趣味にも没頭!? なワーケーション旅。プラモデルとご当地マンホールの町・静岡市へ

出張や旅行で全国を飛びまわっている旅色LIKESライター・&ヨシカです。今回紹介する旅先・静岡市は「プラモデル」と「カラーマンホール」の町なのですが、町中だけでなく、ホテルにも子ども心をくすぐられる要素がたくさんあり、オンもオフも存分に楽しめるのでワーケーションにぴったりなんです。5月には「プラモニュメントを巡るおまちデジタルスタンプラリー」が開催予定なので、本記事を読んで次の旅先候補にしてもらえるとうれしいです。
目次
目指せ全制覇! 静岡駅周辺で楽しむ「プラモニュメント」と「ご当地マンホール」探し
静岡市が「プラモデル」の町としてPRされ始めたのは2020年2月から。同市は日本全国のプラモデル製造品出荷額の8割以上を占めており、世界に誇る地場産業として確立していました。この強みを生かして地域活性化を図るべく「静岡市プラモデル化計画」というプロジェクトが誕生。2021年3月には組み立て前のプラモデルをイメージした 「プラモニュメント」を静岡駅周辺に4か所設置。2025年2月時点では14基あります。私が最初にプラモニュメントに気づいたのは、2022年夏ごろ見た静岡駅構内の公衆電話。そのほか、ポストや自動販売機など普段私たちがお世話になっているものを実物大で看板の一部として組み込んでいるアイデアに驚きました。2022年からプラモニュメントを巡るデジタルスタンプラリーも実施されるようになり、今年も5月17日(土)~18日(日)に予定されています。プラモデルの景品も先着順でもらえるようなので、ぜひ参加してみて。
静岡駅周辺にはプラモニュメントだけでなく「ご当地マンホール」もたくさんあります。マンホールにはその土地の特徴を表す風景が詰め込まれており、近年注目を集めています(私自身、マンホールに描かれたものを見て行き先を決めることも……)。全国でいろんなデザインのものを見てきましたが、なかでも静岡駅周辺にはたくさんの種類のマンホールがあることに気づきました。静岡市の花「タチアオイ」や戦国武将、最近では「ちびまる子ちゃん」のマンホールもあります。「プラモニュメント」や「ご当地マンホール」を探して回るだけでも、静岡駅周辺は散策し甲斐があります。
館内のあちこちにプラモデルの要素がある「ホテルウィングインターナショナル静岡」
静岡駅から徒歩約15分の場所にある「ホテルウィングインターナショナル静岡」は、2023年8月にリブランドオープンしたホテルです。「静岡市プラモデル化計画」に賛同しており、入り口の看板から館内の至る所にプラモデルのデザインが散りばめられているんです。知らずに宿泊したので、「え?ここも?」と見つけるたびに館内のあちこちでテンションが上がりました。
さらに、9階にはファミコンなどのレトロゲームコーナーがあるラウンジと「モデラーズルーム」があります。プラモデルに必要な機材を自由に使えるコーナーで、仕事だけでなく趣味にも没頭できる宿泊先なのでイチオシです。なお、フロント横にあるコワーキングスペースは12時から15時まで使えるため、12時チェックアウトができる会員になれば実質24時間滞在できるのが魅力です。
◆ホテルウィングインターナショナル静岡
住所:静岡市葵区七間町11-1
電話番号:054-260-9937
時間:チェックイン15:00〜29:30、チェックアウト~11:00
平日の入館料は自分で決められる!? 駅前の水族館「スマートアクアリウム静岡」でテレワーク
「スマートアクアリウム静岡」は静岡駅前の松坂屋静岡店7階にあるコンパクトかつスタイリッシュな水族館。2022年4月にオープンし「暮らしに寄り添ったスタイリッシュな水族館」をテーマにしています。44基の小規模な水槽には約100種の生き物たちが住み、商業ビルにあるとは思えないほど見ごたえたっぷり。また、水槽の前に電源付きのテーブルがあるので魚が優雅に泳ぐのを見ながらリモートワークができます。平日は退館時に客自身が入館料を決められる「ポストプライシング制度」を採用しており、支払った金額によっては非売品のグッズがもらえます。ホテルのチェックアウト後や静岡駅で電車の待ち時間などにリフレッシュしながら仕事するのにおすすめです。
◆スマートアクアリウム静岡
住所:静岡市葵区御幸町10番地の2 松坂屋静岡店本館7階
営業時間:10:00~18:30 ※最終入館18:00定休日:1月1日、1月2日
料金:大人(中学生以上)1,400円、小学生800円、幼児(3歳以上)500円
ちょっとだけ足を延ばして、丸子宿(まりこしゅく)の「丁子屋」で贅沢とろろ御膳
仕事の合間のリフレッシュで行ってほしいスポットがもう一つ。東海道の宿である丸子宿の「丁子屋」。丸子宿は静岡駅からバスで約30分の場所にあり、東海道20番目の宿場町です。江戸時代、この辺りは良質な自然薯が採れたためとろろ汁が名物となり、歌川広重の浮世絵『東海道五拾三次 鞠子 名物茶店』にはなんと「丁子屋」が描かれているんです。
そんなこのお店のメニューはもちろんとろろですが、すった自然薯だけでなくお刺身や揚げ物などさまざまな調理方法で楽しめます。私のイチオシは、サクッとした生地をかむと中からとろりと自然薯があふれ出す「あげとろ」。とろろ料理は体調が悪い時でも簡単に食べられるので、疲れた時に行きたくなるお店です。土日は結構たくさんの来店がありますが、広い店内なので回転は速いです。
◆丁子屋
住所:静岡市駿河区丸子7-10-10
電話:054-258-1066
営業時間:平日11:00~14:00、土・日・祝日11:00~15:00、16:00~19:00
定休日:木曜日、毎月末の水曜日
終わりに
今回は詳しくご紹介しませんでしたが、静岡駅周辺では静岡おでんや静岡茶、静岡市民のソウルフード「あみ焼き弁当」などを楽しみます。また、丁子屋に行く時には近くのカフェや手仕事を体験できる「匠宿」でゆっくり過ごすことも。みなさんも静岡駅周辺に滞在して、それぞれの楽しみ方を見つけてみてください。