意見の違いが仲を深める? 恋愛マスターくじらが観劇デートをすすめる理由
恋愛マスターくじらです。今回おすすめする恋愛旅は「観劇」。お芝居を観に行くデートだ。映画デートは定番だろうが、お芝居を観に行くデートはやったことがない人も多いのではないだろうか。この2つは同じように感じるかもしれないが、お芝居ならではの違った楽しみ方がたくさんあるのでご紹介していこう。
目次
観劇ファッションはキメていけ
今回は、奥さんリクエストの劇団四季ミュージカル『アラジン』を観劇しに行った。
誰もが知っている超有名劇団のお芝居ともなると、劇場のスケールも大きい。そして、気合を入れていい席を確保しようと思ったら早目に席を予約することになる。先の予定を楽しみに待つ時間が2人のテンションを日に日に上げていく。
さらに、観劇には格式もある。普段の映画デートよりもちょっとフォーマルにキメて観に行くと最高にテンションが上がる。あえてキメ過ぎのファッションをしても劇場の雰囲気がゴージャスなので溶け込めるので問題ない。
普段ショッピングをしていて「このワンピース可愛い! でも着て行くところないな。」と諦めたことがあるあなたこそ、お芝居を観に行く恋愛旅をすればいいのだ(笑)。チケットを確保できてから何を着ていこうか考えるのも二人の温度を上げていくだろう。
役者と一緒に観劇上級者を演じよう
お芝居というのは熱量がすごい。
人は他人の熱を受け取るという性質があるのだろう。テレビでもサッカー日本代表戦は視聴率が上がる。選手たちの本気の熱量を感じ取って見てしまうのではないだろうか。
そのうえお芝居は、映像ではなく目の前で生の人間が演じている。生身の人間の熱を間近で感じ共有する空間というのはお芝居ならではだろう。お客は演者の熱を受け取り、演者はお客の熱を受け取る。
こういった意味ではお客さんも舞台を作る役者の一人だ。彼と2人でおしゃれをして、最高の「舞台を観に来ている客」を演じてみよう。
お芝居が終わり、幕が閉まると同時に客席はスタンディングオベーション。最後にもう一度幕が開き、今日の演者が勢揃いしてお辞儀をして幕が閉じる。客席からは大きな拍手。さあ帰ろうかと思いきや再び幕が開き、もう一度挨拶してくれる。一連の流れをまだ知らない私たちは、慌ててもう一度拍手。これが2回ほど続いた。
お芝居を見慣れている人にとっては当たり前の光景なのだろうが、初心者の私たちはあたふたしてしまい、奥さんと2人で笑い合った。観劇にはこんなハプニングもあって楽しい。最高の客を演じるには我々夫婦はまだまだ未熟だった(笑)。
幕間の20分も貴重な時間
今回の『アラジン』では幕間の休憩時間があった。20分ほどの時間だが、この時間に前半の感想を話し合ったり、お土産グッズの売店を見に行ったりすると盛り上がる。これも観劇の魅力のひとつだ。
◆劇団四季ディズニーミュージカル『アラジン』東京公演
公演期間:ロングラン上演中 ※2023年1月9日公演分までチケット販売中
会場: 大同生命ミュージカルシアター 電通四季劇場[海]
住所:東京都港区東新橋1丁目8-2 カレッタ汐留内
※チケットのお買い求めや公演スケジュールは劇団四季オフィシャルウェブサイトをご確認ください。
意見の違いも楽しもう
終演後はアジア料理を食べに行った。せっかく『アラジン』を観劇したので、連想されるような料理にしようと決めたのだ。こういう時はとことんまでお芝居の余韻に浸ろう。お互いの感想を共有できる時間を作ると楽しいものだ。
ここで恋愛の大事な話をしよう。日々恋愛相談などをやっていると、こんな場面でお互いの感想の違いを恐れて本音を言えない人が結構いる。自分の感想が彼と大きく違うと恋愛関係を構築していけないと思い込んでいるのだ。これは大きな勘違いだ。
感想は違っていていいのだ。むしろ感想が違うことを楽しむのが恋愛だ。お芝居でも料理でも、同じ対象物に対してそれぞれが自由に感想を言う。「私はこう思ったけど、あなたはどうだった?」
ここで彼の感想が全く違ったものだったとしても、「へーあなたはそんな風に感じたんだ! 私はそれに関してはこう思ったけどどう?」と彼の感想に対してまたあなたの感想を1つ添えてお返しすればいい。
するとその感想に対して、彼はまた自分なりの感想を1つ添えてあなたにお返ししてくる。これがコミュニケーションだ。これがあなたの頭の中を表現することであり、自分を知ってもらうということなのだ。
感想の違いは恐れるものではなく、おもしろがるのが基本姿勢なのだ。
彼がおいしいと思ったトムヤムクンをあなたがまずいと感じてもいいのだ。「えー! これってどの辺がおいしく感じるの? 味噌汁のほうがおいしくない?!」とあなたの感想を添えて、違いをおもしろがればいいのだ。
◆オリエンタルレストラン&ワインバー アジアンタワン168
住所:東京都港区東新橋1丁目8-2 カレッタ汐留B2F
電話:03-6228-5783
営業時間:月~土曜日 ランチタイム11:00~14:00、ティータイム 15:00~17:00、ディナータイム 17:00~23:00、日曜祝日 11:00~22:00
恋愛も観劇も最高のエンターテインメント
お芝居を観に行く恋愛旅は、感想の違いを楽しめる絶好の機会だ。彼を知り、あなたを知ってもらう大チャンスなのだ。
堂々とあなたを表現し、彼との違いを楽しもう。
「同じ」を求めれば苦しいが、「違い」をおもしろがれば、恋愛も観劇も極上のエンターテイメントだ。
オレはそう思っちゃうんだよね。