【旅色バスツアー第二弾】醤油発祥の地和歌山県湯浅町へ行ってきた
6月26日、「旅色×JTBコラボ企画第二弾 和歌山県・湯浅町 スマフォトグラファーと巡る日帰りバスツアー」に参加してきました。数日前まで雨予報がでていた関西地方でしたが、当日は、青空ものぞくいい天気。絶好のバス旅行日和でした。旅色FO-CALでも紹介された湯浅町の昔ながらの町並みに癒され、おいしい桃やワインなどを堪能したツアーの様子をLIKESライターのなおがレポートします!
目次
好天に恵まれた大阪・梅田からいざ出発!
8:30 梅田駅に集合し、バスに乗り込み和歌山へ出発しました! まずは、旅色編集部の深井さん、後藤さんよりあいさつとスケジュールの説明がありました。またバスガイドさんから1つ目のイベント「桃狩り」へ向けて、おいしい桃の見分け方をレクチャーを受けました。
【道の駅 くしがきの里】旅のスタート前に立ち寄った休憩所はお土産充実!
バスは和歌山方面へ1時間。休日は、買い物に出かける地元の人でにぎわう道路も、早い時間に出発できたことで渋滞に巻き込まれることなく休憩スポットの「道の駅 くしがきの里」に予定よりも早く到着しました。道の駅の中は、農産物やみかん・桃・梅など和歌山の特産品を使ったお菓子がたくさん並んでいました。旅も始まったばかりですが、お土産選びを楽しみました。
ご当地ジンジャーエール「じゃばら」味を購入。「じゃばら」は、日本で唯一の「県の飛び地」である和歌山県北山村の特産品です。ゆずにもすだちにも似てるけどちょっと違う……。すっぱ苦い風味が癖になるおいしさです。
【桃狩り体験】太陽の下で瑞々しい桃をいただく
旅の最初のイベントは桃狩り! 会場は名山農園です。旬のフルーツ狩りにみんなわくわくしている様子でした。
桃狩りのコツを丁寧に教えてくれたご主人。桃は、無数の毛に覆われている果物です。桃を掴んだ手で触った場所がかゆくなるのは、この毛が原因のようです。気を付けながら収穫し、すぐに袋の中へ入れていきます。
自分で採った桃と農園からプレゼントされた計2個をお土産用に持ち帰ります。桃は常温で保存し、食べる2時間くらい前に冷蔵庫に入れ冷やしておくと、おいしく食べることができるそうです。
お待ちかねの桃食べ放題タイム! バケツを抱え、皮むき用のナイフを片手に桃にかぶりつきました。今回収穫した品種は「日川白鳳」。後から調べると贈答品向けの高級なものだと分かりました! 甘さやみずみずしさが感じられ、高級品だということに納得でした。そんなありがたみも分からないまま、おいしくて何個も食べてしまっていました……。
LIKESメンバーのにゃおさんが、イエローのOTOMOで桃を包んでいました! テーブルクロスにもひよけにも、エコバッグにもなるまさに旅のお供にぴったりの1枚ですね!(宣伝)
【スマフォト講座】講師はスマフォトグラファーあゆちさん
桃を満喫し、湯浅町に向かうバスの中で、スマフォトグラファーあゆちさんのスマホ撮影講座が実施されました。スマホできれいで美しく映える写真の撮り方のコツを解説してくれました。
私もカメラは、iPhoneしか持っていないので「もっときれいに撮るコツはないものか」と悩んでいたので参考になりました。あゆちさんが撮影した写真が、カメラで撮ったものか、スマホで撮ったものかを当てる「どっちがスマホで撮った写真でしょう」クイズは見事3連敗しました……。スマホのカメラは使いこなすとプロ級の写真を撮ることができるようです。あゆちさんがバスツアー中に撮った写真は、彼女のInstagramに載っていて、構図など非常に参考になります!
【昼食会】湯浅名物が盛りだくさん
湯浅町に到着した一行は、古い街並みを通り昼食会場の「日本料理 横楠(よこぐす)」へ。明治33年創業の新鮮なお魚を食べることができるお店です。湯浅発祥の湯浅醤油や郷土料理の金山寺味噌も並びます。伝統を感じながらいただきました。
12月に来たときは食べることができなかった「生しらす」が満を持して登場! しらすは、数時間で色が変わるので生で食べられるのは港に近い場所だけです。また、禁漁期間や不漁のときもあっていつも食べられるわけではありません。「生しらす」を食べられるのは運のいい証拠。幸せの極致でした!
昼食の間にバスガイドさんが、湯浅名物「醤油まんじゅう」の情報を聞き込みに回ってくれました。食事を終えて「醤油まんじゅう」を食べるプチツアーが開催されました!
【湯浅ワイナリー】フルーティーなワイン・リキュールを味わう
昼食後、少し小高い丘を登った先にある「湯浅ワイナリー」へ。和歌山県のワイナリーはここを含めて2つしかないそうです。
はじめにワイナリーの説明がありました。味噌・醤油と発酵食品のルーツの町である湯浅の地に“新たな発酵文化を”という理念のもと醸造を開始したそう。ワインができるまでの工程も教わりました。またワインのほか、勹果(ほうか)という和歌山の果実を使ったリキュールも生産しています。
ワインについて学んだあとは、お待ちかねの試飲タイム。白ワインのほか、勹果シリーズのみかん・もも・梅など数種類用意されていました。好みの味を探しに試飲を楽しみ、おいしいお酒に思わず顔がほころびます! 道の駅で紹介した「じゃばら」もありました。鋭い酸味と少しの苦みが特徴的です。
お気に入りの味を見つけ、お土産として購入することも可能です。私は、南高梅と柚子を選びました。帰ってから、思い出話をつまみに息子と一緒に楽しみました。
【角長】750年以上続く醤油醸造所で醤油を学ぶ
古い街並みの中にある「角長」。醤油発祥の地・湯浅町で江戸時代から醸造を続ける老舗です。最盛期に92件あった醤油の醸造所も今はここだけとなってしまいました。角長が運営する醤油資料館で湯浅醤油の歴史を学びました。かつて使っていた道具も多数展示されています。先人の知恵や苦労の跡が窺い知れました。
社会科見学……? 侮るなかれ。めちゃくちゃ話芸巧み! 醤油の歴史、淡口と濃口の違い、果てはスーパーの特売醤油と角長の醤油の違いまでスイスイ頭に入ってきました。醤油の祖は法燈国師(ほっとうこくし)ですが覚え方は「ホットコーヒー」。完璧に覚えましたよ。
【湯浅町散策】醤油が育てた歴史的な町並みを歩く
つづいては、湯浅の昔ながらの街並みを散策します。湯浅町は、かつて熊野古道の宿場町として賑わっていました。醤油醸造で古くから栄えたことで町屋や蔵などが多く建つようになったのです。2006年には、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。6月は、あじさいの最盛期。町のいたるところにあじさいが飾られていて町に華やかさが加わります。
「甚風呂」は観光スポットの1つで江戸時代の嘉永年間から昭和60年まで、約130年に亘り営業を続けていたお風呂屋さんです。今はその当時のお風呂の様子を偲ぶことができる民俗資料館になっています。他にもお土産店を覗いたり、古民家でアイスを食べて休憩したり、町並みを堪能してみたり。みなさん思い思いに楽しい時間を過ごしていました。
たくさんの思い出を残して帰路へ
帰りのバスの中では、湯浅町のお土産が当たる抽選会が行われました。
湯浅で少し雨に降られたもののお天気にも恵まれて楽しい旅になりました。次のバスツアーは旅色コンシェルジュとLIKESメンバーが一緒に企画をしているとのこと!