春の道の駅は、桜とグルメで2度おいしい
3月後半から見頃を迎える桜を見に出かける方も多いのではないでしょうか。今回は、春風を感じ、ピンク色に染まる絶景を見ながら、地元食材で作る担々麺や手作り弁当、いちごシャーベットなどご当地グルメを堪能できる道の駅を紹介。紹介する道の駅は旅色FO-CALからピックアップしたので、周辺の観光は本誌からチェックしてください。
目次
川と桜で癒される、道の駅内子フレッシュパークからり(愛媛県内子町)
小田川、中山川の2つの川に挟まれた自然豊かな「道の駅内子フレッシュパークからり」。桜と花桃、菜の花と中山川沿いの駐車場の入口から、春の彩りを感じられます。中庭にはデッキがあり、ゆるやかに流れる川を眺められる癒やしのスポットでティータイムがおすすめ。また、道の駅敷地内からつながる「からり橋」という吊り橋を渡ると対岸の知清公園に向かうことができ、200mも続く桜並木は圧巻です。
直売所で手に入るお花見のおやつはひなあられを飴で固めた「ひな豆」と「カキモチ」がおすすめ。ほかにも、「からりブレッド」がおすすめのパン工房や、「いちご」や「いちごミルク」味が人気のシャーベット工房など、お花見を満喫するのにピッタリなお店も併設されているので立ち寄り必須です!
[DATA]
住所/内子町内子2452
電話/0893-43-1122
時間/8:00~17:00(直売所)
定休日/年始
桜と茶畑、山々が一気に望める道の駅布施ヶ坂(高知県津野町)
四万十川源流点近くにある「道の駅布施ヶ坂」。桜は3月下旬頃に見頃を迎え、食堂のカウンターから眺めることができます。周辺には桜並木があり、道路の向かいにある布施ヶ坂公園の展望デッキで見られる、桜と茶畑、山々の稜線が織りなす美しい景色もおすすめ。道の駅でお買い物や食事をすると、無料で茶畑を周遊するトゥクトゥク「ツノトゥク」に乗車ができ、春風に吹かれて心地良い、ここならではの楽しみ方もできます。また、天狗の口の中を通り抜けるローラースライドの「天狗のすべり台」で、桜並木を走り抜ける新感覚なお花見も可能なので、ぜひチャレンジしてみてください。
食堂のおすすめは、地元の里芋を使った担々麺や、みょうがの鶏団子が特徴のレモングラスを使った塩ラーメン。桜を目の前に特産品をいただくランチタイムは、至福のひとときになること間違いなしです。デザートには、土佐文旦味や、津野町産の生姜やむらさき芋味など、旬の味を楽しめるアイスクリームが魅力。高知の代表的な御菓子「ミレービスケット」や、昔ながらの土佐の駄菓子「中菓司」や飴など、桜並木を散歩するお供にぴったりのお菓子もあります。
[DATA]
住所/津野町船戸654-1
電話/0889-62-3225
時間/売店7:30~17:30(冬期は時間短縮)、食堂9:00~16:00(LO.15:30)
定休日/1月1日
[ツノトゥク]
電話/0889-55-2021(津野町役場 観光推進課)
詳しくはHP(https://tsunotuk.com/)で要確認
ザ・お花見ピクニックなら道の駅おおすみ弥五郎伝説の里(鹿児島県曽於市)
約1,200本の桜(ソメイヨシノ)が植樹されている「道の駅おおすみ弥五郎伝説の里」。
自然の森をそのまま生かした作りになっていて、約20ヘクタールの広大なオープンスペースがあります。開放感がありお花見にぴったりと、県内外からの見物客で賑わいます。広場周辺の39本には下からのライトアップ照明が設置されているので夜桜も注目。旅中、何時に訪れても華やかな桜を楽しめます。見頃の目安や気候によって開催日が前後しますが、3月末には「弥五郎の里 桜まつり」も開催しているのでお見逃しなく。
お花見のお供は地元の人がつくるお弁当がおすすめ。おにぎりやおこわに加えて、ポテトサラダやからあげなどもあります。地元産の旬の素材をつかっているのでその時のみ堪能できる特別な味。おかずのセットもあるので、お一人様にも優しいです。地元の人の愛情が詰まった曽於市のグルメをたっぷりあじわえるお花見になります。
[DATA]
住所/曽於市大隅町岩川6134-1
電話/099-482-5666
時間/9:00~18:00
定休日/物産館:1月1日 レストラン:火曜日、1月1日 入浴施設:第2・4木曜日
※レストラン、入浴施設は変更の場合あり
おわりに
紹介した道の駅でのお花見は、橋を渡って散策したり、トゥクトゥクに乗って茶畑を走ったり、広場でゆったりピクニックをしたりとそれぞれの土地ならではの楽しみ方があるのが特徴です。紹介した道の駅の周辺観光は旅色FO-CALの本誌から知ることができます。休憩しがてら、ご当地グルメとお花見を楽しめる道の駅へ立ち寄りし、春を思いっきり楽しむ旅に出てみてはいかが。