【青木裕子の親子旅】子どもと一緒に富士登山! 登頂までの準備とトレーニング

全国

2022.09.16

LINEでシェア
はてなでシェア
【青木裕子の親子旅】子どもと一緒に富士登山! 登頂までの準備とトレーニング

我が家の初めての親子登山の経験は、長男の受験時に登った高尾山でした。幼児教室のイベントにも高尾山登山があるなど“子どもの自立を促し、強い心を育てる”ために登山に挑戦する家庭も多いですよね。今回は小学生の息子2人と挑戦した富士登山に向けた我が家のトレーニングと、登頂の様子をレポートします。

目次

閉じる

子どもの興味から決めた富士登山への道

まずは東京タワーで足慣らし

つづいて高尾山~小仏城山でトレーニング

最後はいよいよ本番! 富士登山

子どもの興味から決めた富士登山への道

長男につづき小学校受験を経験した次男ですが、コロナ禍だったこともあり、さまざまな体験をさせようにもなかなか行けるところがない。そこで、都内で、かつ屋外の高尾山に定期的に登ろうと考えました。すると「根っこがごつごつしていたり、岩がたくさんあったり、いろんな道があって楽しいねえ」と、登山にはまっていったのです。いつしか「富士山に登ってみたい!」という目標を持つようになった次男は「なかなか大変じゃないかしら」という親の心配をよそに近郊での低山登山を繰り返しました。

次男と登った山は、ざっと高尾山、天上山(カチカチ山)、鋸山、御岳山、陣馬山、金時山、大山、小仏城山……。次こそ富士山! とはいえそこは日本一の山、なめてかかってはいけません。自分たちのためにも、周りの方に迷惑をかけないためにも、装備やトレーニングに気は抜けない! ということで、今回は満を持して今年挑戦した親子での富士登山と、それに向けたトレーニングをご紹介します。

まずは東京タワーで足慣らし

東京タワー

トレーニングがてら山に行こうと思っていたのですが、どうにも天候が不安定な時期だったので、近場で足慣らし。東京タワーでは、現在高さ150mのメインデッキに続く約600段のオープンエア外階段を、コロナ禍を機に毎日開放しています。(通常は土・日・祝日に限り開放。好評につき会期延長中)。

東京タワー

600段の階段を子どもたちは何の苦もなく登っていきます。暑い日でしたが、鉄筋の階段は日が当たらないからか涼しく感じました。ワンデーパスを買うと、何回でも往復できます。この日は、階段が苦手な私が最初にギブアップで、2往復まで。階段利用は、夏休み期間でも混雑していなかったので、登山トレーニングとしてだけではなく、子どもとのちょっとした挑戦におすすめです。


◆オープンエア外階段ウォーク
期間:毎日、朝9:00~20:00(雨天、強風は中止)
金額:通常の展望料金が必要です。大人1,200円、高校生1,000円、子供(小中学生)700円、幼児(4歳以上)500円
HP:https://www.tokyotower.co.jp/event/attraction-event/MDopenairwalk2/

◆東京タワー
住所:東京都港区芝公園4丁目2-8

つづいて高尾山~小仏城山でトレーニング

高尾山

6号路は沢登りなど変化に富んだコースです

高尾山

荷物は富士山を想定して多めに

いろいろな山を検討したのですが、天気や交通事情も鑑みて、高尾山~奥高尾までのコースに行ってきました。まず高尾山に登り、いったん下り、奥の小仏城山の頂上を目指します。何度も登っている高尾山ですが、お気に入りの6号路へ。トレーニングなので、富士山を想定して荷物はあえて多めに持っていきました。

小仏城山

醤油ベースのなめこ汁

小仏城山

別添えのシロップはかけ放題です

小仏城山

高尾山山頂から小仏城山までは1時間ほど。山頂で持参した塩結び、山の茶屋「城山茶屋」のなめこ汁と名物のかき氷をいただきました。

高尾山

心なしか逞しい後ろ姿

高尾山トリックアート美術館

下山後「高尾山トリックアート美術館」にて。まだまだ体力があるのに驚きです

今回は高尾山駅近くの駐車場を利用したので、スタート地点へ下山しました。登って降りて(高尾山)、また登って降りて(小仏城山)、またまた登って降りる(高尾山)と、トータルで5時間ほどの所要時間。長く歩くトレーニングにぴったりです。

下山後、まだまだ元気な息子たちは駅前のトリックアートミュージアムで思い切り楽しむこともできました(笑)。ちなみに私は、これらのトレーニングに加えて、習慣にしている週一回のキックボクシングの際に、登山に向けた筋トレを増やしていました。

最後はいよいよ本番! 富士登山

富士登山

さて、幼児と一緒の富士登山ということで、私と夫は「体調や天候などに注意を払い、絶対に無理をしないこと」を約束しました。昨年は挑戦することもかなわなかったので、今年は一歩でも進めればよしと考えよう。ご来光を頂上で見るとか、何時までに下山したいとか、欲張ることは絶対にしない。そして、安全のために普段私のトレーニングをお願いしているトレーナーさん(登山歴が長く、富士山登頂経験も10回以上という方です)にも、一緒に登ってもらうことにしました。子どもと一緒の登山はどうしても荷物が増えます。特に途中で山小屋に1泊するうえに、温度変化が大きい富士登山では“念のため”のものが多くなるのです。そういった諸々の荷物のアドバイスから、持ち運びの分担、さらに、登山中のペース配分などをお願いできたことは本当にありがたかったです。

富士登山

富士山パーキングにて。遠くに見える富士山! これから登るぞーと気持ちが上がります

富士登山

まだまだ余裕な様子

富士登山
富士登山

まずは、パーキングからバスかタクシーで移動し、標高に体を慣らすため5合目で1時間以上過ごします。5合目とはいえすでに雲の上なので気分が上がります。1日目は7合目の山小屋「東洋館」まで3時間ほどの登山です。5号目を11時ごろに出発してゆっくり登りはじめます。

翌日のことを考慮して、山小屋には14時ごろに到着。山頂でのご来光にはこだわらないことにしましたが、翌日の天気予報を見るとどうやら午後から崩れる可能性がありそう。なるべく早めの下山を考えると、翌日の出発は夜が明ける前にした方がいいなと考えました。とはいえ、子ども達が寝不足での長時間登山は危険です。子どもが何時に寝付くかによって出発時間を検討することにしました。

山小屋は、到着順に夕食が出てくるシステムです。2時間ほどのんびりして夕方16時に夕食を食べ始め、16時半には食事が終わり、歯磨きや寝る支度をして……5時半には就寝することができました! スムーズに就寝できたのには、時間配分のほか子どもたちにはしっかりパジャマを持参したのもよかったのかもしれません。夕食をとって、支度をして、暗い部屋でお布団に入ったら寝るという体のリズムに乗ることができた印象でした。早めに寝ることができたので、翌日は深夜1時過ぎに出発することに。

富士登山

私はさすがに6時には眠れず……子どもたちが寝てから外に出てみると、幻想的な景色が広がっていました

富士登山

翌日の出発時刻の空はこんな感じ

出発時刻、星がとってもきれいに見えます。「手が届きそう~」と言ったら、子どもたちに「届かないけどね」と冷静に返されましたが……。暗い中での登山は初めてなのでちょっとワクワクしながら山頂を目指します。あっ、ヘッドライトは必須ですよ!

富士登山

少しずつ明るくなってくる空を見ながら……

富士登山

八号五勺の御来光館で、日の出を迎えました

天候の条件がよく、最高の日の出を見ることが出来ました! あとは頂上を目指すのみ。ですが、最後の最後、九合目を過ぎたあたりで最大のピンチが訪れました。風が少し強まったことで、寒さで次男の心が折れそうに……。疲れも相まってぽろぽろと涙がこぼれてしまうほど。起床時はあまり寒さを感じなかったため、厚着をさせていなかったのですが(厚着をすると、登っている最中は汗をかき、立ち止まると冷えることになってしまいます)、このあたりの調整が難しいなあというのは反省点です。上から簡単に脱ぎ着できるものをもっと持っていけばよかったかもしれません。

富士登山

体温調節も大切、と学びました。

それでも、風も弱まったことで「あと少し頑張る!」と歩を進め、見事登頂成功!……の、写真を撮るのを忘れました(笑)。へとへとだったもので。それでも、山頂の食堂でお蕎麦を食べて元気を取り戻したので、山頂をぐるっとめぐるお鉢巡りにも挑戦しました。山頂の中でも一番高い剣が峰で記念撮影。

富士登山

無事親子そろって登頂しました!

きれいな日の出を見られて、日本最高峰にも行けて、パーフェクトな富士登山でした!「全部できたし、もう来なくていいや。」とは息子たち談(笑)。下山も全くしんどくなかったようで、終始しりとりをしたり、クイズを出し合ったり、にぎやかでしたよ。息子たちの体力、恐るべしです。

富士登山

下山のための体力管理も大切です。

一方で、大人は下山がかなりしんどかったです。特に、数年前にスキーで膝の靭帯を損傷している私は、転倒を心から恐れているのでスピードも上がりません。時間的にも体力的にも下りまでを考えた余裕のあるプランを立てることが大切だと痛感しました。

様々なことを体験するのももちろん子どもの学びにつながると思いますが、今回のように、同じ体験でも少しずつ目標を上げながら続けていくことも、成長を促すことができると感じています。とにもかくにも、家族みんなで元気に富士登山成功しました! 子どもたちにとっていい経験になればと思って始めた挑戦でしたが、振り返ると我が家全員にとって大きな自信となりました。きっと、子どもたちが大人になっても、大切な思い出としてずっと共有していける経験だと思います。

今年は富士山の開山期間は終わってしまいましたが、もしも挑戦したいと思った方がいましたら、ぜひ今から1年かけて親子で準備をしてみてください。きっと、素敵な体験ができると思います。

Related Tag

#東京タワー #登山 #富士山 #親子旅 #富士登山

Author

Ambassador

親子旅親子旅

青木裕子

2005年に慶応大学を卒業し、TBSテレビにアナウンサーとして入社。入社3ヶ月で『サンデージャポン』を担当。その後『News23x』をはじめ、報道やスポーツなど多くの番組を担当するなど天真爛漫な人柄で注目を集める。2012年12月末にTBSを退職。フリーアナウンサーとして活動をスタートした。モデル、ナレーション等活動の幅を広げ活躍中。

Articles

【青木裕子の親子旅】子どもの冒険心をくすぐる島旅のすすめin竹富島

【青木裕子の親子旅】那須高原で子どもの自立心を育むキャンプ旅

【青木裕子の親子旅】東京から日帰りで行ける! 夏休みにぴったりな学びスポット

New articles

- 新着記事 -

  • NEW

北海道

2022.12.04

【札幌】北海道グルメを食べ尽くした札幌ステイ

メンバー

旅色LIKES

  • NEW

大阪府

2022.12.03

都会のど真ん中でくつろぐホテルステイを「シティプラザ大阪」で

メンバー

旅色LIKES

  • NEW

全国

2022.12.01

みなさん、新しい地元はどう作りましたか? 移住者の、地域と繋がるそれぞれのカタチ。

旅色編集部

TABIIRO

  • NEW

兵庫県

2022.11.30

山崎紘菜さんが都市や大自然にときめく「旅色FO-CAL兵庫県宝塚市」が公開

旅色編集部

TABIIRO

  • NEW

大阪府

2022.11.30

【兵庫】瀬戸内海の絶景に癒される贅沢な旅館「吞海楼」

メンバー

旅色LIKES

  • NEW

大阪府

2022.11.30

おうちで旅気分を味わう! 大阪のおすすめお取り寄せスイーツを紹介

あんはな

映え旅

More

Authors

自分だけの旅のテーマや、専門的な知識をもとに、新しい旅スタイルを提案します。

旅色LIKES旅色LIKES

メンバー

TABIIRO

旅色編集部

映え旅映え旅

あんはな

編集部

ハリマ

作家・作詞家

高橋久美子

編集部

タジマ

編集部

ゴトウ

編集部

ホソブチ