坪沼八幡神社
宮城県/仙台市太白区
坪沼八幡神社
厄除昇運の神を祀る仙台最古の八幡神社
平安時代の戦乱、前九年の役を源頼義・義家親子が平定した際、東北各地に祀られた八幡神社のうちの1社「坪沼八幡神社」。仙台市の南端に位置する仙台地域最古の八幡神社で、主祭神は応神天皇。厄除昇運の神と信仰されている。相殿には父母の仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)と神功皇后(じんぐうこうごう)、そして武内宿禰(たけのうちのすくね)を祀り、子どもの守護に関わる安産や家庭円満の御利益もある。豊かな自然に囲まれた神聖な境内では、御神亥の「うめ」や御神蛇の「瑪瑙(めの)」にも会うことができる。

- 封内風土記によれば創建は708~715年の和銅年間、およそ1300年前といわれている。
- 1056年(天喜4年)に京都男山に国家鎮護の神と祀られた石清水八幡宮の分霊を勧請。裏手の丘には安倍一族の根添城跡が残る。
- 神池で泳ぐ金色に輝く鯉の人面魚は、まもなく100歳を迎えるのではと噂されている。
宮司
髙山 京子
2020年(令和2年)、第30代の宮司を拝命。 “絵を描く宮司さん”と親しまれ御朱印やお守りのデザインも担当し、参拝者とのご縁を大切に日々勤めている。
旅路に刻まれる和の印影
神社のキャラクター「坪沼蛍太くん」や「桜世ちゃん」などが描かれたデザインの御朱印が人気。宮司がデザインしており、月替わり、年替わり、季節替わり、また書き置きで新月や満月の限定御朱印も揃う。
七五三
お宮参り
縁結び
縁切り
金運
商売繁盛
厄除け
無病息災
安産祈願
合格祈願
交通安全
子宝
芸能
恋愛成就
五穀豊穣
家内安全
学業成就
病気平穏
開催月 | 行事 | 時間 |
---|---|---|
毎月1日 | 月次祭 | |
1月1日 |
初詣・元旦祭
6:30より元旦祭(引き続き、初日を拝む集い)。 |
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1月14日 |
どんと祭・人形感謝祭(供養祭)
18:00より斎行。受付は当日9:00~17:00。 |
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2月11日 | 建国祭 | |
2月17日 | 祈年祭 | |
4月13日 | 奉祝祭(奉納行事・演芸大会) | |
4月15日 |
例大祭(本祭)
昔と変わらず盛大な神輿渡御がにぎやかに行われ、坪沼の里々を練り歩く。例大祭の前の土曜日には御輿渡御・神楽奉納が行われる。 |
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5月のみ | お田植祭 | |
6月下旬 |
蛍と平家琵琶の夕べ
平家琵琶の演奏会とゲンジボタルの観察会。神社境内は、多数の出店でにぎわう。 |
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6月下旬 | 夏越の大祓 | |
10月のみ | 抜穂祭 | |
11月15日 | 七五三詣 | |
11月23日 | 新嘗祭 | |
12月20日 | 年越の大祓(歳晩祭) | |
12月下旬 | 干支引き継ぎ式 |
過去の物語を辿る
由来、由緒
仙台市内で最も古く八幡様を祀る神社
封内風土記によれば創建は708~715年の和銅年間といわれており、千年を超える歴史を持つ仙台市内で最も古く八幡様を祀る神社。八幡大神は家内安全、商売繁盛をはじめ、勝負の神・武神として必勝祈願や心願成就の御利益があり、また“厄除八幡”とも呼ばれ厄難や災難を祓い、心身の病、自己などの悪しきものを退ける強い力があると、篤い崇敬を集めている。坪沼の地は古くから交通の重要な拠点で町が形成されていたともいわれ、行き交う先人たちも鎮守の森を仰ぎ見て、神様がいらっしゃる神聖な御山と信仰したと考えられている。現在も神社を中心に伝統や風習が数多く受け継がれており、春の例大祭では氏子総出の神輿渡御が行われるほか、夏には「蛍と平家琵琶の夕べ」で境内がにぎわうなど、四季を通して地域内外に広く親しまれている。
社殿
1810年(文化7年)に建てられた社殿
古の社殿が火災により消失しており、今の社殿は約200年前の1810年(文化7年)に建てられたもの。神仏習合の名残を感じる古社の趣があり、造りは八幡造で現代建築では再現が難しい海老虹梁が特徴的な建物となっている。本殿には主祭神応神天皇(おうじんてんのう)を祀り、相殿に仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、武内宿禰(たけのうちのすくね)が鎮座。別宮には長寿の延命地蔵、病気平癒・身体健康・耳の病気に御利益がある薬師如来、不浄・災難除けの三宝荒神が祀られている。また不動宮には、心願成就・無病息災・目の病気に御利益がある不動明王が、矜羯羅童子(こんがらどうじ)と制多迦童子(せいたかどうじ)を従え、さらに農耕神、水神の龍神・蛇神と縁結びの弘法大師が鎮まる。
授与品
四季折々の授与品で心に刻む八幡様の御加護
参拝の証として頒布される御朱印はさまざまな種類が用意されており、通常の御朱印に加え、四季それぞれの限定御朱印、月替わり、干支限定、満月限定、新月限定などが華やかに揃う。特に注目を集める宮司が直筆で書き入れる御朱印は、見開きに二十四節気と七十二候が描かれ、直筆専用の社紋と南天の印、社務所の印が押されたデザイン。季節限定の御朱印は春分、立夏、夏至、立秋といった節目で切り替わるそうで、宮司デザインのオリジナル御朱印帳も頒布されている。また“厄除八幡”と呼ばれることから「厄除守」も人気。ほかにもノミ跡を残した勢いのある木彫刻のお守りや、同じものは一つもない「蛍石のハーバリウム御守」に「交通安全御守」「安産守」「昇運御守」など多彩なお守りが授与されている。
寺社の境内に広がる四季折々の美しい風景と、自然の移ろいをご紹介します。


蛍が飛び交う
光のページェント


イチョウとカエデの
鮮やかなコントラスト


心を清め
新年を迎える


- 住所
- 宮城県仙台市太白区坪沼舘前東69
- アクセス
- [車]東北自動車道仙台南ICより約15分
- 公式HP
- https://tsubonuma.org/
- TEL
- 022-281-2589旅色を見たとお伝えいただくとスムーズです。
- SNS
- FAX
- 022-281-0651
- 営業時間
- 9:00~16:30
- 定休日
- 水曜日
- 料金
- 参拝無料
- 駐車場
- 150台

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