【平安神宮発おさんぽ5時間コース】漬物屋のコスメ、がま口作り、狛己がいる神社? 京都の魅力を詰め込んだ女子旅へ

昨年人気を博した『光る君へ』の撮影も行われた平安神宮から哲学の道までの間に、京料理にがま口づくり体験、漬物屋さんがつくる化粧品に狛己のいる神社まで、もりもり詰め込んだおさんぽになりました。京都でやりたいことは諦めきれない欲張り女子たちのおさんぽ5時間コースを京都在住である旅色LIKESライターの私がお届します。
目次
出発は、紫式部ゆかりの平安神宮から
この日は晴天。冬の空は真っ青でほっぺたがちょっと冷たいけど、気持ちのいい朝でした。京都市営地下鉄東山の駅を出発して待ち合わせの応天門までぶらぶら。

革のつなぎがカッコイイです。
ちょうど、警察のイベントが開催されていたので鳥居をくぐったところからカッコいい白バイ隊の皆さんがずらっと並んだはりました。ちっちゃい子しか乗せてもらえへんよろなぁ~って呟いていたら、「いいですよ。大人の方も。乗ります? 」って若い白バイ隊員のお兄さんが声をかけてくれはりました。惚れるやんかぁと、ほほを染めつつ恥ずかしがり屋さんやし丁寧にお断りしたけど後ろ髪をひかれつつ応天門に到着。

早速写真撮影中のみなさん。
全国から集まってきた旅好きの旅色LIKESメンバーさんたちが待ったはりました。さて、旅の始まりです。
住宅街でランチ「京料理 味ま野」
本日のお昼はみなさんのリクエストにより「京都らしいもの」です。岡崎辺りは有名なお店がぎょうさんなるさかい、どこがええやろなぁ~って迷いましたけど、京料理 味ま野さんに決めました。
味ま野さんは、平安神宮から東へ少し歩いたところの住宅街にひっそりとある創業125年の老舗の京料理屋さんです。騒がしい行列もなく、小庭が見える静かなお部屋に案内していただき、きれいに盛り付けられたお上品なお味のお弁当をいただきました。
◆京料理 味ま野
住所:京都府京都市左京区岡崎北御所町33
電話:075-771-1123
営業時間:11:30~21:00
定休日:木曜日
老舗お漬物屋さんでお化粧品をお買い上げ「京つけもの大安 本店」

お店の佇まい。
お腹が満たされた後は、「なんか京都らしいおみやげもん買って帰る?」っていうわけで、老舗のお漬けもん屋さんの本店へ。
京つけもの大安さんは明治35年創業。今では京都の冬の風物詩となっている千枚漬けで有名なお漬物屋さん。創業者の大角安治郎さんは創業当時16歳やったそうです。それから数えて120年、現・社長の大角安史さんは伝統を守りながら、新しいことにもどんどんチャレンジしてはります。そういうとこ、ほんま京都人らしいなぁと思います。
ちなみに、「大安」は「たいあん」ではなくて「だいやす」と読みます。ついでに言うたら、「清水」の文字を見せたら「しみず」でなくて「きよみず」が真っ先に頭に浮かぶ京都の人、多いんちゃうやろか。

皆川泰蔵先生によるステンドグラスはお漬物に使うお野菜がたくさん
ここ、大安さんに入ったら、お漬けもんがぎょうさん並んでるけど、まずは上を見上げてほしいんです。お野菜がたくさん描かれてるきれいなステンドグラスがあるでしょ。店内の絵画も、お持ち帰り用の袋もおんなじ先生のデザインなんやそうです。
LIKESライターさんたちが興味津々やったんは、お漬けもんを作る際に出る野菜のくずを原料にして作ったはるお化粧品。世界初の発酵化粧水や発酵化粧油などを売られてます。「あんまりたくさん作ってないし宣伝もしてないんですけど、使った人の口コミでどんどん客さんが増えてくれてうれしいです」とお話ししてくれはった広報担当の田口さんはやっぱりつるつるお肌の美人でした。買って帰らはったライターさんたち、そろそろ効果が出てきてるかもしれません。
◆京つけもの大安 本店
住所:京都府京都市左京区岡崎南御所町4
電話番号:075-761-0281
営業時間:9:00~18:00
定休日:年中無休
自分だけのがま口を作ってみる「AYANOKOJI」
大安さんの面している岡崎通りをもう少し北へ進んで素敵なたたずまいのがま口屋さんに行きましょか。
お店は白壁の門の奥にあります。大正の英文学者・厨川白村(くりやがわはくそん)の旧邸宅を改装されたんやそうで、そういえば確かに閑静な住宅の名残があちこちに残っています。お店に入るとカラフルな大小さまざまながま口が並んでいます。
お買い物だけでも十分楽しいのですが、今回はお店の奥でがま口づくりの体験をしてきました。
奥の部屋へ通してもらって、先生にご挨拶をします。先生は、普段は工房でお仕事したはる職人さん。かしましいLIKESライターさんたちの質問攻撃に負けることなく、楽しく丁寧に教えてくれはります。あらかじめ用意してある袋と好みの口金を選ぶとこから、金具を付けて仕上げるとこまでの製作工程で約1時間ほど。針と糸は使わへんのでお裁縫の苦手な人でも大丈夫です。観光地は一回りしたし、ちょっと変わったことしたいなぁっていう人にもおすすめ。
◆AYANOKOJI
住所:京都府京都市左京区岡崎南御所町40-15
電話番号:075-751-0545
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
※体験予約は公式HPから
狛己だけじゃない「大豊神社」
それぞれの作品に満足しつつお店を出たあとは足を延ばして哲学の道の大豊神社まで。
大豊神社は狛犬ならぬ狛動物がいろいろいはる事でも知られています。ねずみ、ヘビ、さる、とび、もちろんお稲荷さんの狐もいはります。特に、今年は干支の己さんが居はるのでネットなどで見る機会が増えて、いつもより人が多いような。

可愛いおみくじが並んでいました。
哲学の道は川沿いを埋め尽くす桜や蛍が有名やさかいその時期になると世界中からものすごいぎょうさん人が来はります。人が少ない冬の時期に来はるのがええのかも。
◆大豊神社」
住所:京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
電話番号:075-771-1351
終わりに

梅の模様の己さん。
今回はLIKESライターさんたちにとご一緒して、いつもとはちょっと違うお散歩でした。一人でぶらぶらするのもええけど、たまにはおしゃべりしながらのおさんぽも楽しいなぁと感じた一日でした。大豊神社で行列に並んでひいた金色の己さんのおみくじは大吉。今年も楽しい旅が出来そうな予感です。