【関西】日帰りで行ける! おすすめの避暑地13選

【関西】日帰りで行ける! おすすめの避暑地13選

自然・絶景

2023/11/22更新

これから暑くなってくる季節におすすめしたい、関西エリアの避暑地13選をご紹介します。大阪、京都、奈良、兵庫県を中心とした関西エリアで日帰りで楽しめる人気スポットばかりです。避暑地といってもさまざまなスポットがあり、海辺や橋、山などがあります。山が避暑地というのは意外かもしれませんが、山頂の気温は麓と比べ8~10度ほど低く、夏には涼を求めて多くの人が訪れます。また、暑い季節にはやっぱり海! 海辺や橋は避暑地としても定番の涼スポットです。暑い時期のお出かけは、涼しさを求めて自然豊かな避暑地へ繰り出しましょう!

【大阪】箕面大滝

地名の由来にもなった「天下の名瀑」

明治の森箕面国定公園にある滝。「日本の滝百選」にも選出され、「天下の名瀑」として知られています。33mの高さからダイナミックに流れ落ちる姿が農具の「箕」に似ていることから名付けられ、地名の由来にもなっています。
箕面駅北側から滝まで緩やかな滝道が続く大滝周辺には、四季折々の美しい自然が広がりっています。新緑や紅葉の美しさは格別です。

【大阪】金剛山

四季折々の表情をみせる自然の宝庫

大阪~奈良の府県境を縦断する金剛・葛城山系の主峰・金剛山(標高1,125m)。夏でも涼しいと人気の避暑スポットです。いくつもの登山ルートがあり、初心者から常連まで、安心して山登りを楽しめます。山頂付近に葛木神社、転法輪寺がありますので、登山の目的地にするのもいいですね。星と自然のミュージアム、ピクニック広場、キャンプ場、宿泊施設などが点在し、そのほかの施設も充実しています。

【京都】天橋立

龍の姿に例えられる神秘の絶景

日本三景の一つ「天橋立」は、京都府の北部、日本海の宮津湾にあります。自然が何千年もの歳月をかけてつくりだした神秘の造形をしており、全長約3.6km・幅は約20~170mの砂州に約6,700本にもなる松が生い茂っている珍しい地形です。
「日本の名水百選」や「日本の名松百選」といった日本百選にも多数選出されており、見どころ満載。展望所で景色を眺めたり、船や自転車に乗ったり、海水浴場で泳いだりと自然を感じられるスポットです。

【京都】竹林の小径(竹林の道)

嵐山を代表する幻想的な空間

竹林が並ぶ約400mの道は、避暑地としてもおすすめの京都を代表する観光名所。野宮神社から天龍寺北門を通り大河内山荘へ抜ける道です。平安時代には貴族の別荘地だったといわれており、竹の香りや深い緑に包まれた幻想的な空間になっています。空を覆うほどの竹林は、曇りの日は昼でも薄暗くなるほど。真夏日にも木漏れ日を作ってくれるので、心地よく過ごるでしょう。

【京都】比叡山

名僧を多数輩出した日本仏教の母山

京都と滋賀の県境に鎮座する霊峰。京都市内より5度ほど低い絶好の避暑スポットで、京都市内や滋賀県の大津市内方面から訪れることができます。
山中には天台宗の総本山「延暦寺」があり、京都府内の16の社寺とともに「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。山頂には花の咲き誇る庭で名画を楽しめるガーデンミュージアム比叡があり、さらに展望塔や山頂からは京都方面、びわ湖方面のダイナミックな景色が堪能できますよ。

【奈良】吉野山

優しく染まる日本一の桜

桜の名所として名高い吉野山。大峯連山の北の端より、南へと約8km続く尾根一帯を指し、谷や尾根を埋める清楚な白い山桜は、3万本ともいわれています。山全体が世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されており、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)・金峯神社(きんぷじんじゃ)・金峯山寺(きんぷせんじ)・吉水神社(よしみずじんじゃ)など、同じく世界遺産に指定された建造物を徒歩で回れることも魅力です。春以外にも、秋の紅葉や冬の雪景色など四季折々の美しい景色が楽しめます。

【奈良】谷瀬の吊り橋

日本一長い生活用吊り橋

奈良県の最南端に位置する日本一大きな村「十津川村」。村内にある空中散歩ができる巨大な鉄線の吊り橋です。上野地と谷瀬を結ぶ長さ297m、高さ54mの橋は、日本有数の長さを誇ります。
眼下に望む十津川(熊野川)は絶景のロケーション。歩くたびにゆらゆら揺れてスリル満点な吊り橋を渡れば、2人の距離が深まるとカップルにも人気なスポットです。周辺には温泉地もあり、散策で疲れた体を癒やすのにピッタリです!

【奈良】若草山

奈良市内を見下ろす美しき山

全面を芝生で覆われた標高342mのなだらかな山。頂上では大仏殿や奈良盆地の一帯が見渡せ、天気が良い日には左に二上山(にじょうさん)や葛城山(かつらぎさん)、右には京都まで臨めます。例年1月開催の若草山焼きでは、山肌約33ヘクタールが赤く染まります。三つの笠を重ねたように見えるため「三笠山」とも呼ばれ、山頂から眺める夜景は「新日本三大夜景」に選出されています。

【奈良】大台ヶ原山

独特の光景を見せる「近畿の屋根」

吉野熊野国立公園に指定される大台ヶ原は、台高山系の南端に広がる高原台地で「近畿の屋根」と呼ばれています。平地より10度ほど気温が低く、暑い時期に最適なスポット。主要な展望地がある「東大台」と原生林が広がる「西大台」に分けられています。
世界有数の降水量を誇り、湿潤な気象が日本を代表する原生林を形成。種類豊富な苔が生え、立ち枯れの木々が独特の光景が広がります。また、貴重な動植物たちの楽園となっていることから、西大台へ入る場合は事前に手続きが必要ですのでご注意ください。

【兵庫】六甲山

1,000万ドルの夜景を望む兵庫県のシンボル

宝塚付近を東端、須磨付近を西端に広がる六甲山系。その主峰が標高931mの六甲山です。神戸市街地より気温が5度程度低く、吹き抜ける風に爽やかさを感じられるでしょう。
山上には、六甲高山植物園やROKKO森の音ミュージアム、六甲ガーデンテラス、六甲山アスレチックパークGREENIAなどさまざまな施設があります。レストラン・カフェも充実しているので、散策に疲れたら休憩もできますよ。
そして夜には、1,000万ドルの夜景といわれる圧巻の大パノラマが広がります。神戸市街や大阪の街などを望める展望スポットが点在していますので、ベストスポットを見つけてみましょう。

【兵庫】舞子海上プロムナード

明石海峡を見下ろす回遊式遊歩道

世界屈指の長さを誇る橋「明石海峡大橋」の体験展望施設として神戸市側に開設。海面からの高さは約47m、陸地からは約150m、明石海峡へ突き出た延長約317mに及ぶ回遊式遊歩道です。天候の良い日は、淡路島や大阪湾、瀬戸内海までも見渡せる眺望。中央には、海上レストランや展望ラウンジがあります。海上47mから見下ろす明石海峡を迫力満点! 気持ちのいい海風と瀬戸内海の景色に心も癒やされることでしょう。

【兵庫】新舞子浜

白砂青松の美しい遠浅の海

近畿隋一の遠浅の海岸で、絶好の潮干狩りポイントでもあります。瀬戸内海国立公園に含まれる白砂青松の新舞子浜は遠浅で波が穏やかなのが特徴的。干潮時には沖500mの広大な干潟となり、春は潮干狩りが楽しめハマグリやアサリ、マテ貝などがとれます。夏は海水浴場としてにぎわうリゾート地です。

【兵庫】明石海峡大橋

明石海峡に架かる世界最大級の吊り橋

明石海峡を横断して淡路島と本州を結ぶ、全長3,911mの世界屈指の長さを誇る吊り橋。真珠を連ねたように見えるため、「パールブリッジ」の愛称でも親しまれています。夜間のライトアップでは時期によりデザインが変わり、幻想的な景観を見せてくれます。海面上約300mの主塔で360度パノラマ体験ができる、「明石海峡大橋ブリッジワールド」もあわせて楽しむのもおすすめです。

暑い季節は関西エリアの避暑地に出かけよう!

まとめ

暑い夏にもおすすめしたい関西エリアの日帰りで行ける避暑地を13選紹介しました。
海やプール、商業施設へのいつものお出かけとは、ひと味もふた味も違う魅力が満載。
関西の避暑地には、温泉にキャンプ、潮干狩りに海水浴もあわせて楽しめるところまであります。ファミリーでの日帰り旅行として、子供も一緒に楽しめるでしょう。
また関西の県・府境の場所では2県・府がまたがっているので、いろいろなスポットに行くこともできますね。いよいよ夏本番の暑さがやってくる時期。豊かな自然に囲まれた避暑地で森林浴を楽しみながら涼しく乗り切りましょう。

旅色編集部 たじま

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記事企画・監修:旅色編集部 たじま