＜香取神宮＞全国に約400社ある香取神社の総本社｜成田・佐原・銚子のおすすめ観光・レジャースポットなら旅色

全国に約400社ある香取神社の総本社

千葉県香取市にある香取神宮は、古くから国家を守る神として皇室から敬われてきた。中世以降は下総国の一宮、明治時代からは官幣大社に位置付けられ、1942（昭和17）年には勅祭社に指定され現在に至る。家内安全・産業（農業・商工業）指導の神・海上守護・心願成就・縁結び・安産の神として信仰され、その武徳から平和・外交の守り神、勝運・交通安全・災難除けの神としても有名だ。また、香取大神を祀る神社は、奈良県の春日大社や宮城県の鹽竈神社をはじめ全国にあり、多くの人々から崇敬を集めている。

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荘厳な黒の社殿とそれを引き立てる金の飾り

全国的にめずらしい黒漆塗りを基調とした社殿がある香取神宮。安土桃山文化の特徴を有し、黒を引きたてる多彩な色が使われ独特の美しさがある。現在残されているのは、ほとんどが1700（元禄13）年の大造営によるもので、本殿は国指定の重要文化財だ。

香取神宮で特に注目の祭り「式年神幸祭」

年間80以上のお祭りが開かれる香取神宮のなかでも注目なのは、うま年に行われる「式年神幸祭」。3,000人以上の氏子が甲冑などの歴史的装束を身にまとい、約4キロの大行列を組んで巡行する。また、色彩豊かな御座船が水郷の町を巡るなど見どころが満載だ。

「勝守」「要石災難除守」など特有の授与品

心願成就など“意を決す場所”として有名な香取神宮では「勝守」が人気。また、香取神宮ならではの「要石災難除守」は、経津主大神（ふつぬしのおおかみ）が地震を起こすナマズを押さえつけている「要石」に由来し、地震をはじめとした災難を除ける御利益がある。

全国屈指の歴史と格式日本建国の武神が鎮まる「神宮」

約2700年の歴史を誇る香取神宮で祀られているのは、武の神・経津主大神（ふつぬしのおおかみ）。勝運・交通安全・災難除けなどの御利益があるとされる。

うま年は盛大になる毎年恒例の神幸祭

毎年4月に行われる神幸祭は、うま年には特に盛大に開催。神輿を中心に数千人の奉仕員が神宮を出発し、利根川沿いの津宮鳥居河岸から御座船に乗り、船上祭と鹿島神宮による御迎祭のあと小野川水門へと向かう。
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主祭神荒御魂を祀る旧参道中ほどの奥宮

奥宮は香取の宮中、旧参道の中ほどに鎮座し、経津主大神の荒御魂を祀っている。現在の社殿には、1973（昭和48）年の伊勢神宮御遷宮の際に使用された古材が用いられ、伝統が息づいており歴史的価値が高い。
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地震を鎮めると伝わる地下に差し込んだ要石

古くからこの地方では地震が多く、地中に大きなナマズがすみ着いて荒れ騒いでいると考えられていた。香取・鹿島両神宮の大神様は、地中深くに石棒を差し込み、大ナマズの頭尾を刺し通したといわれている。
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3社を巡って祈願する人気の東国三社詣

茨城県の鹿島神宮と息栖神社、千葉県の香取神宮の「東国三社詣」には「大願成就」の東国三社守（1,000円）がある。本体は共通で、三角の各面にそれぞれの丸い神紋シール（500円）を貼って完成させる。
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甘味の祭りで配られる無病息災になる団子

参道の名物は団子。毎年12月7日に香取神宮で行われる「団碁祭（だんきさい）」にちなむもので、祭りのあと神前に供えられた団子は参拝者に配られ、それを食べると一年、無病息災で過ごせるといわれている。