鳥取神社
北海道/釧路市
鳥取神社
四季折々の風情に包まれ歴史が息づく社
JR釧路駅から車で約10分の距離に鎮まる鳥取神社。1891年(明治24年)に鳥取県から移住した藩士たちが、出雲大社より勧請して創祀した。以来、御祭神・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の御加護のもと、地域の人々は五穀豊穣、家内安全、商売繁盛を祈り永く親しんでいる。秋の例大祭は大切な行事で、土地の安寧と収穫(事業の成果)に感謝する大勢の参拝者で活気に満ちる。緑豊かな境内と歴史を刻む社殿は地域の心安らぐ場となっており、厄除けや安産祈願などのご祈祷や、人生の節目に訪れる人も多い。

- 鳥取藩士が開拓のために釧路に移住し、故郷の守護神を祀りたいとの思いから小さな祠(ほこら)を建立したのが始まり。
- 1891年(明治24年)に鳥取県から移住した藩士らにより、「鳥取神社」として創建された。
- 鳥取神社の周辺は、神社が心の支えとなった開拓民によって開かれており、市街地形成や地域の成長とともに神社も発展した。
旅路に刻まれる和の印影
力強い墨書と印が特徴の御朱印が頒布されている。春や秋には季節限定の御朱印も登場し、その美しい彩りが話題。またデザインにこだわった「干支」の御朱印もおすすめ。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
開催月 | 行事 | 時間 |
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1月1日 |
歳旦祭
年の初めを祝い、人々の魂を新しい状態にし、皇室の繁栄、五穀豊穣、国民の安寧を祈願する元旦の神事。 |
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1月1日〜2月3日 |
正月祈祷祭
各企業や家庭にて、一年の安全・商売の繁盛・家族の健康などを祈願する。 |
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1月14日 |
どんど焼き
古札焼納祭とも称される、一年間御加護をいただいた古いお札やお守り、正月のお飾りなどを焼き納める祭事。1月8日から受け付けている。 |
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2月3日 |
節分祭(厄祓祭)
“季節の変わり目には邪気(鬼)が生じる”とされ、立春の前日となる節分では、それを祓い清め、生命力である“気”を高める。 |
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2月3日〜7月下旬 |
年祈祷祭
地域ごとに各企業や家庭を訪れ、一年の安全・商売の繁盛・家族の健康などを祈願する。 |
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3月 | 合祀墓春季慰霊祭 | |
6月 |
ペット祈願祭 夢猫息災・犬康祈願®
家族の一員である大切なペットの無病息災・健康長寿を祈願する。 |
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6月9日 |
報恩慰霊祭
鳥取藩士族らが入植した日を記念し、1890年(明治23年)に報恩会を結成。毎年皇室と旧鳥取藩主池田家への報恩を目的に、移住者の子孫を中心として慰霊祭を斎行。 |
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6月30日 12月31日 |
大祓祭
この半年の罪やけがれ(気枯れ)を祓い、これから始まる半年の活力更新を願うとともに、家族の円満と繁栄を祈願する祭事。 |
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6月30日 |
人形供養祭ならびに財布供養祭
人形供養祭は、人形が粗末にならないようお祓いを行い、魂を抜き因縁を取り払う。財布供養祭は、不要になった財布に感謝を込め、金運が上昇するように祈願するもの。 |
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8月 |
合祀墓夏季慰霊祭
お盆の期間中に合祀墓夏季慰霊祭を開催。 |
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9月 |
合祀墓夏季慰霊祭
秋彼岸中に合祀墓夏季慰霊祭を開催。 |
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9月14日 |
例大祭本祭
この一年間の地域の安寧と収穫(事業の成果)に感謝し、各祈祷が行われる。 |
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9月14日 |
ひがし北海道くしろ国際おんな相撲大会
例大祭に併せて開催される。全国のテレビ番組などで、たびたび紹介されるイベント。 |
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9月14日〜9月15日 | 神輿渡御 | |
9月15日 |
神輿渡御還御祭
神輿渡御を無事に終えて神社に戻られた神様を、神輿から元の御神座へお移しする神事。 |
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9月上旬 |
兼務社例大祭
9月初旬に執り行われる。 |
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10月上旬〜11月中旬 |
七五三祭
男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳にお祓いを受け、これまでの健やかな成長を神様に感謝し、これからも氏子としてお守りいただくよう祈願する。 |
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11月7日 |
伊賀越仇討慰霊祭
日本三大仇討ちのひとつ、「伊賀越の仇討ち」(1634年 寛永11年)に関わった9名の御霊を慰めるお祭り。 |
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11月23日 |
新嘗祭
その年に得られた豊作物を神前に供え、その豊穣に感謝し、国家安泰、国民の繁栄を祈る神事。 |
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12月29日 |
煤払い
長い竿(さお)の先にサカキを取り付け、社殿の天井や壁などのほこりを払い清め、年神様をお迎えする。 |
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12月31日 |
除夜祭
大晦日から元旦にかけて、一年を無事過ごせたことに感謝し、心身を清め、新しい気持ちで新年を迎えるための締めくくりの神事。 |
過去の物語を辿る
由来、由緒
歴史と地域の信仰が生きる鳥取神社
鳥取県から団結して移住した藩士総意の元、1891年(明治24年)に出雲大社から御祭神・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を勧請して創祀した。大国主大神は、国土の開拓や農耕、漁業、殖産から医薬の道までさまざまな知恵を授けられ、また広く“えんむすび”の神として豊かに栄えていくための守護神と信仰される。鳥取神社は1920年(大正9年)に3度目の遷座で現在地へ移り、1974年(昭和49年)に造営された4度目の社殿が現在の社殿となる。毎年9月には例大祭が行われ、地域の繁栄を祈願。そして6月9日には移住者先祖の労苦をしのぶため、報恩会の慰霊祭が執り行われ、皇室や旧鳥取藩主池田家から受けた恩に感謝の意を表している。1991年(平成3年)には創祀100年を迎え、三笠宮寬仁親王殿下、同妃信子殿下が正式に参拝され、さらなる信仰の広がりを見せた。
社殿
永い歴史を感じる社殿と「鳥取百年館」
北海道釧路市の鳥取神社は、藩士たちが鳥取県から移住したという地域の歴史と信仰を象徴する神社。その社殿は神明造を基調としており、切妻屋根に平入の構造を特徴としている。屋根は自然と調和する茅葺きになっており、社殿は地域の風土や文化を反映した造り。1984年(昭和59年)には“鳥取移住100年”を記念して、境内に「鳥取百年館」を建設。移住者の故郷、鳥取県は鳥取城のイメージを復元し、鉄筋コンクリート3階建ての展示記念館を築いた。面積約500平米の館内には、士族移住者の遺品、鳥取市寄贈の甲冑2組、広徳寺の瓦、鳥取藩主池田家の家宝、鳥取神社所蔵品など、歴史的価値の高い貴重な品々が約1,600点展示されている。厳かな気配に包まれる鳥取神社は、地域の歴史、文化、信仰が凝縮された場所として、訪れる人々に深い感動と安らぎを与えている。
寺社の境内に広がる四季折々の美しい風景と、自然の移ろいをご紹介します。


緑豊かな
夏の鳥取神社


紅葉が美しい
秋の鳥取神社


雪景色が映える
冬の鳥取神社


- 住所
- 北海道釧路市鳥取大通4丁目2-18
- アクセス
- [車]道東自動車道釧路西ICより約8分 [電車]JR釧網本線・根室本線釧路駅より車で約10分
- 公式HP
- https://tottori-jinja.com/
- TEL
- 0154-51-2404旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- SNS
- FAX
- 0154-51-2927
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 無休
- 料金
- 参拝無料※詳細は要問合せ
- 駐車場
- 45台(第1駐車場:30台、第2駐車場:15台)

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