【広島・愛媛・日帰り】しまなみ海道へおでかけ ドライブスポット24選

【広島・愛媛・日帰り】しまなみ海道へおでかけ ドライブスポット24選

自然・絶景

2023/05/25更新

広島県と愛媛県を結ぶ「しまなみ海道」は、瀬戸内海の島々や海などの美しい景色が見える道です。自転車と歩行者の専用道路を設けてある箇所も多く、サイクリングやウォーキングスポットとしても有名です。もちろん車での通行も可能で、ドライブコースとしても人気があります。道の全長は約60㎞で、その場所ごとで違った景色や楽しみ方ができます。そこで今回は、しまなみ海道の橋や道沿いにある、おすすめの日帰りドライブスポットを24カ所ご紹介しましょう。

【愛媛県・広島県】瀬戸内しまなみ海道

瀬戸内海の美しい景色を存分に堪能! しまなみ海道

瀬戸内海に浮かぶ島々が望める、全長約60㎞の道です。因島(いんのしま)、生口島(いくちじま)、大三島(おおみしま)や大島などの島をつなぎ、9つの橋で広島県尾道市と愛媛県今治市を結んでいます。しまなみ海道は観光だけでなく、生活道路としても活用され、島民の生活の利便性向上にも役立っている橋です。車が走行できる道路をはじめ、一部を除き歩行者や自転車専用の道路も完備され、ドライブだけでなく思い思いの楽しみ方が可能。海と島の自然を思いっきり堪能できます。車による片道の所要時間は1時間ほどなので往復するのもおすすめです。

【愛媛県】来島海峡大橋

世界初の3連吊り橋! 自然と融合する来島海峡大橋

愛媛県に属する大島と四国本土にある今治市をつなぐ、およそ4.1㎞の橋です。3つの吊橋を直線的につないだ世界初の3連吊橋で、橋と自然が織りなす独特の絶景も見どころの一つ。来島(くるしま)海峡は海の底の地形が複雑であるため潮の流れが速く、橋からもダイナミックな海の姿を目にすることができます。太陽に照らされて輝く海の景色を楽しむのはもちろん、橋をバックにオレンジ色に染まる夕景もおすすめの景色です。

【愛媛県】道の駅 よしうみいきいき館

瀬戸内海グルメと特産品が目白押しの道の駅

大島にある道の駅で、特産品の販売や新鮮な魚介類が食べられるレストランを完備しています。鮮魚コーナーで販売されている生け簀の魚介類を、七輪で焼いて食べられるバーベキューコーナーも併設され、お腹も満たしてくれるしまなみ海道のドライブスポット。来島海峡大橋を眺望できるほか、料金を支払えば海の力強さが間近に感じられる来島海峡急流観潮船に乗ることもできます。

【愛媛県】亀老山展望公園

しまなみ海道随一の絶景とも評される展望スポット

大島の南端にある亀老山(きろうさん)頂上にある公園です。高台にある展望台からは、瀬戸内海に浮かぶ島々と海の絶景を見ることができます。建築家の隈研吾(くまけんご)氏が設計した展望台は芸術性にあふれ、フォトスポットとしても人気。天気が良ければ、西日本最高峰の石鎚山(いしづちさん)も見えるのだとか。ほかにも、海に沈む夕日や幻想的な夜景も楽しめる、ロマンチックなドライブスポットです。

【愛媛県】伯方・大島大橋

2種類の橋が連続してかかる絶景スポット

伯方島(はかたじま)と見近島(みちかじま)を結ぶ伯方橋と、見近島と大島を結ぶ大島大橋の総称です。伯方橋は桁橋で、大島大橋は吊り橋という、二つの異なる橋が連続している珍しい景色を見ることができます。自転車歩行者道が設けられているため、ドライブで訪れたあと、歩いて橋を堪能するのもおすすめ。海の難所として知られる海峡「宮窪瀬戸(みやくぼせと)」の潮の流れにも注目です。

【愛媛県】ドルフィンファームしまなみ

イルカと触れ合える、子連れにもおすすめのスポット

伯方島にある、イルカと触れ合える体験型レジャー施設です。イルカを間近で観察できるほか、握手やキス、背びれにつかまって一緒に泳ぐなど、イルカに触れられるアクティビティプログラムが豊富。癒やされると同時に、さまざまな角度からイルカについて知ることができます。施設内にはオートキャンプ場やグランピング施設もあるため、日帰りだけでなく宿泊目的のドライブにもぴったりです。

【愛媛県】伯方塩業 大三島工場(見学)

楽しんで学べる施設! 塩のグルメも堪能できる

あの有名な「伯方(はかた)の塩」がどのように作られるのかを見学できる施設です。塩作り体験もできるため、思い出に残るドライブを計画したい方にもおすすめ。伯方の塩を使った商品や、大三島工場でしか買えないレアなグッズなどが購入できるショップもあります。塩味が効いたソフトクリームも名物なので、おやつに食べてみてくださいね。

【愛媛県】大山祇神社

歴史を肌で感じられる情緒あふれる神社

大山祇(おおやまづみ)神社は、瀬戸内海のほぼ中央に位置する、大三島の歴史ある神社です。山の神、大海原の神、渡航の神とされ、村上海賊も氏神として崇めたといわれています。敷地内には宝物館があり、平安中期の鎧や鎌倉期から戦国時代までの名品が数々展示され、日本の歴史を肌で感じられる施設。そのなかには国宝に指定された品も多く、この神社がある大三島は「国宝の島」と呼ばれることもあります。

【愛媛県】道の駅 しまなみの駅御島

大三島の観光拠点! サイクリストも立ち寄る道の駅

大三島の観光拠点ともいえるのが、道の駅御島(みしま)です。大山祇神社に隣接しており、みかんの加工品や地元で採れた野菜、海産物などを販売しています。レンタサイクルもあるため、気軽に自転車に乗りたいときにも重宝するスポット。ドライブとサイクリングを楽しめますよ。施設内にはシャワーも完備されているため、サイクリングや公園遊びなどでかいた汗をスッキリ流して帰ることも可能です。

【愛媛県】大三島藤公園

美しい藤棚にうっとり! 季節の花々に癒される公園

藤の花が咲き誇る美しい景観の公園です。毎年5月には「藤まつり」も開催されます。およそ300mの藤棚は、圧巻のひと言。ほかにも、桜とバラ、アジサイなど、時期によって異なる花が見られるのも魅力の一つです。洋風の公園と和風庭園があり、1カ所で二つの雰囲気を堪能できます。入園料は無料で年中無休のため、いつ訪れても楽しめる人気の日帰りスポットです。

【愛媛県】道の駅 今治市多々羅しまなみ公園

多々羅大橋と海の景色を堪能できるビュースポット

生口島と大三島を結ぶ多々羅大橋(たたらおおはし)たもとにある道の駅です。瀬戸内海の景色が見られることはもちろん、多々羅大橋を間近で見ることも可能。魚介類や野菜など、地元の食材を使った料理が食べられるレストランもあり、食事目当てでドライブにおでかけするのにもぴったりです。地元でとれた野菜や柑橘の販売もあり、お土産を買って帰ることもできます。

【愛媛県】多々羅大橋

不思議な現象「鳴き龍」が起こる橋

白鳥が羽を広げたような、美しいシルエットが特徴の橋。橋の長さは1,480mで、完成当時、世界最長の斜張橋としても知られていました。橋上からの景色とともに、「鳴き龍」と呼ばれる現象でも有名なスポットです。「鳴き龍」は橋とケーブルでつながっている主塔の下で、手をたたくや声を出すなどで発生した音が、多重反射しながら上へ向かう現象のこと。これを天に昇る竜の鳴き声に見立てて名付けられました。なお車道は駐停車禁止です。自転車や徒歩で、橋上の歩道に行って試してみてください。

【愛媛県】今治市大三島美術館

日本画の移り変わりが感じられる美術館

大三島にある、現代日本画をメインに展示する美術館です。大山祇神社に隣接しており、白く清潔感のある壁が印象的。館内の壁には和紙が使われ、やわらかい雰囲気が感じられます。そんな空間には、1940(昭和15)年以降の作家の作品をメインに展示し、現代へと続く日本画の移り変わりを感じることが可能。作家との交流を介した企画展が開催されることもあるため、事前にスケジュールをチェックしておでかけしてみてください。

【愛媛県】ところミュージアム大三島

芸術と自然を一度に満喫できる、癒やしの美術館

愛媛県大三島にある、現代アート美術館です。世界的なアーティストであるマリソール氏やノエ・カッツ氏をはじめ、日本の林範親(はやしのりちか)氏や深井隆(ふかいたかし)氏の立体作品などが展示されています。館内には、瀬戸内海とその海に浮かぶ島々が望めるオープンテラスがあり、芸術と一緒に自然にも触れられるスポット。ゆったりとした時間を過ごしたいときにもぴったりな穴場的スポットです。

【愛媛県】カレイ山展望公園

絶景とキャンプが楽しめる贅沢な公園

大島のカレイ山山頂付近にある公園です。伯方・大島大橋や能島(のしま)城跡など、瀬戸内海の景色を望むことができる展望台があります。景色だけでなく、村上海賊の見張り台を再現した展望台本体にも注目してみてください。遊歩道が完備され、ゆったりと散策を楽しむこともできます。また、キャンプ場もあるので、アクティブな過ごしたい方におすすめのドライブスポットです。

【愛媛県】船折瀬戸

激しい潮の流れが見られる自然満喫スポット

鵜島(うしま)と伯方島の間の、狭い瀬戸です。あまりにも狭いことにより激しい潮の流れが生まれ、その勢いは船が折れるほどだといわれることもあります。まるで川のように流れて渦を巻く海を見ることができ、自然のパワーが感じられる場所。今でも船の難所といわれています。近くには、村上海賊の出島があった「鶏小島(にわとりこじま)」があり、今でも古墳遺跡や桟橋が残り、歴史も感じられる場所です。

【愛媛県】志島ヶ原

四季折々の景色が楽しめる、国指定の名勝地

志島ヶ原(ししまがはら)は、およそ2,500本のアカマツとクロマツが見られる、国指定の名勝地です。11ヘクタールという広大な松原が広がり、幻想的な雰囲気が感じられます。散策が楽しめる散歩道や、菅原道真(すがわらみちざね)ゆかりの伝説が残っている綱敷天満神社(つなしきてんまんじんじゃ)など、楽しみ方はさまざま。梅の名所でもあり、春には多くの観光客が訪れます。夏には海水浴もでき、家族連れの姿もみられ、幅広い層におすすめのドライブスポットです。

【愛媛県】能島水軍

ダイナミックな潮流体験とグルメを堪能

能島水軍(のしますいぐん)は、宮窪瀬戸の潮流体験ができる観光施設です。小型のボート上から、大島と伯方島の間を流れる宮窪瀬戸のダイナミックな潮流を観察できます。潮流体験は、子どもから大人まで体験可能です。施設にはレストランも完備されているため、ランチなどを楽しむのもおすすめ。名物の季節の魚介類を使ったバーベキューも堪能できます。

【広島県】島の駅 しまなみ1

特産品を使ったグルメが豊富な道の駅

しまなみ海道サイクリングロード沿い、生口島にある道の駅です。生口島で採れる柑橘をふんだんに使った無添加の100%ジュースが有名。特産品を使ったポン酢やジャムなど、おいしそうな商品も多数販売されています。海を眺めながら、生口島ならではのグルメを堪能してみてください。

【広島県】生口橋

休憩所完備の憩いの橋! 穏やかな海を眺めて楽しむ

因島と生口島を結んでいるしまなみ海道にある橋の一つです。生口水路といわれる幅500m程度の海峡にかかっており、橋長は790m。自転車道路の途中には「田熊休憩所」が整備され、サイクリストの憩いの場となっています。もちろん、車用道路もあるため、ドライブも可能。穏やかな海の様子を眺めながら、日帰りのおでかけを楽しんでください。尾道市から近いので、近隣に住んでいる方はフラッとおでかけするのもいいですね。

【広島県】因島大橋

瀬戸内海の大パノラマと大型船が望める、2階建ての橋

向島と因島を結ぶ、尾道市から数えて2番目にあたるしまなみ海道の橋です。吊り橋特有のタワーと曲線が特徴の雄大な姿が魅力。2階建ての構造になっており、上階が車用、下階が歩行者・自転車用になっています。海上からおよそ58mの高さで、瀬戸内海を見下ろす大パノラマが見どころの一つです。橋の下は1日に400隻もの大型船が通る「布刈瀬戸(めかりせと)」という海で、タイミングが良ければその姿を見ることができます。

【広島県】向島

尾道市対岸に浮かぶ自然豊かな島

尾道市対岸に浮かび、しまなみ海道の「新尾道大橋」がかかる自然豊かな島。ストックやカーネーション、洋蘭といった花の産地としても有名です。しまなみ海道が見渡せる「高見山展望台」やフルーツ狩りなど、観光スポットも多数存在しています。ドライブがてらおでかけしたら、瀬戸内海の風を感じながら向島ならではの観光スポット巡りをするのもいいですね。たくさんの楽しみ方ができるため、しまなみ海道ドライブ初心者にも向いています。

【広島県】因島水軍城

村上海賊の歴史に触れられるドライブスポット

南北朝から室町・戦国時代ごろに活躍したとされる村上海賊にまつわる資料が展示されている施設です。因島は村上海賊の故郷の島。村上氏が残した遺品や武具、古文書など、貴重な品々を目にすることが出来ます。因島関連グッズの販売もあるため、訪れた記念にお気に入りの商品を購入するのもおすすめ。無料駐車場があり、ドライブの途中でも気軽に立ち寄れます。

【広島県】耕三寺博物館(耕三寺)

美しい建築物にうっとり! 見どころ満載な観光地

大阪の元実業家、耕三寺耕三(こうざんじこうぞう)氏が、母への報恩感謝の思いを込めて作った浄土真宗本願寺派の寺院です。別名「母の寺」とも呼ばれ、桜やツツジ、アジサイなど、四季折々の美しい植物があふれる空間も魅力の一つ。重要文化財を含む美術品を展示する「耕三寺博物館」や、彫刻家・杭谷一東(くえたにいっとう)氏が手掛けた白い大理石庭園「未来心の丘」などもあり、見どころ豊富な人気スポットです。

しまなみ海道ならではの景色をドライブで楽しもう

広島県と愛媛県を結ぶ橋であるしまなみ海道からは、瀬戸内海の美しい景色が望めます。ドライブにもぴったりなコースで、楽しみ方も豊富。今治発、広島発の船もありますが、船旅とは違った雰囲気が楽しめるのがドライブの魅力。道中には展望台や道の駅、神社や体験型アクティビティなど、さまざまな観光スポットがあるため、マップなどを参考にお好みの場所をドライブの目的地にしてみてください。瀬戸内海ならではのグルメが楽しめる施設もあるため、ランチやおやつ目的でおでかけするのもおすすめ。ひまつぶしにフラっとおでかけするのにもいいですね。しまなみ海道ならではの景色と一緒に、楽しい日帰りドライブを満喫しましょう。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま