【静岡】萌黄色の茶畑は今だけ! 八十八夜にあたるGWは茶畑を見に行こう
まちの木々が新緑に染まりつつあるこの季節。今年は立春から数えて88日目にあたる、5月2日に八十八夜を迎え、いよいよ新茶の季節に突入します。今回は、日本茶の主要産地・静岡県の中から旅色FOCALで紹介した富士市と伊豆の国市の茶畑を紹介。4月中旬から5月中旬には新芽が出ることで、他の季節とは一味違った萌黄色に染まる茶畑を楽しめます。忘れられない旬な絶景を堪能する旅に出かけてみませんか?
目次
八十八夜はどんな日?
八十八夜は立春から数えて88日目にあたる日で、2023年は5月2日です。この日に摘んだお茶を一番茶として飲めば、一年を無病息災でいられると伝えられています。「八十八夜の別れ霜」という言葉もあり、この頃から霜が降りなくなり農作業の開始の目安にもなるそうです。「八十八」を組み合わせると「米」の字になることや、末広がりの八が重なることから、縁起のいい「農の吉日」ともされているよう。そんな茶畑のベストシーズンに、次の絶景スポットへ足を運んでみてはいかが。
世界遺産が2つも眺められる豪華な茶畑/伊豆の国市
世界遺産の「韮山反射炉」と世界文化遺産の「富士山」が見渡せる、伊豆の国市の茶畑。韮山反射炉の裏山を徒歩3分ほど登った先に、伊豆の国市のまち並みが見渡せる展望台があります。茶畑の中には、ウッドデッキの「天空のビヤテラス」があり、茶葉に囲まれた高台でゆっくりとクラフトビールをあじわえます。心地よい風を受けながらリフレッシュできること間違いなしのスポットです。
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住所:静岡県伊豆の国市中272-1(蔵屋鳴沢敷地内)
電話:055-949-1208
時間:9:00〜17:00(営業時間)
定休日:無休
入場料:展望台無料、「天空のビヤテラス」2,400円はJR東海推し旅プランから予約可能。詳細の申し込みはJR東海推し旅を検索
富士山と茶畑の豪快なコラボが見られる茶畑/富士市
ポスターでよく見かける、ザ・静岡県のイメージが浮かぶ、「大淵笹場(おおぶちささば)」。電線がなく、富士山の裾に広がる茶畑の壮大な景観が魅力。地域の人たちで管理しているのでお声がけすると、畑の中にも入れるそうで、ぜひ思い出に写真を撮りたいスポットでもあります。近くに駐車場があるので車を置いて、散策しながら、大自然をあじわえます。なんと茶畑の真ん中に道路が通っているので、帰りは車で進むのも、非日常的な体験に。せっかく足を運ぶなら、比較的雲が少ない朝の9時頃が狙い目です。
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住所:富士市大淵1445
入場料:無料
※茶畑の中に無断での立ち入りはお控えください
今回紹介した静岡県の茶畑は、富士山がさらに眺望を引き立てており、まるで絵画を見ているかのようです。昔、小学校の音楽の授業で習った「茶摘み」がきっかけで、「八十八夜」という言葉を知っていた方もいると思います。歌の中にあった「夏も近づく八十八夜」に萌黄色に染まる茶畑の情景を見に行くのも良いですし、一番茶を飲んで、一年の健康を願うのもおすすめ。暖かくなり動きやすい季節なので、ぜひ旬である茶畑に訪れてみてください。
【茶を味わうスポット】飲んだ人を虜にする「まるでダシ?」な富士市のお茶
茶畑を見るのはもちろん、せっかくならお茶もいただきましょう。おすすめは富士市の茶畑の真横にある「佐野製茶所」。テラス席もあり景観が良いのはもちろん、今まで飲んできたお茶の概念を覆すほどの深いあじわいを体験できます。市内で作った茶葉を、最適な温度で淹れたお茶は、まろやかな葉の香りが広がり、苦味などはまったくなく、甘みとまるでダシのような旨味があります。ナビゲーターの加藤ローサさんも感動していましたが、旅色スタッフも一人が飲み、思わず「え、これほんとうにお茶?おいしい」と感激。他のスタッフも気になって一口含み「すごい」と目を見開き、そしてまた一人また一人と飲み、全員その旨味に衝撃を受け、お店を出た後も余韻が抜けないほどでした。
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住所:富士市岩本816-3
電話:0545-64-2288
時間:9:00~17:00、日曜祝日10:00~17:00
定休日:月曜日(祝日の場合は火曜日)・第2火曜日
今回紹介した、茶畑や、製茶所は「FO-CAL伊豆の国市」「FO-CAL富士市」からチェックいただけます。