酒のアテにぴったりな「若楠ポーク」とは!? 地元の方が激推しする理由を調査
佐賀県の西部に位置し、2022年9月に西日本新幹線が開通したことで注目されている武雄市。地元の方におすすめグルメを聞いてみると、多くの方が「若楠ポーク」と教えてくれました。過去に肉質日本一にも選ばれたことがあるという「若楠ポーク」、一体どのような肉なのでしょうか……。気になったので、編集部・シラタが責任を持って調査してきました!
目次
武雄市民がイチオシする「若楠ポーク」とは
武雄市の方々が口を揃えておいしいという「若楠ポーク」は、武雄市若木町にある川口畜産で育てられているブランド豚。かつて肉質日本一にも輝いた実績を持っています。市の特産品としても知られ、約20年前に全国で1番の高値を付けたことでも話題になりました。名前の由来は、市内にある天然記念物「川古の大楠(かわごのおおくす)」からきているそうですよ。武雄市で実際に私も味わってきたので、「若楠ポーク」の特徴についてさらに深掘りしていきます。
特徴1:ビタミンB1とタンパク質が豊富に含まれている
疲労回復などに高い効果があるとされるビタミンB1。豚肉は比較的ビタミンB1が摂取しやすい食べ物といわれていて、「若楠ポーク」も例外ではありません。さらに「若楠ポーク」には、ダイエットに効果的とされているタンパク質も多く含まれています。武雄市の豊かな自然の中で、おいしい水を飲んで育つことで、より質の高いビタミンB1とタンパク質につながっているようです。
特徴2:臭みが少なくあっさりと食べやすい
恵まれた自然の中でのびのびと育った豚は臭みが少なく、きめ細やかで食べやすい「若楠ポーク」へと生まれ変わります。脂がしっかり乗っているものの、豊かな環境で育つことで質のいい脂身になるので、とても食べやすいのです。おいしい豚肉を育てるには、養豚場の環境も大事だということがよくわかります。私も実際に牟田酒造場で「若楠ポーク」をいただきました(写真1枚目)。脂がしっかり乗っているのですが、とっても食べやすいんです! 味付けは塩のみで、肉本来の味を堪能しながらいただきました。
特徴3:日本酒にもよく合う!
クセが少なく、さっぱりした味わいの「若楠ポーク」は、日本酒との相性も抜群。サッと焼いて食べるのもおいしいですが、武雄市内の飲食店では、「若楠ポーク」をしゃぶしゃぶや蒸し料理にして食べるところも多いのだとか。「旬彩 このみ」さんではレモしゃぶに挑戦。お肉に詰まった脂身とさっぱりしたレモンが合わさり、思わずお箸が止まらなくなるほどおいしいです。
また、食べやすい味だからこそ、肉本来の旨味を堪能できるというところが嬉しいですね。武雄市へ旅行する際はぜひ、日本酒とともに「若楠ポーク」を楽しんでみてください。
「若楠ポーク」と一緒に味わいたい「御船山」は佐賀県産の原料でできた日本酒
「若楠ポーク」と一緒に飲んでほしい日本酒が、佐賀県産の原料でできた日本酒「御船山」。西九州新幹線の開業を記念して誕生した「御船山」は甘口で飲みやすく、臭みが少ない「若楠ポーク」にぴったりです。「御船山」の開発には、地元の方の「武雄市に観光客が来てほしい」という願いが込められていて、開発に関わった方の思いや誕生秘話についても記事にしているので、気になる方は、こちらから読んでみてください。