【2025年は万博YEAR!】大阪のかわいいおみくじ12選

早いもので今年も残りわずか。2025年はいよいよ大阪・関西万博ですね。そこで今回は、大阪府内の神社・お寺で見つけたかわいいおみくじを、その歴史とともに旅色LIKESライターで歴史旅の連載をする長月あきが昨年巡った時の写真とともにご紹介します。あと3ヶ月ほど先に開幕する万博開幕をきっかけに、きっと大阪に旅する方も多いはず!
目次
姫嶋神社の姫みくじ/大阪市

年末、最初にご紹介するのは姫嶋神社。「決断と行動の神様」アカルヒメノミコトを主祭神とする神社です。人生をやり直したアカルヒメノミコトの生い立ちや、神社そのものが戦争の空襲から復興したことなどから、”やりなおし神社”とも呼ばれます。特に女性の自立や決断、再出発の後押しをしてくれるのだとか。新しい年の始まりにもぴったり。
こちらのおみくじは、アカルヒメノミコトをイメージした姫みくじ(全5色)。カラフルな色合いがかわいいおみくじです。平地の神社なのですが、駐車場が狭くて停めづらいので、運転が苦手な方はご注意を(私、出し入れに苦戦しました)。
◆姫嶋神社
住所:大阪市西淀川区姫島4-14-2
電話番号:06-6471-5230
初穂料:500円(2023年11月時点)
全興寺のエンマ大王・あかおに・あおおにみくじ/大阪市

次にご紹介するのは、地獄から極楽を楽しみながら学ぶことができる、小さなテーマパークのようなユニークなお寺、全興寺(せんこうじ)です。商店街のアーケードから入ることができる地域密着型のお寺で、楽しく地獄・極楽について知ることができる工夫がされています。そこはかとなくB級スポット感を感じなくもないですが、約1400年前に聖徳太子が当時野原だったこの地域に仏堂を建て、薬師如来像を安置したのが寺の起源とのこと。本堂は1615年の大阪夏の陣で一部を焼失し1661年に再建されたという歴史あるお寺です。
こちらのおみくじは、エンマ大王、あかおに、あおおにの3種類がありました。
◆全興寺
住所:大阪市平野区平野本町4-12-21
電話番号:06-6791-2680
初穂料:700円(2023年11月時点)
百舌鳥八幡宮のはにわみくじ/堺市

堺市の百舌鳥八幡宮(もずはちまんぐう)は、厄除開運、出世開運の神様として知られます。
仁徳天皇陵をはじめとする、百舌鳥古墳群の近くにあるためか、埴輪モチーフの「はにわみくじ」です。2種類、各3色ありました。とぼけた顔のはにわみくじはかわいいですが、初穂料は少々お高めかな……。
◆百舌鳥八幡宮
住所:堺市北区百舌鳥赤畑町5丁706
電話番号:072-252-1089
初穂料:1000円(2023年6月時点)
総持寺のかめみくじ/茨木市

大阪駅から電車で15分ほど、大阪と京都の中間に位置する茨木市は、古くは西国街道沿いの街として栄え、400年の歴史を誇る酒蔵や古民家を改装したブックカフェなど風情ある街を散策できます。
総持寺(そうじじ)は御本尊である千手観世音菩薩像が、蓮の花ではなく、亀の上に乗っているそう。助けた亀に、後日助けられる「亀の恩返し」の伝説が伝わるお寺です。
それにちなんで、おみくじは亀。
◆総持寺
住所:茨木市総持寺1-6-1
電話番号:072-622-3209(電話の受付は 8:00~17:00)
拝観時間:開門/6:00 閉門/17:00 納経受付時間/8:00~17:00
初穂料:500円(2023年11月時点)
野見神社の相撲みくじ/高槻市

大阪北部に位置し、大阪駅から電車で約15分の高槻市。市街地から少し足を延ばせば、北摂の山々を背景に豊かな自然が広がり、富田の地酒や樫田の寒天など江戸時代よりつくられてきた名産品が揃います。
野見神社の御祭神「野見宿禰(のみのすくね)」は、日本書紀にも登場する相撲の神様です。野見神社では毎年、子どもの成長を祈願する神事「泣き相撲」が行われています。
おみくじは赤と水色のまわしを付けた力士がモチーフ。
◆野見神社
住所:高槻市野見町6-6
電話番号:072-675-1316
初穂料:400円(2023年11月時点)
摂津藤森神社のなすみくじ/摂津市

大阪市に隣接し、大阪都心から約10㎞圏内に位置する摂津市。淀川の豊かな自然に育まれ、古くから農耕が盛んで、現在も伝統野菜「鳥飼茄子」が特産品として有名です。
舎人親王(とねりしんのう)と菅原道真公を主祭神として祀る摂津藤森神社でいただけるのは、そんな「鳥飼茄子」をモチーフにしたおみくじです。「鳥飼茄子」は、江戸時代から栽培の記録が残る伝統的な野菜で、戦後はまぼろしの茄子と呼ばれていたのだとか。丸っこくてかわいい。
◆摂津藤森神社
住所:摂津市鳥飼西2-1-1
電話番号:072-654-5767
初穂料:500円(2023年11月時点)
枚岡神社のラグビーみくじ&なでしかみくじ/東大阪市
日本ラグビーの聖地、花園ラグビー場が近くにあることから、枚岡(ひらおか)神社のおみくじは、ラグビーボールをモチーフにしたおみくじです。
そして、枚岡神社にはもうひとつ、かわいいおみくじがあります。枚岡神社で、神様の使いとされている鹿のおみくじです。境内には、親鹿が子鹿を育てる姿が表現された「狛鹿」が。参拝の際に、この狛鹿をなでるといいそうで、「なで鹿」と呼ばれています。おみくじはその「なで鹿」がモチーフ。
◆枚岡神社
住所:東大阪市出雲井町7番16号
電話番号:072-981-4177
初穂料:なでしかみくじ、ラグビーみくじともに500円(2023年11月時点)
石切劔箭神社の神馬みくじ/東大阪市

“石切さん”の呼び名で親しまれている石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)は、腫れ物を治す神様として知られます。境内は広く、全国各地からの参拝者でずいぶん賑わっていました。神馬みくじには赤と青の2色があります。
◆石切劔箭神社
住所:東大阪市東石切町1-1-1
電話番号:072-982-3621
初穂料:500円(2023年11月時点)
道明寺天満宮のはにわみくじ/藤井寺市

大阪駅から40分ほどの藤井寺市は、古代文化発祥の地とされ、歴史文化を感じられる街並みが広がります。
道明寺天満宮は、埴輪を考案した野見宿禰(のみのすくね)の末裔「土師氏」によって創建され、のちに土師氏の子孫である菅原道真を祭神に加え天満宮となりました。野見宿禰は、土で人の形を作ったものを埴輪とし、殉死の風習を止めた人物です。藤井寺市には古市古墳群という古墳群があり、埴輪とのゆかりが深い神社なので、はにわのおみくじです。百舌鳥八幡宮のはにわみくじとは、デザインが少し異なりますが、こちらもとぼけた顔がかわいい。
◆道明寺天満宮
住所:藤井寺市道明寺1-16-40
電話:072-953-2525
初穂料:500円(2023年11月時点)
市軸稲荷神社のたぬきみくじ/豊中市

阪急電鉄などの鉄軌道や広域幹線道路とともに大阪国際空港があり、交通の利便性が高い街である豊中市。公園や緑地といった自然が残る環境も魅力。
大正時代に、伏見稲荷大社 稲荷山の一ノ峰から御分霊を勧請し、お祀りしたのが市軸(いちじく)稲荷神社のはじまり。住宅街にある小さな神社です。稲荷神社なので狐かと思いきや、たぬきのおみくじです。末社の「与吉大神」がたぬきの神様なのだそう。
◆市軸稲荷神社
住所:豊中市刀根山2-2-33
電話:06-6857-3618
初穂料:500円(2023年11月時点)
恩智神社のうさぎみくじ/八尾市

大阪から電車で約30分の八尾市は、国指定である古墳群や歴史の舞台になった寺社仏閣が点在しています。
1500年を超える歴史を持つ恩智(おんじ)神社は、「良縁へと導く兎」と、「幸せへと導く龍」を神の遣いとして祀っています。拝殿の前には、狛犬の代わりに、神縁兎(なでうさぎ)と、神龍があります。おみくじのうさぎは2種類ありました。おみくじに押されている兎の形の朱印が、神社のシンボルマークのようです。
◆恩智神社
住所:八尾市恩智中町5-10
電話:072-943-7059
初穂料:各500円(2023年11月時点)
大阪旅の思い出に可愛いおみくじもぜひどうぞ
大阪府内の寺社仏閣でいただけるかわいいおみくじをご紹介しました。初詣はもちろん、大阪旅の思い出にいかがでしょう。近くに行かれたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。