1月3日
アクセス:圏央道市原鶴舞インターチェンジより車で約15分、小湊鉄道月崎駅より徒歩約30分
駐車場:あり

お花畑をひとり占め⁉ 世界一広いトイレ

Toilet in Nature

使うにはちょっぴり勇気が必要かも。

Toilet in Nature

水洗トイレ。手洗い場も完備。

Toilet in Nature

全体像。

飯給駅

小さな無人駅に世界的アートがある意外性も魅力。

飯給(いたぶ)駅には、世界的建築家・藤本壮介氏がデザインした世界一広いトイレ 「Toilet in Nature」があります。200平方メートルの敷地にある全面ガラス張りの個室からは、菜の花や桜など季節の草花をアートに見立て眺められ、開放感がありすぎる空間です。周囲は壁で囲われていますが、不安な方はカーテンを閉めることも。個人的には少し落ち着かないかもというのが正直な感想です……。女性用のため、見学・写真撮影時には女性の同行が必要です。

里山トイレ

個性豊かな4つのトイレが揃う里山トイレ。

里山トイレ

「菜の花色+ 切通しのトイレ」。菜の花色のガラスから差し込む光が菜の花畑に包まれた空間を演出。

小湊鉄道沿線には、市原市によるアートイベントで作られたアート作品が沢山。上総牛久駅にも、藤本氏のアートトイレ作品群・里山トイレがあるのでそちらにも注目です。

◆飯給駅
住所:千葉県市原市飯給941-1
電話:0436-23-9755(市原市役所観光国際交流課)
定休日:無休
アクセス:圏央道市原鶴舞ICから車で約15分、小湊鉄道飯給駅すぐ
駐車場:5台(無料)

里に出会えるカフェ「サトモノ屋」

サトモノ屋

懐かしく温かみのある空間。

サトモノ屋

地元産のイチゴとブルーベリーを使ったトースト(580円)。「もくもくラテ」(650円)は名前もかわいい。

サトモノ屋

「クロモジハーブティー」(550円)は中国茶風茶器で。

サトモノ屋

周辺に自生するクロモジを加工したアロマオイルやサシェが並びます。

房総里山トロッコ列車の終着点である養老渓谷駅から徒歩1分ほどの場所にある「サトモノ屋」。古民家を改装したカフェ兼セレクトショップで、店名は「里の物(地産品)」と「里の者(地元住民や若手移住者など)」、そして概念として「サトモノ」という言葉が定着するようにという願いを込めてつけられています。サトモノ屋がプロデュースした里の恵みを使ったメニューや商品を通じて、里山カルチャーに触れ合える場所です。周辺で獲れた小麦やハーブ、店主の堀さんが地元生産者や常連客からいただく旬の新鮮野菜を使ったトーストやサンドイッチなど、里で暮らす人々が繋ぐメニューが訪れる人々を迎えます。堀さんは、いただきものからインスピレーションを受けてメニューを考案するのが何よりの楽しみなのだそうです。

◆サトモノ屋
住所:千葉県市原市朝生原848
時間:公式Instagramで発信中

「サトモノ屋」公式Instagramはこちら

鉄道旅とマイカー旅のいいとこどり!? チョイのりの提案

ローカル線の旅は本数が限られているため計画性が大切。「トロッコ列車にも乗りたいけれどもマイカーで効率的に周りたい、を叶えるには、区間指定で何度でも乗り降り自由な「里山フリーきっぷ」がおすすめです。

暖かな陽気の下、菜の花と地域の温もりを感じる小湊鉄道に乗って、春爛漫を感じませんか?

●里山フリーきっぷ
料金:800円
区間:高崎駅~上総中野駅
発券箇所:里見駅、養老渓谷駅、車掌
※駐車場は里見駅、養老渓谷駅にあり、1日500円

Related Tag

#鉄道旅 #千葉県 #春のおすすめ #体験レポート

Author

千葉旅 マユ

千葉旅千葉旅

マユ

コロナ禍で再発見した“落花生だけじゃない”地元・千葉の魅力をカメラ片手に探求し、遠くへ行かなくても心を動かす風景は身近にあるのだと実感中。人と地域をつなぐ旅のストーリーテラーを目指し、明日誰かに話したくなるような記事をお届けしていきます。

Articles

千葉旅 マユ

【千葉県】成田は空港だけじゃない! 「大本山成田山新勝寺」参拝から門前町散歩まで。レトロな雰囲気を楽しむ日帰り旅のススメ

千葉旅 マユ

【千葉・稲毛海岸】寒い時期こそ五感を満たす屋内自然アート体験 BOTANICA MUSEUM(ボタニカミュージアム)

千葉旅 マユ

【千葉】冬こそ行きたい農園リゾート「THE FARM」で野菜の収穫、温泉、星空のご褒美ステイ

New articles

- 新着記事 -

かわいいが止まらない! 春のハウステンボスで、ミッフィーエリアを満喫する1日モデルプラン【長崎県】
  • NEW

長崎県

2026.04.15

かわいいが止まらない! 春のハウステンボスで、ミッフィーエリアを満喫する1日モデルプラン【長崎県】

トレンド旅 おんり

おんり

トレンド旅

【宿泊レポート】夫婦旅におすすめ! 「水のみち 風のみち 湯ヶ島たつた」で見つけた“整い時間”とは
  • NEW

静岡県

2026.04.13

【宿泊レポート】夫婦旅におすすめ! 「水のみち 風のみち 湯ヶ島たつた」で見つけた“整い時間”とは

旅色LIKES メンバー

メンバー

旅色LIKES

【千葉県】成田は空港だけじゃない! 「大本山成田山新勝寺」参拝から門前町散歩まで。レトロな雰囲気を楽しむ日帰り旅のススメ

千葉県

2026.04.06

【千葉県】成田は空港だけじゃない! 「大本山成田山新勝寺」参拝から門前町散歩まで。レトロな雰囲気を楽しむ日帰り旅のススメ

千葉旅 マユ

マユ

千葉旅

金沢の女子旅をディープにする。ローカルガイドと巡る旅へ

石川県

2026.03.31

金沢の女子旅をディープにする。ローカルガイドと巡る旅へ

出逢い旅 ふみこ

ふみこ

出逢い旅

沖縄唯一の鉄道・ゆいレールで行く那覇観光|駅から歩ける名所を徹底紹介

沖縄県

2026.03.30

沖縄唯一の鉄道・ゆいレールで行く那覇観光|駅から歩ける名所を徹底紹介

鉄道旅 なお

なお

鉄道旅

昔も今もこれからも“ファミリー”が夢中になれる場所。リゾナーレ八ヶ岳の広報1年目が学んだ強みとは ——鈴木ファミリーへのインタビュー

山梨県

2026.03.26

昔も今もこれからも“ファミリー”が夢中になれる場所。リゾナーレ八ヶ岳の広報1年目が学んだ強みとは ——鈴木ファミリーへのインタビュー

tabiiro 旅色編集部

旅色編集部

tabiiro

More

Authors

自分だけの旅のテーマや、専門的な知識をもとに、新しい旅スタイルを提案します。

トレンド旅 おんり

トレンド旅トレンド旅

おんり

旅色LIKES メンバー

旅色LIKES旅色LIKES

メンバー

千葉旅 マユ

千葉旅千葉旅

マユ

出逢い旅 ふみこ

出逢い旅出逢い旅

ふみこ

鉄道旅 なお

鉄道旅鉄道旅

なお

tabiiro 旅色編集部

tabiiro

旅色編集部

相撲旅 さっちも

相撲旅相撲旅

さっちも

編集部 イシカワ

編集部

イシカワ