【全国】日帰りで行く! 徳川家康ゆかりの地10選
観光・カルチャー
2023/11/22更新
大河ドラマの放映もあり、注目を集めている徳川家康。ドラマをきっかけに徳川家康に興味を持った方も多いのでは? そこで今回は、徳川家康のゆかりの地をご紹介します。
家康ゆかりの地は、家康生誕の地である愛知県岡崎市のほか、近郊の名古屋市や静岡県静岡市、浜松市など全国に点在。徳川家康ゆかりの地を訪れ、歴史に名を刻んだ名将の生きざまに思いを馳せてみましょう。
この記事の目次
- 【宮城県】東照宮
- 【静岡県】久能山東照宮(くのざんとうしょうぐう)
- 【静岡県】浜松城公園
- 【静岡県】富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)
- 【愛知県】名古屋城
- 【愛知県】豊川稲荷(妙厳寺)
- 【愛知県】徳川美術館
- 【滋賀県】彦根城
- 【京都府】元離宮二条城
- 【和歌山県】和歌山城
目次を開く ▼
【宮城県】東照宮
本殿をはじめ、数々の重要文化財が並び見どころ満載
1654(承応3)年に、仙台藩の2代藩主である伊達忠宗が建立。災害が続き財政難だった仙台藩に援助を行った徳川幕府への感謝の意を表して建てられたといわれています。
本殿をはじめ、唐門・透塀・石鳥居・随身門は国の重要文化財に指定されており、見どころも満載です。春は桜の名所としても親しまれています。
仙台東照宮
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区東照宮1丁目6-1
- アクセス
- JR仙山線東照宮駅からすぐ
- TEL
- 022-234-3247
- 営業時間
- 通年境内自由(授与所は8:30~17:00、祈祷受付は9:00~16:30)
- 定休日
- 無休
- 駐車場
- あり/100台無料
【静岡県】久能山東照宮(くのざんとうしょうぐう)
徳川家康が祀られる地、伝統的な権現造は必見
数ある東照宮のうち、有名な「日光東照宮」よりも先に建立。徳川家康が埋葬された地として静岡の名所となっています。建築の指揮を執ったのは、中井大和守正清(なかいやまとのかみ・まさきよ)。家康が生前より全幅の信頼を寄せていた大工です。
2010(平成22)年には、社殿の本殿・拝殿・石の間が静岡県初となる国宝建造物に指定されました。「権現造」の伝統的な建築様式を堪能してみては?
久能山東照宮
- 住所
- 静岡県静岡市駿河区根古屋390
- アクセス
- JR静岡駅からしずてつジャストライン日本平行きバスで45分、終点で日本平ロープウェイに乗り換えて5分、終点下車すぐ
- TEL
- 054-237-2438
- 営業時間
- 通年
9:00~16:50(閉館17:00、時期により異なる) - 定休日
- 無休
- 料金
-
社殿=大人500円、小人(小・中学生)200円/博物館=大人400円、小人(小・中学生)150円/社殿・博物館共通=大人800円、小人300円/
障がい者は大人300円、小人100円 - 駐車場
- なし
日本平ロープウェイ駐車場(無料)を利用、100台可、大型バス可
【静岡県】浜松城公園
徳川家康が天下取りの拠点地とした出世城
徳川家康が建立した浜松城の跡地からなる公園。浜松城は家康が天下を取るために拠点とした城で、別名「出世城」とも呼ばれます。三方原(みかたはら)台地に築城したのは、武田信玄の侵攻にいち早く気づくためだといわれています。
公園内は浜松城の天守閣・天守門、日本庭園・松韻亭(しょういんてい)をはじめ、広大な中央芝生広場も。緑のあふれる園内は、徳川家康ゆかりの地であると同時に、静岡・浜松市中心部の都会のオアシスとなる癒やしのスポットです。
浜松城公園
- 住所
- 静岡県浜松市中央区元城町100-2
- アクセス
- JR東海道新幹線浜松駅から遠鉄バス美術館方面行きで5分、市役所前下車、徒歩5分
- TEL
- 053-457-0088
- 営業時間
- 通年入園自由(浜松城天守閣は8:30~16:30)
- 定休日
- 無休 浜松城天守閣は12月29~31日休
- 料金
- 浜松城入場料は大人200円、中学生以下無料
- 駐車場
- あり/261台無料
マイクロバス4台、大型バス14台
【静岡県】富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)
8合目以上に奥宮のある富士登山前の浄めの場
全国にある浅間神社(せんげんじんじゃ)の総本宮。度重なる富士山の噴火を鎮めるため、浅間大神を祀ったのが起源です。かつて、富士山へ登る前に浄めの場としても親しまれていました。
本殿と拝殿は、徳川家康が関ケ原の戦いの勝利を記念して1604(慶長9)年に建立。豪華な社殿のなかでも、国の重要文化財に指定されている2階建ての本殿は必見です。富士山の8合目以上は奥宮があるのも特徴。富士山の雪解け水からなる湧玉池は特別天然記念物に指定されています。
富士山本宮浅間大社
- 住所
- 静岡県富士宮市宮町1-1
- アクセス
- JR身延線富士宮駅から徒歩10分
- TEL
- 0544-27-2002
- 営業時間
- 通年
5:00~20:00(閉門、時期により異なる) - 定休日
- 無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり/150台 有料
30分無料、以後1時間ごとに200円
【愛知県】名古屋城
金のシャチホコでおなじみの日本三名城の1つ
1615(慶長20)年、徳川家康が大阪の豊臣家に対抗するために、豊臣側の大名に命じて築城。日本三名城としても知られています。
大天守を彩る金のシャチホコは、徳川家康の権威を表すシンボル。広範囲におよぶ立派な石垣など、見どころも満載です。徳川家康が生誕した岡崎市とともに、名古屋市もゆかりの地として訪れたいエリアです。
名古屋城
- 住所
- 愛知県名古屋市中区本丸1-1
- アクセス
- 地下鉄名古屋城駅から徒歩5分
- TEL
- 052-231-1700
- 営業時間
- 通年
9:00~16:30(閉門17:00)、本丸御殿は~16:00 - 定休日
- 無休 12月29日~翌1月1日休、要確認
- 料金
-
入場料=大人500円、中学生以下無料/ガイド=無料/
名古屋市内在住の高齢者は本人確認書類等持参で100円、各種手帳・受給者証持参で無料 - 駐車場
- あり/431台 有料
30分180円
【愛知県】豊川稲荷(妙厳寺)
徳川家康も信仰した稲荷、現在は商売繁盛の祈願で知られる
1441(嘉吉元)年に創建された寺院。日本三大稲荷の一つとして多くの人が訪れます。通常、稲荷といえば神社を連想しますが、鎮守「豊川吒枳尼真天(とよかわだきにしんてん)」を祀っており、商売繁盛をもたらす善神として信仰されています。
徳川家康をはじめ、織田信長や豊臣秀吉など歴史に名を刻んだ武将たちが深く信仰した稲荷です。
豊川稲荷(妙厳寺)
- 住所
- 愛知県豊川市豊川町1
- アクセス
- JR飯田線豊川駅から徒歩10分
- TEL
- 0533-85-2030
- 営業時間
- 通年
6:00~21:00(閉門)、ご祈祷受付は~15:30、毎月1日は5:00~ - 定休日
- 無休
- 料金
- 祈祷料=3000円~/
- 駐車場
- あり/350台 有料
1回500円、マイクロバス・大型バスは1000円
【愛知県】徳川美術館
家康の遺品のほか、国宝・重要文化財が鑑賞できる美術館
徳川家康の9男、義直が初代大名だった尾張徳川家の重宝を展示する美術館。1935(昭和10)年に開館し、徳川家康の遺品や義直から続く尾張徳川家の遺愛品も鑑賞できます。
展示物には「源氏物語絵巻」を含む国宝が9件のほか、59件の重要文化財など保存状態のよい貴重な品々が並びます。徳川家康ゆかりの地の探訪とあわせて足を運びたい名古屋のスポットです。
徳川美術館
- 住所
- 愛知県名古屋市東区徳川町1017
- アクセス
- JR中央本線大曽根駅から徒歩10分
- TEL
- 052-935-6262
- 営業時間
- 通年10:00~16:30(閉館17:00)
- 定休日
- 月曜、祝日の場合は翌日休 年末年始休
- 料金
-
入館料(日~金曜)=大人1600円、高・大学生800円、小・中学生500円/入館料(土曜)=大人1600円、高校生以下無料/
20名以上の団体は一般1400円、大学生700円、小・中学生400円、65歳以上は年齢確認書類持参で団体料金適用、障がい者本人と介護者1名は各種障がい者手帳持参で団体料金適用 - 駐車場
- あり/17台無料
市営駐車場も利用可、有料、80台
【滋賀県】彦根城
関ケ原の戦い後に築城、城内には国宝・重要文化財が豊富
井伊直継(いいなおつぐ)と直孝によって1622(元和8)年ごろに築城。関ケ原の戦いののち、徳川家康の申しつけに従い20年以上の長い歳月をかけて完成させました。
城内には国宝の天守のほか、西の丸三重櫓や太鼓門櫓、天秤櫓など多くの重要文化財が見られます。三階三重の天守は、屋根に「入母屋破風(いりもやはふ)」、「唐破風(からはふ)」などを配置。天守の外観の美しさを堪能してみては?
彦根城
- 住所
- 滋賀県彦根市金亀町1-1
- アクセス
- JR琵琶湖線彦根駅から徒歩15分
- TEL
- 0749-22-2742
- 営業時間
- 通年
8:30~16:30(閉門17:00) - 定休日
- 無休
- 料金
-
入場料(玄宮園含む)=大人800円、小・中学生200円/博物館とのセット券=大人1200円、小・中学生350円、特別展は別料金/
障がい者手帳持参で本人と同伴者1人が無料 - 駐車場
- あり/300台 有料
1日1000円
【京都府】元離宮二条城
徳川慶喜が大政奉還を宣言した歴史ある場所
関ケ原の戦いに勝利した徳川家康が、京都御所の護衛と京都へ出向いた際の宿泊先として築城。のちに3代将軍の家光が本丸御殿・天守を建てて大改修を施し、ほぼ現在の規模になったといわれています。
幕末になり坂本龍馬が「船中八策(せんちゅうはっさく)」を幕府へ提案。15代将軍の慶喜(よしのぶ)が大政奉還の意を二の丸御殿で表し、江戸幕府の終焉を迎えた歴史的な場所でもあります。
元離宮二条城
- 住所
- 京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541京都市中京区
- アクセス
- 地下鉄二条城前駅からすぐ
- TEL
- 075-841-0096
- 営業時間
- 通年8:45~16:00(閉城17:00)
- 定休日
- 不定休、二の丸御殿観覧は1・7・8・12月の火曜、祝日の場合は翌日休 12月26~28日休、休城日は、12月29日~1月3日休
- 料金
-
入城料=一般1300円、中・高校生400円、小学生300円(二の丸御殿観覧料含む)/
30名以上の団体は一般1100円、京都市内在住及び通学の小・中学生、満70歳以上の方無料、障がい者手帳の提示で本人と介護者1名無料 - 駐車場
- あり/120台有料
2時間1200円、以後1時間ごとに300円、駐車場により異なる
バス11台可
【和歌山県】和歌山城
入国時に55万5千石を拝領した紀州徳川家の居城跡
1585(天正13)年、豊臣秀吉の弟秀長が虎伏山(とらふすやま)に築城したのが始まりです。その後、関ケ原の戦いで功績を残した浅野幸長(あさのよしなが)が城主となります。1619(元和5)年には、徳川家康の10男の頼宣(よりのぶ)が紀州藩を成立。入国の際には55万5千石を拝領したといわれています。
尾張、水戸とあわせて徳川御三家として栄えた紀州徳川家。徳川家康のゆかりの地を関西で探訪する際には足を運んでみては?
和歌山城
- 住所
- 和歌山県和歌山市一番丁3
- アクセス
- JR和歌山駅から和歌山バス和歌浦口行きで7分、和歌山城前下車、徒歩10分
- TEL
- 073-422-8979
- 営業時間
- 通年9:00~17:00(閉門17:30)
- 定休日
- 無休 12月29~31日休
- 料金
-
天守閣=大人410円、小・中学生200円/
団体割引あり、障がい者・市内在住の高齢者は割引あり - 駐車場
- あり/58台有料
1時間200円、2時間360円、以後1時間ごとに200円
大型バス10台可
徳川家康のゆかりの地は愛知県・静岡県のほか関西など多数!
2023年4月現在、NHK大河ドラマ「どうする家康」が放送中です。ドラマのロケ地でもある愛知県岡崎市や静岡県静岡市、浜松市をはじめ、徳川家康ゆかりの地は全国各所に存在し、どこも盛り上がりをみせているよう。
関西には京都の二条城や滋賀の彦根城、関東や東北にもゆかりの地は満載です。「ここが徳川家康のゆかりの地とは知らなかった」というスポットもあるのでは? ゆかりの地を訪れて、日本の歴史に大きな功績を残した天下人の人生に思いを巡らせてみてください。
参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修:旅色編集部 たじま
ライター:peekaboo