【JALおでかけアンバサダーがリポート】あなたの知らない「もうひとつの京都」
アテンションプリーズ! JALおでかけ便り担当者のゆっぴーです。京都といえば神社仏閣、八つ橋、満開の桜や色とりどりの紅葉など、美しい景色やおいしい食べ物がいっぱいあります。しかし「京都=海」を思い浮かべた方は少ないのではないでしょうか。皆さまに「海の京都」をご紹介いたします。
目次
美しい海岸線を有する自然豊かな丹後半島
「海の京都」の舞台となるのは京都府最北端、日本海に面する丹後半島です。全長約3.2キロメートルの砂嘴(さし)※1でできた砂浜で、地形に見覚えのある方も多いのではないでしょうか。大小合わせて約8千本もの松が茂るほか、日本三景に数えられる「天橋立」や1階が舟のガレージ、2階が居住スペースといった伝統的な建物構造をした舟屋が並ぶ「伊根の舟屋群」など訪れる人の心を開放する名勝に溢れています。なかでもおすすめしたい海景を3つご紹介します。
※1 半島の先端から土地のくちばしのように細長く突き出て砂が堆積していること。
1. 平(へい)海岸
景勝地「丹後松島」の西端にあります。白いさらさらした砂は粒が小さく上質で、水質の評価も高く、透き通った海が美しいことから「日本の水浴場55選」に京都で唯一選出。数々の映画やドラマのロケ地にもなっています。
◆平海岸
住所:京都府京丹後市丹後町平
2. 夕日ヶ浦温泉
その名の通り夕日が美しい海沿いにあります。「温泉総選挙2023」の絶景部門で、日本中の美しい温泉地が競い合うなか、見事に1位を獲得しました。温泉に浸かりながら、夕陽が海に沈む壮大な景色を楽しむことができ、多くの訪問者から絶賛されています。温泉は美容に効果があるそうで「美人の湯」といわれています。
◆夕日ヶ浦温泉
住所:京都府京丹後市網野町浜詰
3. ビーチブランコゆらり
夕日ヶ浦の海岸に設置されているビーチブランコゆらり。海岸を清掃中に見つけた流木やロープを使用して作られています。日中は青い空とのコントラストが、夕方は夕日が沈む赤とのコントラストが映え、いつ訪れてもフォトジェニックな写真を撮ることができます。ブランコにゆられながら、旅の思い出に浸ってのんびり過ごすのもおすすめです。不定期でメンテナンスを行っているので、訪れる際には夕日ヶ浦観光協会の公式HPを確認してみてください。
◆ビーチブランコゆらり
住所:京都府京丹後市網野町浜詰
四季折々のグルメ
丹後半島は魚介類や野菜、果物など四季折々の食材が豊富です。なかでも、私のおすすめは「地産食堂 ひさみ」の海鮮丼。お店の目の前に広がる日本海でその日に水揚げされた魚介を贅沢に使用しています。7~9種ほどの地魚を使い、タタキや昆布締めも入っています。まさに「海の京都」の醍醐味。
丹波の伝統料理「へしこ」も外せません。へしことは、サバやイワシなどの青魚を塩漬けした後、米糠で長期間漬け込み熟成させたものです。「地産食堂 ひさみ」では、定食でサバのへしこをいただくことができます。塩辛さが魚の旨みをより引き出してくれていて、魚独特の臭みは消えていました。ほかにもお刺身の盛り合わせや酢の物などもセットになった大満足定食です。
隣接する姉妹店の「へしこ工房HISAMI」では、自家製へしこをお土産として購入することも。通販では数カ月先まで入荷待ちの時もあるので、買い忘れの無いようにしてくださいね。
◆地産食堂 ひさみ
住所:京都府京丹後市丹後町間人1830
電話:0772-75-0160
営業時間:11:00~14:30(LO14:00)、17:00~21:00(LO20:00)
定休日:水曜日、月に2回火曜日定休あり
◆へしこ工房HISAMI
住所:京都府京丹後市丹後町間人1820
電話:0772-75-8080
営業時間:9:00~17:00
定休日:第1・3火曜日、水曜日
丹後半島までのアクセス
丹後半島へは、京都市内からは車で約90分。遠方から訪れる方には、飛行機でのアクセスがおすすめです! 伊丹空港からコウノトリ但馬空港まで飛行機で移動し、そこから車に乗って25分ほどで丹後半島に入ることができます。但馬空港内にレンタカーも!
さいごに
ほかにもユネスコ世界ジオパークに認定された山陰海岸ジオパークの海岸線など、数多く存在する丹後半島の絶景を求めて島一周のドライブやサイクリングが人気を集めています。また丹後半島がある京丹後市には、宿泊施設も充実。京都市についで府内第2位の施設数を誇ります。夕日ヶ浦周辺にもたくさんの素敵なお宿がありますので、温泉に浸かりながら絶景を楽しむのもおすすめ。神社、お寺などの京都もいいですが、丹後半島で「海の京都」もぜひ堪能してみてくださいね。
JAL公式YouTubeチャンネルでは、京都をよく知るJALふるさとアンバサダー・山本とともに、丹後半島を1泊2日で満喫した様子を配信中。ビーチブランコゆらりのほかに、かぶと山展望台から見下ろす久美浜湾の絶景もご紹介しています。快晴の青空の下、心地よい風を感じながらたっぷり癒された旅をぜひご覧ください。
ほかにもJAL機内誌のWEBマガジン『スカイワードプラス』では「半島彩発見~私の半島一人旅~」も配信しています。ぜひご覧ください。