【東海】アートに触れる！ 美術館の企画展・イベント10選
アート
2023/07/12更新
絵画や彫刻など、さまざまなアートが展示されている場所といえば、美術館ですよね。そんな美術館は東海エリアにも多数存在し、誰でも気軽にアートに触れることができます。東海エリアにある各美術館でいつも展示されている常設展を見て回るのもおすすめですが、今回は期間限定で開催される企画展やイベントをメインにご紹介しましょう。
この記事の目次
- 美術館の企画展・イベントでいつもとは違うアートに触れよう
- 【愛知県】豊田市美術館 展覧会 ねこのほそ道
- 【愛知県】徳川美術館：特別展 尾張徳川家の雛まつり
- 【愛知県】メナード美術館：メナード美術館開館35周年記念「所蔵企画 35アーティストvol.Ⅲ」
- 【愛知県】松坂屋美術館： 白洲次郎生誕120周年記念特別展
- 【岐阜県】岐阜県現代陶芸美術館：超絶技巧、未来へ！ 明治工芸とそのDNA
- 【静岡】静岡市美術館：英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり
- 【静岡】静岡県立美術館：光―The Light
- 【静岡】佐野美術館：佐野美術館でひな祭り
- 【静岡】MOA美術館：岩佐又兵衛 極彩色ワールド 重文「浄瑠璃物語絵巻」
- 【三重県】伊勢現代美術館：森 眞吾 わたくし展
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美術館の企画展・イベントでいつもとは違うアートに触れよう
美術館で開催される企画展やイベントは、期間限定で貴重な絵画や工芸品が見られる特別な機会です。自分自身が好きなアーティストの作品を間近で見ることができたり、希少な作品が展示されたりと、特別感があります。また、企画展やイベントではテーマが決まっていることがほとんどで、いつもとは違った感覚で芸術に触れることもできます。この春、東海エリアではどのような企画展・イベントが開催される予定なのか、詳しくチェックしていきましょう。
【愛知県】豊田市美術館 展覧会 ねこのほそ道
ちょっと不思議でかわいらしい世界観
「豊田市美術館」で2023年2月25日から5月21日まで開催される企画展が「ねこのほそ道」です。8名のアーティストが参加する、ねこを主役にした作品をメインに展示します。一緒に生活していても野生の生き方を捨てずに生きる自由でユーモラス、そしてナンセンスで野性味あふれる不思議なねこの姿を連想させる現代美術作品が多数展示。古くから人間のそばで暮らしながら、決して犬のようにはなつかない、不思議なねこの生態を垣間見ることもできるでしょう。
展覧会 ねこのほそ道【豊田市美術館】
- 住所
- 愛知県豊田市小坂本町8-5-1
- アクセス
- ［電車］豊田市駅から徒歩約15分
- TEL
- 0565-34-6610
- 営業時間
- 10:00～17:30
入場は17:00まで - 定休日
- 月曜日(祝日は除く)、5/1(月)は開館
- 入場料
- 一般1,000円、高校・大学生800円、中学生以下無料
- 駐車場
- 有
【愛知県】徳川美術館：特別展 尾張徳川家の雛まつり
豪華絢爛な雛飾りを楽しめる
女の子の健やかな成長をお祝いする行事、ひな祭りの時期に合わせて開催されます。尾張徳川家においても、このひな祭りは大切な年中行事として扱われ、豪華な飾りつけをして盛大にお祝いしたのだとか。そんな尾張徳川家ゆかりの企画展です。お内裏様とお雛様をはじめ、貝桶・合貝や三棚飾りなど、繊細で気品あふれる飾りを多数展示。なかには、高さ2m、間口7mにもおよぶ豪華な大雛段飾りも展示され、きっと多くの人々を魅了するでしょう。季節感と同時に、日本の情緒あふれる雰囲気に触れてみてください。
【愛知県】徳川美術館：特別展 尾張徳川家の雛まつり
- 住所
- 愛知県名古屋市東区徳川町1017
- アクセス
- ［電車］大曽根駅から徒歩約10分
- TEL
- 052-935-6262
- FAX
- 052-935-6261
- 営業時間
- 10:00～17:00
- 定休日
- 月曜日
- 入場料
-
一般 1,400円（団体1,200円）、高大生 700円（団体600円）、小中生 500円（団体400円）
※ただし、毎週土曜日は小・中・高生は入館無料 - 駐車場
- 有
【愛知県】メナード美術館：メナード美術館開館35周年記念「所蔵企画 35アーティストvol.Ⅲ」
2023年4月8日から7月2日まで、開館35周年を記念する「所蔵企画 35アーティストvol.Ⅲ」を開催
同館を代表する作家35人を紹介する最終章として、35人のうち12人を軸に作品をご覧いただくものです。セザンヌ、ピカソ、シャガールら西洋の作家に加え、5月21日までの前期では東山魁夷や宮崎進を、5月23日からの後期には田渕俊夫や島田章三といった日本の作家の作品を展示し、前期と後期で違った作品が楽しめるのがポイントです。展示作品の中にはコレクションより初公開となる作品もあり、常連の方も見逃せません。個性豊かな作品の魅力をぜひお楽しみください。
メナード美術館開館35周年記念「所蔵企画 35アーティストvol.Ⅲ」【メナード美術館】
- 住所
- 愛知県小牧市小牧5-250
- アクセス
- ［車］小牧インターチェンジから車約10分
［車］小牧南出口から車約10分 - TEL
- 0568-75-5787
- FAX
- 0568-77-0626
- 営業時間
- 10:00～17:00
入館は16:30まで - 定休日
- 月曜日（祝日を除く）
- 入場料
- 一般900円 （団体700円）、高大生600円 （団体500円）、小中生300円 （団体250円）
- 駐車場
- 有
【愛知県】松坂屋美術館： 白洲次郎生誕120周年記念特別展
2023年３月4日から4月2日まで開催される企画展
英国のマナーと教養を取得し、第二次世界大戦後の日本復興に尽力した白洲次郎と、着物や骨董を愛し随筆家として活躍した妻である正子の暮らし方に注目したイベント。2人が愛用した洋服やアクセサリーなどを展示します。また、随筆家として活躍していた妻、正子の直筆原稿を含む、白洲家ゆかりの品を200点ほどピックアップ。当時の生活ぶりや、日本文化や心の在り方など、さまざまな視点から楽しめる企画展です。
【愛知県】松坂屋美術館： 白洲次郎生誕120周年記念特別展
- 住所
- 愛知県名古屋市中区栄3-16-1
- アクセス
- ［電車］栄駅から徒歩約5分
- TEL
- 052-251-1111
- 営業時間
- 10:00～18:00
- 定休日
- 松坂屋名古屋店の休業日、展覧会の準備期間
- 入場料
- 一般1,200円、高・大生900円、中学生以下無料
- 駐車場
- 有
【岐阜県】岐阜県現代陶芸美術館：超絶技巧、未来へ！ 明治工芸とそのDNA
開館20周年を記念した催しで、今回はシリーズの第3弾
「岐阜県現代陶芸美術館」で2023年2月11日（土・祝）から 4月9日（日）まで開催される企画展が「超絶技巧、未来へ！ 明治工芸とそのDNA」です。木や金属、ガラスや陶磁など、さまざまな素材を使った現代作家の作品をメインに展示します。国内随一の明治工芸を所蔵する清水三年坂美術館の逸品も合わせて展示。超絶技巧がギュッとつまった作品の数々は、まさに圧巻です。幅広い現代美術作品に触れることのできる、絶好の機会ともいえる企画展です。進化し続ける超絶技巧のすばらしさに間近で触れてみてください。
超絶技巧、未来へ！ 明治工芸とそのDNA
- 住所
- 岐阜県多治見市東町4-2-5
- TEL
- 0572-28-3100
- 営業時間
- 10:00～18:00
※入場は17:30まで - 定休日
- 月曜日
- 入場料
- 一般1,000円（団体900円）、大学生800円（団体700円）、高校生以下無料
- 駐車場
- 有
【静岡】静岡市美術館：英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり
2023年4月8日から6月4日まで開催
20万点を超える世界最大規模のボタニカル・アート（植物画）コレクションで知られる英国キュー王立植物園の協力のもと、18～19世紀に描かれた野菜や果物、ハーブやスパイス、お茶などの植物画をはじめ、食卓を飾るティー・セットや当時のレシピ帖など約200点を紹介します。観察に基づいた精密な描写と美しさが融合する「おいしい」ボタニカル・アートの世界をとおして、英国の食にまつわる歴史に触れることができるでしょう。
英国キュー王立植物園 おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり 【静岡市美術館】
- 住所
- 静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3階
- アクセス
- ［電車］静岡駅から徒歩約3分
- TEL
- 054-273-1515
- FAX
- 054-273-1518
- 営業時間
- 10:00～19:00 ※入場は18:30まで
- 定休日
- 月曜日（ただし5月1日は開館）
- 入場料
- 一般1,300円(団体1,100円)、大高生・70歳以上900円(団体700円)、中学生以下無料
- 駐車場
- 無
【静岡】静岡県立美術館：光―The Light
2023年2月14日から4月9日まで開催される収蔵品展
光は、人々の日常を照らし、アーティストたちにさまざまなインスピレーションを与えてきました。そんな光をテーマにした作品を厳選して展示します。絵画をはじめ、写真や立体的なアートまで、さまざまなジャンルの作品が堪能できる、魅力的な展示です。幻想的な光や優しい光など、作品ごとにことなる光の表現を楽しんでみてください。
光―The Light
- 住所
- 静岡県静岡市駿河区谷田53-2
- アクセス
- ［電車］草薙駅から徒歩約25分
- TEL
- 054-263-5755
- 営業時間
- 10:00～17:00
※入場は16:30まで - 定休日
- 月曜日
- 入場料
- 一般300円（団体200円）、70歳以上・大学生以下無料
- 駐車場
- 有
【静岡】佐野美術館：佐野美術館でひな祭り
「佐野美術館」で2023年2月18日から4月2日まで開催される企画展
涼やかな目許やほっそりと伸びる繊細な指先などが特徴の享保（きょうほう）雛や、江戸時代の名工である原舟月が手掛けたと伝わる古今雛など、歴史的にも貴重なひな人形が多数展示されます。その時代や作者によってことなるひな人形をたっぷり堪能してみてください。この企画展では、一部を除いて写真撮影が可能なため、その美しいひな人形の姿を思い出として納めることができるのもうれしい魅力です。ただし動画撮影や、営利目的での撮影は禁止されているため、ルールはしっかり守って鑑賞しましょう。
【静岡】佐野美術館：佐野美術館でひな祭り
- 住所
- 静岡県三島市中田町1-43
- アクセス
- ［電車］三島田町から徒歩約5分
- TEL
- 055-975-7278
- FAX
- 055-973-1790
- 営業時間
- 10:00〜17:00
- 定休日
- 木曜日（祝日を除く）、年末年始、展示替期間など
- 入場料
- 一般・大学生1,100円、小・中・高校生550円
- 駐車場
- 有
【静岡】MOA美術館：岩佐又兵衛 極彩色ワールド 重文「浄瑠璃物語絵巻」
繊細で思わずうっとりするほどのあでやかさ
「MOA美術館」で2023年3月17日から5月23日まで開催される企画展が「岩佐又兵衛 極彩色ワールド 重文『浄瑠璃物語絵巻』」です。岩佐又兵衛(いわさまたべえ)は、江戸時代前期に活躍した日本の画家で、人物表現と大和絵、漢画をミックスしたような独特の画風が特徴。その表現の美しさ力や個性が、多くの人々を魅力しています。なかでも「浄瑠璃物語絵巻」は、金箔や金銀泥、群青といった高価な顔料をふんだんに使用しており、あでやかで美しい色調が魅力的な作品です。今回のイベントではそんな「浄瑠璃物語絵巻」の全12巻を公開。
岩佐又兵衛 極彩色ワールド 重文「浄瑠璃物語絵巻」 【MOA美術館】
- 住所
- 静岡県熱海市桃山町26-2
- アクセス
- ［バス］JR熱海駅下車、バスターミナル8番乗り場よりMOA美術館行きのバス下車徒歩すぐ
- TEL
- 0557-84-2511
- 営業時間
- 9:30～16:30
最終入館は16:00まで - 定休日
- 木曜日（祝日は除く）、展示替期間
- 入場料
- 一般1,600円（団体1,300円）、高大生1,000円（団体700円）、中学生以下無料
- 駐車場
- 有
【三重県】伊勢現代美術館：森 眞吾 わたくし展
「伊勢現代美術館」で4月23日まで開催中の絵画展
85歳を迎えた現在も精力的に作品制作を行う作家・森眞吾による、同館では4回目となる展覧会です。戦後の子供時代の記憶を描いた作品から、混沌とした現代を描いた作品まで、鮮やかな色彩やユニークなタッチで表現された近年の未発表作が展示されています。抽象と具象の境界を越えて広がる、森眞吾の世界をご堪能ください。
森 眞吾 わたくし展【伊勢現代美術館】
- 住所
- 三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦湾場102-8
- アクセス
- ［バス］南勢野添バス停から徒歩約15分
- TEL
- 0599-66-1138
- 営業時間
- 10:00〜16:30 ※入館は16:00まで
- 定休日
- 火曜日、水曜日（祝日は除く）※臨時休館日あり
- 入場料
- 一般700円、学生（大・高・中）500円、小学生以下無料
- 駐車場
- 有
東海エリアの企画展でアートを堪能しよう
美術館の企画展では、テーマにそったアートをたっぷり堪能できます。そのため、興味のあるイベントを見つけてお出かけすることができますよ。普段はなかなかお目にかかれない作品が展示される企画展も多く、貴重な機会となるはずです。自宅近くの美術館だけでなく、ドライブがてら少し遠い美術館まで足を伸ばして芸術に触れてみるのもおすすめ。東海エリアの各美術館で開催される企画展をチェックして、気になるイベントにお出かけしてみてください。
参考になりましたか？ 旅行・おでかけの際に活用してみてください。
記事企画・監修：旅色編集部 なかやま
ライター：peekaboo
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