【青木裕子の親子旅】東京から日帰りで行ける! 夏休みにぴったりな学びスポット
暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしですか? 我が家の息子たちは夏休みですが、サッカー(長男)と空手(次男)で、相変わらずバタバタしています。そんな中お届けするのは、次男の空手の遠征の“ついでに行ってきた”シリーズ。大会や練習会での遠征があると私の中の「せっかく来たんだから楽しみたい!」欲にかられます(笑)。どこかに行ったついでに、週末のサクッとお出かけに、子どもと一緒に2時間あれば満喫できるスポットをご紹介します。
目次
大人も一緒に宇宙を学ぶ「JAXA筑波宇宙センター」
まずは、茨城遠征のついでに訪れた茨城県つくば市の「JAXA筑波宇宙センター」です。近所のプラネタリウムに行ってからロケットや宇宙への興味が増していた息子たち。子どもの興味はすぐに移り変わるので、“鉄は熱いうちに打て”さながら、子どもの「今これ!」というタイミングで深い学びに繋げていくことができるといいなあと、常日ごろから思っています。
コロナ禍で見学の形態がいろいろと変わっていたようですが、私たちが訪れたときは、土日祝日のみ見学予約が必要でした。(現在は平日・休日ともに自由に見学可。有料のツアーのみ要予約)。コロナ禍でおなじみとなった予約制。急に思い立って行けない不便さはあるものの、猛烈な混雑がないという安心感は嫌いじゃないです。
到着してまず目に入るのは大きなロケット! これはテンションが上がります。ちなみに、横についている小さい白い部分はエンジンだそうです。子どもたちに聞かれて「ここに人が乗るんじゃない?」と答えた無知な夫婦がいたことは……秘密です。
受付を経て、展示館「スペースドーム」へ。圧巻の展示に子どもたちのみならず大人も大興奮。ちなみに受付にはちょっとした休憩スペースがあって、小さなお子様連れの方が座って休憩したり、飲み物を飲んでいる方もいて、自分のペースで楽しめます。
こちらの施設、見学は無料です。人工衛星などのピカピカした部分が、アルミホイルのような素材でできていて「やっぱり無料だからこのあたりは手づくり感があるね」なんて言っていたら、実際に使用されている素材だというから驚き。またまた無知をひけらかしてしまった私たちですが、子どもと一緒に学んで参りました(笑)
ミュージアムショップには、宇宙に関する本やグッズなどが充実。なかでも、たこ焼きからいちごアイスまで種類豊富な宇宙食には家族みんな興味津々で、ほかにもプリンやお餅など……いろいろと買い込んでしまいました。どれもおいしかった!
◆JAXA筑波宇宙センター
住所:茨城県つくば市千現2-1-1
アクセス:<電車>JR常磐線「荒川沖駅」下車。関鉄バス「筑波大学中央」行きまたは「つくばセンター」行きに乗り換え、「物質材料研究機構」下車徒歩約1分
<車>常磐自動車道「桜土浦IC」より約7分
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日(不定期)、年末年始
思う存分レッサーパンダを観察「日本平動物園」
続いては、静岡市の「日本平動物園」です。「北海道の旭川動物園のような行動展示が楽しいよ」とママ友情報があり、調べてみると、次男がこよなく愛するレッサーパンダの展示方法もユニークとのこと。これはぜひ行きたい! と、静岡で大会終わりに駆け込んできました。
16時半閉園のところ、到着したのは15時半。早足になりつつも、大好きなレッサーパンダを愛でることができました。
日本平動物園には8頭のレッサーパンダがいて、家系図のほか、2021年に生まれた「かずのこ」の成長の展示などを見ることができます。
飼育舎では、頭上に設置された通路をレッサーパンダたちが通ります。寝ているところも食べているところももちろんかわいいけれど、やっぱりたくさん動いているところが見られると嬉しくなります。
この日は暑かったため屋内放飼場にいることの多かったレッサーパンダたちですが、足元まで全部ガラスの囲いはとってもありがたい。「見えないー!」と言われて抱っこしたり、登ってはいけないところによじ登るのを必死で阻止したり、という子連れ動物園あるあるのストレスがありません!
猛獣館299も見応えがありました! 閉園時間間近ということで動物たちもお疲れ(?)ぎみでしたが、それでも至近距離で迫力を感じました。ほかにも、上から下へ何度も通るゴマフアザラシの行動展示はいつまでも見ていられます。
園内にはちょっとした遊園地も。斜面を登るオートチェアと日本一の長さのローラースライダーは園内の至る場所から見ることができ「乗りたい!」となったのですが……最終受付16時に間に合わず、残念。次回のお楽しみとなりました。代わりにメリーゴーラウンドのレッサーパンダに乗ることができたので、よしとしましょう(笑)。
◆日本平動物園
住所:静岡市駿河区池田1767-6
アクセス:<電車>JR東静岡駅よりしずてつジャストラインバス「日本平線」で約10分、「動物園入口」バス停下車後、徒歩約5分 <車>東名「日本平久能山スマートIC」より約10分
電話:054-262-3251
開園時間:9:00~16:30(入園は16:00まで)
休園日:毎週月曜日(祝日または振替休日のときは翌平日が休園)、年末年始(12月29日~翌年1月1日まで)
入園料:一般(高校生以上)620円、小・中学生150円、未就学児無料
【番外編】泊まるなら「日本平ホテル」
実はこのときの大会は2日間。会場の近くに1泊したのですが、そのホテルがとっても素敵だったのでちょっとご紹介させてください。次男と2人だったので、泊まったのはダブルベッドのシンプルな客室。
さらにすばらしいのが、広いお庭とそこからの眺め。
あいにく雲がかかっていますが、晴れていれば目の前が富士山とのこと。お庭では、バドミントンやキャンディーボールを借りて遊ぶこともできるそうです。
今度は、家族でゆったり宿泊して、動物園に行って、ロープウェイにも乗って……と、早速再訪の計画を立てています。
◆日本平ホテル
住所:静岡市清水区馬走1500-2
アクセス:<電車>JR静岡駅より路線バスで約35分、<車>東名「日本平久能山スマートIC」より約20分
電話:054-335-1131
今回は、サクッと行ける親子旅をご紹介しました。状況が刻一刻と変化して、なかなか思い切った旅行計画が立てづらい日々ですが、子どもの学びにつながる旅は何とか工夫して見つけていきたいと思っています。子どもの“今”は、我々の“今”とは全く違う意味を持つのだと、日々成長する息子たちを見ていて感じています。(私は、ときに張り切りすぎるきらいがあるので、そこは抑えつつ……) 幼少期は特に、体験に勝る学びはないと思っているので、時間がなくても状況が難しくても、“今”できることを探していきます!