物価高でも旅行したい! お得なプランを活用してココロも財布も安心な旅へ
コロナ禍で規制されていた行動制限措置が全面解除され、久々に自由に旅行に出かけたい気持ちでいっぱいの人も多いのではないでしょうか。一方で、さまざまなモノやサービスの価格が上がり、お財布に厳しい状況が続いているのも事実です。それなら、お得なプランを活用し、少しでも旅費を抑えられる工夫をしてみましょう。
目次
物価上昇の現状は?
スーパーやコンビニなどでの日常の買い物で、商品価格がどんどん上がっているのを実感している人は多いのではないでしょうか。もともと原油価格や原料価格などが高騰していたところ、ロシア・ウクライナ情勢の悪化、円安などが重なっています。このような状況を背景に、多くの資源を輸入に頼る日本では、企業の製造コストの上昇、製品価格への転嫁という流れを避けきれず、食品、日用品、燃料(ガソリン)等々、消費者の家計に影響が出ています。
例えば今年の年初には輸入小麦価格の上昇を受け、パン製品や乾麺・パスタ類の値段が上がりました。製品によっては10%以上値上がりしたものもあります。他にも、しょうゆや豆乳製品、魚缶詰、すり身商品、ミネラルウオーター等々、多くの飲食料品が値上がりしていますね。
電気・燃料関係では、3月に大手電力9社、大手ガス4社が値上げを実行。普段から車を運転している人は実感していると思いますが、ガソリン価格も上昇が続いてます。例えば、2021年4月末のレギュラーガソリンの全国平均額が150.6円/Lだったのが、1年経った今年の4月25日時点では172.8円/Lと、22.2円上がっています。
節約ストレスに注意
食料品や電気・燃料費などは「買いすぎていた量を減らす」「こまめに電気を消す」などの工夫で少しの節約はできますが、価格上昇分を補うのが難しいという人もいるかもしれません。こうした場合、家計支出のバランスを保つために趣味への消費を削ることになりがちです。
ただ、節約で我慢をしすぎてストレスを感じるようになるのは避けたいものです。長らく続いていたコロナ禍の行動制限により趣味を楽しめなかったり、節約疲れが重なったりして、反動でよく考えずにお金を使ってしまったという話もよく聞きます。
GOTOトラベル事業や自治体の制度を活用して
そこでおすすめなのが、お金に関するストレス予防とリフレッシュを兼ねて、GOTOトラベルなどのお得な制度を活用し、適度にお金を使いながらお出かけや旅行を楽しむことです。
2022年3月21日にすべての地域で「まん延防止等重点措置」が解除されました。4月1日からは地域観光事業支援の「県民割」が「ブロック割(都道府県間の同意が前提)」へと旅費支援の対象エリアが拡大されました。4月28日宿泊分までに限定されていたブロック割は5月31日宿泊分まで(GW時期を除く)延長することが観光庁より発表されたのも嬉しいニュースです。具体的な時期は未定ですが、GOTOトラベル事業の再開も予定されていますし、旅行に対する意欲が膨らんでいる人もいるのではないでしょうか。
新たなGOTOトラベル事業の内容(2021年11月19日発表)は、前回よりも割引率・割引上限額を引き下げたり、交通事業者を利用する際の割引を手厚くしたり、休日と平日の割引率に差をつけて旅行需要を分散したりと、中小観光事業者や交通事業者への景気回復や、旅行者の安全への配慮がされています。再開されれば割引が適用されるプランをすでに提供している旅行業者もありますので、先に予約しておくのもいいでしょう。
現在発表されている新GOTOトラベルの内容にもとづき、旅行代金ごとの割引額(率)を表にまとめましたので参考にしてください。
平日はより大きな割引を得られますから、有給休暇を取得できる人は平日に旅行をするのもいいですね。それでもガソリン価格が上がり続けている状況では、車でちょっとドライブするのも気が引けるという人もいるかもしれません。その場合には、交通付きのプランを利用するのもひとつの方法です。交通付きプランの場合、割引額の上限が1万円にアップします。
ほかにも、埼玉県のようにGOTOイートのプレミアム付食事券の販売を再開した自治体もあります。埼玉県の例では20%のプレミアム付きですからお得ですね。
◆GO TO EAT キャンペーン 埼玉県
HP:https://saitama-goto-eat.com/
利用期限:2022年5月31日(火) ※食事券の販売は終了
家計支出のメリハリをつけ、旅行費を捻出する
お得だからとはいえ、旅行費用を捻出するためにはやっぱり普段から家計管理をきちんとしておくことも大切です。物価上昇で家計支出に対する負担が重くなっている状況ではなおさらです。
コロナ禍で生活のなかで必要な支出が変わった人もいるでしょう。どの費目を削減できるか今一度見直しをして、支出にメリハリを付けましょう。例えば、リモートワークをするようになり、洋服や化粧品をあまり買わなくてもよくなった人もいるでしょう。家で過ごす時間が増えた人は通信契約や電気契約の見直しをするのもいいでしょう。
物価上昇で増える支出もありますが、家計の見直しをすることで減らせる支出もあるはずです。減らせた支出分を旅行費として積み立てておき、経済的にも精神的にも安心・安全の旅を楽しんでください。