【2023年:秋田観光で外せない】角館でおすすめの定番スポット14選

2023/10/06

【2023年:秋田観光で外せない】角館でおすすめの定番スポット14選

秋田県仙北市の角館(かくのだて)は、江戸時代に栄えた城下町。秋田駅から新幹線で約45分の場所に位置し、今でも武家屋敷の町並みが残る、歴史好きの方などに人気の観光エリアです。天然記念物に指定されている162本もの桜や、日本一深い湖・田沢湖があったりと、見どころがたくさん。「見るべきものが多すぎて、観光に時間がかかりそう」と思いがちですが、角館の町内は一回り5kmほどなので、所要時間は約3~4時間。食べ歩きも楽しみながらのんびり巡ったり、タクシーや人力車でより多くのスポットを回るのもおすすめですよ。今回は、角館旅を計画している方へ向けて、観光マップやモデルコースに登場する施設・穴場を厳選してご紹介。ぜひ、おでかけの際のご参考にしてくださいね。

【仙北市】安藤醸造本店

歴史ある味噌・醤油の醸造元

1853(嘉永6)年創業の「安藤醸造本店」は、秋田を代表する味噌と醤油の醸造元。開業前は地主として栄え、小作米を原料に味噌の醸造を始めました。休憩スペースとしても開放されている施設内の「文庫蔵」では、味噌や醤油の試食が可能です。販売品は、普段使いしやすい手頃なものから、贈り物に最適なものまで豊富なラインアップ。味見しながらお好みのものを見つけてみては?

【仙北市】あきた角館西宮家

歴史を感じながら食事や買い物が楽しめる

5つの蔵と1つの母屋からなる「あきた角館西宮家」。西宮家は歴史ある家柄で、旧秋田藩主佐竹氏の本家の直臣(じきしん:中世・近世の武家における直属の家臣)・西宮織部が先祖です。蔵はレストランや雑貨屋として営業しており、女性に人気の観光スポット。晴れている日には、敷地内に生えた多くの巨木が木陰を作り、秋には紅葉が楽しめます。このように、天候や季節によって違う雰囲気を味わえるのも魅力。食事や買い物、蔵めぐりなど、長時間楽しめる場所です。

【仙北市】角館の町並み

みちのくの小京都とも呼ばれる場所

JR秋田新幹線角館駅近くにある「角館の町並み」は、みちのくの小京都とも呼ばれ、観光モデルコースにもなっている場所。 町並みは、武家居住区の内町と、町人居住区の外町に分けられています。多くのしだれ桜が植えられ、桜の名所 としても知られています。通りには武家屋敷を利用した飲食店などが並び、食べ歩きにも最適。春には桜、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の景色が楽しめます。季節を感じ、江戸時代の雰囲気を味わいながら、ゆったり散策してみませんか?

【仙北市】松本家

映画のロケ地にもなった場所

秋田県指定有形文化財である「松本家」は、門柱と柴垣で屋敷が囲まれた、簡素な造りの武家屋敷。茅葺(かやぶき)屋根に武家の面影があり、映画「たそがれ清兵衛」のロケ地にもなりました。春から秋にかけては、秋田の伝統工芸品にあしらわれているイタヤ細工の実演 も行われており、江戸時代の手仕事の様子を生で感じられる場所です。

【仙北市】岩橋家

https://tabiiro.jp/leisure/s/200775-semboku-iwahashike/

シンボルは樹齢約300年の柏の木

秋田県指定史跡の「岩橋家」は、芦名氏の重臣で佐竹北家に仕えた家柄のお屋敷。江戸時代末期に茅葺屋根から木羽葺(こばぶき)屋根に変えるなどの改造を行い、現在の形になりました。樹齢300年前後と推定される柏の木がこの家のシンボルです。中級階級のお屋敷らしく、主屋(おもや)は4室のみの典型的な形で、武士の質素な暮らしが伺えます。「松本家」と同じく映画「たそがれ清兵衛」のロケ地となった施設なので、映画ファンは必見です。

【仙北市】角館歴史村・青柳家

約400年の歴史がある名家

3,000坪もの敷地に母屋と資料館があり、お屋敷全体をミュージアムのように鑑賞できる王道観光スポット。資料館は6つあり、江戸時代の武器や武家道具などが展示されています。より深く歴史を学びたい方は、スタッフから武家屋敷内部の解説が聞けるガイドツアーがおすすめ。食事処や土産物店などもそろっているので、さまざまな楽しみ方ができますよ。

【仙北市】武家屋敷石黒家

お座敷に上がれる現存最古の武家屋敷

現在も直系の子孫家族が住み続けている「武家屋敷石黒家」。こちらでは、お屋敷の中を見学できます。お屋敷の一部を見学できる施設は多いですが、全体を見学できる武家屋敷は、角館で石黒家だけ。見学時はいつでも無料でスタッフからの解説が聞け 、武家屋敷についてより詳しく学べるのが魅力です。蔵などには、武具や甲冑、古文書なども展示されています。

【仙北市】仙北市立角館町平福記念美術館

角館ゆかりのアーティストの作品を展示

角館出身で、近代画家の巨匠である平福穂庵(ひらふくすいあん)・百穂(ひゃくすい)父子をはじめ、角館にゆかりのあるアーティストの作品を展示する美術館。藩政時代の佐竹北家家臣の屋敷跡地に造られ、前庭には当時の太い樹木がそのまま残っています。モダンな美術館の建物と、周辺の武家屋敷群の調和にもぜひ注目してください。

【仙北市】角館さとくガーデン

スタッフ厳選の秋田グッズが手に入る

伝統工芸品やかわいい雑貨、名産品などを取り扱う「角館さとくガーデン」は、旅のお土産を購入するのにぴったりなスポット。商品は、スタッフ自ら厳選したものばかりです。秋田に関する幅広いアイテムが揃うので、「お土産を選ぶ時間がない」という方はこちらでまとめて購入するのがおすすめ。

【仙北市】大村美術館

コンパクトながら豊富なコレクションを展示する美術館

約100平米の小さな「大村美術館」は、個人コレクターが私財を投じて開館したプライベートミュージアム。フランスの装飾芸術家ルネ・ラリックのガラス作品や、娘のスザンヌ・ラリックが絵付けした陶磁器などを展示しています。約400点のコレクションの中から、70~80点を選定して展示する企画展を定期的に開催。 アール・デコ様式の幻想的な装飾美をより深く鑑賞できるのが魅力です。

【仙北市】仙北市立角館樺細工伝承館

秋田の伝統工芸品が購入できる

1978(昭和53)年開館の「仙北市立角館樺細工(かばざいく)伝承館」は、秋田の伝統工芸品に指定されている樺細工(かばざいく)の振興を目的とした施設。樺細工品は販売もされており、お土産としても購入可能です。施設内では、工芸品・文化・歴史に関する資料の展示のほか、樺細工製作の実演も行われ、伝統の魅力を感じながらお土産選びができるのもうれしいポイントです。

【仙北市】角館桜皮細工センター

角館で桜皮細工のグッズが購入できる土産物店

山桜の樹皮で作られる桜皮(かば)細工製品や特産品などを販売する土産物店。角館駅からアクセスの良い郵便局通り店と、武家屋敷通り店の2カ所にあるので、観光途中に立ち寄りやすいでしょう。武家屋敷通り店では職人が実演をしながら商品のアドバイスもしており、会話をしながら楽しくお土産選びができますよ。

【仙北市】抱返り渓谷

遊歩道をのんびり散策

東北の耶馬渓(やばけい)ともいわれる「抱返り渓谷」は、新緑や紅葉の名所として知られる観光スポットです。一番の見どころは、息を呑むほど美しい渓流の青さ。目に留まる赤い釣り橋と青い渓流、周辺の緑豊かな自然風景は、まるで絵画のような美しさです。遊歩道を歩きながら四季折々の景色が楽しめますよ。歩きやすい服装とスニーカーがおすすめです。

近隣エリアにはこんな人気の酒蔵も

【大仙市】秀よし(鈴木酒造)

北浦地方唯一の造り酒屋

1655(寛文5)年創業の「秀よし(鈴木酒造)」は、大仙市にある老舗の造り酒屋。酒造りに使われている酒蔵は、明治初年から現在に伝わるもので、予約をすれば見学が可能です。300年余り続く蔵の風景を眺めながら旬の日本酒が堪能でき、その場で購入もできます。酒蔵こだわりの日本酒をお土産にどうぞ。お酒好きな方は、角館から少し足を延ばして訪れてみては?

角館は季節と歴史どちらも堪能できる観光スポット!

ここまで、角館の観光スポットをたっぷりご紹介しました。江戸時代の趣が残る城下町や、豊かな自然、土産物店や資料館など、小さな町ながら数々の見どころがある角館。駅近くには角館観光案内所があり、周辺には駐車場も多数点在しています。おでかけの際のご参考にしてみてください。夏季と冬季で営業時間が異なる施設が多いので、公式HPなどをチェックしてからおでかけくださいね。

旅色編集部 いたがき

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 いたがき