子どもと一緒に京都を学ぶ! 「OMO5京都三条 by 星野リゾート」でワーケーション

旅色LIKESメンバーのトシさんが今回家族でお試しステイしたのは「OMO5京都三条 by 星野リゾート」。三条大橋まで徒歩約3分、八坂神社にもほど近い京都の街歩きが楽しめるホテルです。お子さんが目をキラキラさせていたという旅の様子を教えてくれました。
目次
◆この記事を書いたメンバー

トシさん(1期生)
東京在住の2児のパパ。普段は会社員をしながら時間とお金の許す限り旅行を楽しんでいます。旅は人生に彩りを与えてくれるもので楽しみ方は十人十色! 色々な旅の楽しみ方に触れられると嬉しいです。
“街を楽しむ”OMO
星野リゾートが運営する都市ホテルOMO(おも)は、従来の都市型ホテルの概念を覆すような新しいスタイルのホテルとして注目を集めています。高級ホテル・ビジネスホテル・民泊など宿泊のカタチは様々ですが、OMOでは“街を楽しむ”という視点で、地域と一体となって新しい宿泊体験を提供しています。今回は、2021年4月に誕生した「OMO5京都三条 by 星野リゾート」に家族と一緒にワーケーションスタイルで滞在しましたので、その様子をご紹介します。

OMO5京都三条は、京都屈指の繁華街・三条エリアの中心に位置しています。コンセプトは「京町らんまん川歩き」。ホテルを中心に街全体をひとつのリゾートとして捉えることで、宿泊者に“ご近所さんぽ”を楽しんでほしい、三条エリアの魅力を知ってほしいという願いが込められています。
1.街歩きを楽しくする仕掛けが満載

「OMOベース」は、フロントとカフェを備えたパブリックスペースで、街歩きを楽しくする仕掛けがたくさん詰まっています。高瀬川が流れる木材の町「木屋町」をイメージし、全体的に木材で構成された暖かい空間。高瀬川で、かつて人力で舟の運搬をしていた場面が描かれた「高瀬川テーブル」がひと際目を引きます。
壁に描かれた「ご近所マップ」には、実際に足を運んで仕入れた話題の最新情報から、知る人ぞ知るディープな情報まで幅広く記されています。ご近所で購入できる京都ならではのお土産や、伝統工芸品なども実際に展示されていて、まるでガイドブックから飛び出してきたような世界が広がっています。
今回滞在した客室「フォースルーム」は、広々として清潔感があり、木のぬくもりを感じることができました。さらに無料貸出の「布香合」の香りでリラックス。子どもたちが気に入ったため、翌日ご近所にあるお店「にほい袋専門店 石黒香舗(こうほ)」を訪ねて購入しました。

続いてはOMOワークルーム。1時間毎の予約制で、オンラインで事前予約も可能です。プライベート空間のため、急な電話やオンライン会議にも対応できて、安心して仕事をすることができます。チェックイン前後の空いた時間や、滞在中の隙間時間を有効活用することができるため、家族連れや出張者にも嬉しいサービスです。
今回は、2日目のチェックアウトまでの時間を仕事に充てるためワークルームを2時間利用。その間、家族はゆっくりと朝食をとって鴨川沿いのお散歩を楽しむことができたそうです。ワークルームには、スピーカー・モニター・ケーブル等の仕事に必要なアイテムが用意されており、Wi-Fi速度も良好なため仕事に集中することができました。また、客室からワークルームに場所が変わることで仕事モードに気持ちが切り替わりますし、心身ともにリフレッシュした状態で仕事に臨むことができて作業効率アップにも繋がったと思います。

朝食は京都らしい生湯葉のリゾットをチョイス。色とりどりのサラダと温かいスープで、朝からほっとできる体に優しいメニューです。
2.高瀬川と三条通をタイムトラベルする「ご近所アクティビティ」

OMOでは、その土地の魅力を知り尽くした“OMOレンジャー”が街歩きをサポートしてくれます。今回は、高瀬川沿いを歩いて京都の街の成り立ちを知る「京町らんまん川さんぽ」と、江戸時代の旅気分を味わいながら、気になる老舗を訪ねる「京町らんまん老舗さんぽ」に参加しました。

OMOレンジャーの話に興味深々な子どもたち
一緒に参加した子どもたちには少し難しいのではないかと心配でしたが、そこはさすがOMOレンジャー。
「京都の町家の屋根の上には何がいる?」「この太鼓は何に使うものだと思う?」など、クイズやゲームの要素を織り交ぜながら子どもたちにも分かりやすく説明してくれました。すっかりOMOレンジャーを慕うようになった子どもたちは、新しい情報を聞き逃すまいと、目をキラキラさせながら後に続いていたのがなんとも印象的。おかげで大人も子どもも街を探検する感覚で最後まで楽しみながら散策することができました。

ふろしき専門店「むす美」にて。街歩きに合わせて子ども用の浴衣を持参しました。

三条大橋近くにある「内藤商店」で昔ながらの日用品に興味深々

「石黒香舗」では巾着袋と紐の色を選んでその場で好みの匂い袋を作ってもらうことができます
年齢や旅行歴などゲストに合わせたガイドができるというのは、その土地の魅力を知り尽くしているからこそできるおもてなしですね。あまりにもリアルな情報ばかりで「せっかくならば今回の旅行中に行ってみようか」という気持ちにさせられます。どのように情報収集しているのか尋ねたところ「地道に足を運んで、街歩きのポイントやおすすめ情報を集めている」のだそう。インターネットやSNSに溢れた二次情報ではなく、地元の方から教えてもらった一次情報だからこそ、自信をもって真の魅力を伝えることができるのだと思います。
◆むす美 京都店
住所:京都市中京区三条通堺町東入桝屋町67
電話:075-212-7222
◆内藤商店
住所:京都市中京区三条大橋西詰
電話:075-221-3018
◆石黒香舗
住所:京都市中京区三条通柳馬場西入桝屋町72
電話:075-221-1781
・京都らんまん川さんぽ
開催時間:16:30~
所要時間:約60分
スカジュール:OMO~桂小五郎像前~高瀬川一之舟入~高瀬川(舟入跡地中心)~先斗町通~旧立誠小学校角倉了以像前
※ルートは適宜変更することがあります
・京都らんまん老舗さんぽ
開催時間:10:45~
所要時間:約60分
スケジュール:OMO5京都三条→三条大橋(弥次喜多前)→三条通を西側へ向かう、ふろしき専門店「むす美」まで数店舗を巡る→OMO5京都三条
※ルートは適宜変更することがあります
3.現地に足を運んでわかる、子どもも大人も楽しめる旅

滞在中は、OMOを通じて知ったお店を時間の許す限り巡りました。創業200年以上の和菓子店「本家月餅家直正」や、京都の食材と調理法にこだわった会席料理店「馳走いなせや」、鴨川納涼床など、どれも京都らしい印象的なお店ばかり。子どもたちも、この旅で見たものや触れたものが記憶に残ったに違いありません。

鴨川納涼床 ※2022年10月末で終了

夕食は「馳走いなせや」の丹波地鶏三昧コースをいただきました。
◆馳走いなせや
住所:京都市中京区三条柳馬場上ル油屋町93
営業時間:<昼>11:00~15:00(L.O.14:30)、<夜>17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:月曜日 ※祝日営業、火曜休、年末年始
電話:075-255-7250

ホテルから平安神宮までは徒歩20分ほど
もちろん、定番の平安神宮や鴨川を訪れたこともいい思い出ですが、今回はそれに加えてOMOを起点とした新たな発見や出会いも多かったため、より満足度の高い旅行になったと思います。わが家は事前にネットやSNSで滞在中に行きたい場所を決めておくことが多いですが、今回のように現地の方のおすすめ情報を頼りに街歩きを楽しむスタイルもいいものですね。ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。

◆OMO5京都三条 by 星野リゾート
住所:京都市中京区河原町通三条上る恵比須町434-1
電話:050-3134-8095(OMO予約センター)
アクセス:地下鉄京都市役所前駅 3番出口より徒歩約2分、京阪三条京阪駅7番出口より徒歩約5分、京都市バス「河原町三条」バス停すぐ