【愛知】“日本一の花のまち”渥美半島で「いちめんのなのはな」……しらすも楽しむ春旅(結局、花より団子!)

渥美(あつみ)半島に位置する愛知県田原市は、花き産出額が全国1位を誇る“日本一の花のまち”。毎年1~3月には半島一帯が菜の花で染まり、その絶景と開花中に様々なイベントが楽しめる「伊良湖菜の花ガーデン」は大人気スポットです。2024年にオープンした地元グルメ店とともに菜の花畑の魅力を旅色LIKESライターの私がご紹介します。これから見頃を迎える菜の花、この春は山村暮鳥さんの詩「いちめんのなのはな」(風景~純銀もざいく~より)が体現されているかのような景色を見に出かけませんか?
※写真はすべて2024年2月撮影
目次
渥美半島の端っこ「伊良湖菜の花ガーデン」
訪れたのは愛知県の渥美半島にある田原市。愛知県の南端に位置し、北は風光明媚な三河湾、南は壮大な太平洋、西は伊勢志摩を望む伊勢湾と、三方を海に囲まれた渥美半島のほぼ全域が市域となっています。市内全体で約25ha、1,200万本もの菜の花が植えられ、1月中旬から3月下旬にかけて、渥美半島ではいたるところで菜の花畑を見ることができます。この期間、渥美半島一帯で開催されている「渥美半島菜の花まつり」のメイン会場が「伊良湖菜の花ガーデン」です。
菜の花ガーデンは一面の菜の花。
菜の花畑の外はすぐ遠州灘海岸が(地元の方は親しみをこめて「表浜(おもてはま)海岸」と呼んでいます)。
園内では菜の花狩りもでき、持ち帰り用にラッピングしてもらえるのだとか。フォトジェニックな黄色いポストはフォトスポットとして人気です。キッチンカーもたくさん出ていて、菜の花を使ったグルメなども楽しめます。ほかお土産ショップでは渥美半島ガチャ、菜の花クッキーや伊良湖温泉水などここでしか出会えないグッズが多数販売されます。3月末まで開園し、期間中はほかにもアート作品の園内展示や物産・産直(2月22日~24日)、コンサート(3月16日)など様々なイベントが開催予定。
◆伊良湖菜の花ガーデン
開園期間:2025年1月18日~3月31日
開園時間:9:00~17:00
入場料:大人(高校生以上):500円/小人(中学生以下):100円/小学生未満:無料
【2024年オープン】菜の花ガーデンから車で5分「しらす丼 長栄」
渥美半島の赤羽根港で水揚げされたしらすを加工・販売している会社が、今年1月にオープンさせたのが、しらす丼専門店「しらす丼 長栄」。釜揚げしらすたっぷりの「しらす丼」が堪能できます。メニューはしらす丼(味噌汁・漬物付き)のみで、大きさが【特大】【大】【中】【小】から選べます。やわらかく、ふっくらしたしらすがたっぷりでおいしい! 私は中サイズ(880円)で大満足でした。
◆しらす丼 長栄
住所:愛知県田原市伊良湖町宮下2822-154
TEL:0531-35-1711
営業時間:9:00〜16:30 店内飲食は10:30~14:30
定休日:火曜日・水曜日
目と舌で春を楽しむ渥美半島へ
ドライブしていると、いたるところに菜の花がたくさん咲いている渥美半島。農業も水産業も盛んな地域なので、今回ご紹介した昨年オープンのお店以外にも、地元渥美半島の食材を使った「どんぶり」が食べられるお店がいくつもあります。菜の花ガーデンより車で5分ほどで行ける道の駅伊良湖クリスタルポルトも、2023年にリニューアルオープンしています。
花も団子も堪能できる渥美半島。今年は菜の花の生育がゆるやかで見頃はこれから迎えます。目と舌で春を楽しむ旅はいかがでしょう。