ファミリーで旅するなら宇和島へ! 旅色の地域プロデューサーが食・遊・泊を徹底解説
四国を日々駆け巡る旅色地域プロデューサー・堀と中川。そんな2人の最近のイチ推しエリアは愛媛県宇和島市。老若男女が楽しめるスポットが多くファミリー旅にもピッタリな場所です。今回は、グルメ、観光スポット、体験、宿泊のおすすめスポットを子どもが喜ぶポイントと一緒にご紹介します。これを読めば旅の行先が確定する完全ガイドです。
目次
地域プロデューサープロフィール
宇和島とは?
愛媛県の南西部に位置し、江戸時代に建てられた天守が残る宇和島城や宇和島藩主・伊達家が過ごした御殿の一部に造られた大名庭園など、歴史スポットが多いまちです。海岸部はリアス海岸が続き、魚の養殖も盛んで、新鮮な海の幸も魅力。また年間を通して晴れの日が多く、柑橘類の主要生産地でもあります。
【食】ほづみ亭(鯛めし)
名物の「宇和島鯛めし」を食べるなら、宇和島駅から徒歩約5分のところにある「ほづみ亭」。ミシュランに掲載されたほか、メディアにも多数取り上げられる人気店です。今回食べたのは、「鯛めし・さつまよくばりセット」で、郷土料理である「宇和島鯛めし」と「宇和島さつまめし」が両方食べられます。ご飯の上に新鮮な鯛の刺身をのせ、独自のタレをかけていただきます。鯛は身が引き締まって弾力があり、食べ応えがありました。「宇和島さつまめし」は、鯛を焼いてすり下ろし、麦味噌、だし汁、糸こんにゃくと薬味(みかんの皮、ゴマ、ネギ、刻み海苔)を合わせたもの。味噌のコクとさっぱりした鯛のすり身の相性も抜群です。
セットだけでなく、単品でも注文ができます。その他にもメニューが豊富なので、いろいろな郷土料理を頼んで、家族でシェアするのもいいかもしれません。
◆ほづみ亭
住所:愛媛県宇和島市新町2-3-8
電話:0895-22-0041
営業時間:11:00~14:00(LO13:20)、17:00~21:40(LO21:00)
定休日:日曜日
【食】道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場(宇和島ちゃんぽん)
意外な名物が「宇和島ちゃんぽん」。ちゃんぽんといえば長崎の白濁スープのイメージがありますが、宇和島ちゃんぽんは魚介ベースの透明なスープが特徴です。「道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場」のフードコートでは、宇和島の人気郷土料理店のひとつ「かどや」が提供しています。魚介から出る甘みと、どこか懐かしさを感じる味わい。地元民からも愛されている逸品です。ほかにもフードコートには、郷土料理を中心に豊富なメニューが揃うので、子どもから大人まで食事を楽しむことができます。
道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場には、お土産も豊富に揃っています。宇和島名物の柑橘類を加工したジュースがずらっと並ぶさまは圧巻です! 店員さんのおすすめは「ブラッドオレンジジュース」。宇和島産のブラッドオレンジを100%ストレートでいただくことができ、コクのある甘さと爽やかな酸味が特徴です。
◆道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場
住所:愛媛県宇和島市弁天町1-318-16
電話:0895-22-3934
営業時間:9:00~18:00、レストラン 10:30~16:30(LO16:00)
定休日:1月1日
【遊】安岡蒲鉾(じゃこ天手作り体験)
名物「じゃこ天」を食べられるだけでなく、作る体験までできるのが「安岡蒲鉾」。昭和27(1952)年の創業以来、愛媛県産の小魚でつくることにこだわり作り続けています。テレビ番組で明石家さんまさんが絶賛したこともあるのだそう。
体験の前に工場見学もあります。原料となるエソやホタルジャコを手作業で丁寧に捌き、大きな石臼ですり身にしていきます。手間と時間をかけられて作られていることがおいしさの秘密なのだと知りました。また、歴史や知識をクイズ形式で教えてもらえるので、食育旅をしたい人には特におすすめです。
見学のあとは待ちに待った体験の時間です。練られたすり身を小判型やハート型、魚型など自分の好きな型に詰めていきます。粘土のような触感で、子どもでも簡単にできる作業です。最後に目の前で揚げてもらい、揚げたての状態でいただいて体験終了です。
◆安岡蒲鉾本社・工場
住所:愛媛県宇和島市三間町中野中293
電話:0895-58-2155
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜日 ※体験のみ8月13日~16日、11月20日~1月10日
体験料:大人1,000円、小学生以下800円
体験時間:9:00~11:30、13:00~15:00
所要時間:約30~60分
※1週間前までに事前予約必須
【遊】宇和島の離島を堪能する「ぐるり宇和海」
宇和島市には、無人島も含めると約50もの島があります。「ぐるり宇和海」は、そのうち有人島に行く生活航路で観光できる切符です。高速船では約1時間40分、普通船では約4時間の船旅を体験できます。宇和海の変化に富んだ美しいリアス海岸線などの風景を楽しめました。日本一狭い細木運河を航路に選ぶなら高速船「ゆきかぜ」、潮風を体感したいなら普通船「しらさぎ」がおすすめです。
◆盛運汽船株式会社
住所:宇和島市栄町港2-600-15
電話:0895-22-4500
定休日:普通船 土日祝日 1月1日、高速船 1月1日
料金:普通船 大人1,500円 小学生以下750円、高速船 大人 2,100円 小学生以下1,050円
※大人1人につき幼児(小学生以下)1名無料
【遊】宇和島城
宇和島市の中心に位置する宇和島城。慶長6(1601)年に建造され、白壁が美しく随所に御殿建築が施された優美な建物。藤堂高虎が建造した城を、宇和島伊達家二代宗利が大改修し、そのまま今に残された貴重な文化遺産です。小ぶりながら当時の様式を伝える姿は格式があり、重厚な雰囲気。天守最上階からは宇和島全体を見渡すことができます。特に、晴れた日には海や山々の景色が楽しめるため、記念写真を撮るのにも最適です。城内部では、歴史や建築様式について学ぶことができます。宇和島城の周辺は、公園が整備されており、散歩やピクニックを楽しむことも。
◆宇和島城
住所:愛媛県宇和島市丸之内
電話:0895-22-2832
営業時間:(開門)11~2月 6:00~17:00、3~10月 6:00~18:30 (天守)11~2月 9:00~16:00、3~10月 9:00~17:00
料金:65歳以上 160円、大人 200円、高校生以下 無料
【泊】宇和島オリエンタルホテル
JR宇和島駅から徒歩約5分、宇和島朝日ICから車で約3分。観光の拠点とするのに便利な場所にあります。清潔感のある部屋で1日中歩き回った旅の疲れを癒しましょう。ファミリーには一番広いツインルームがおすすめ。ユニットバスがワイドタイプなのも嬉しいポイントです。館内に食事処はありませんが、朝食には地元のお弁当を、夕食には地元おすすめのお店を紹介してくれます。
◆宇和島オリエンタルホテル
住所:愛媛県宇和島市鶴島町6-10
電話:0895-23-2828
さいごに
宇和島は、子連れでも安心して楽しめて、学びになるスポットがたくさん。年間を通して比較的温暖な気候なので、これからの季節も楽しめるはずです! ぜひ訪れてみてくださいね。