【神奈川】日帰りで行ける! おすすめの避暑地18選

【神奈川】日帰りで行ける! おすすめの避暑地18選

自然・絶景

2023/11/22更新

暖かくなってきたら夏はもう目前。梅雨が明けると9月頃まで30度前後の暑い日が続き、外に出るのも億劫になりがちです。とはいえ、せっかくの夏休みをお家だけで過ごすのはもったいないですよ。そこで今回は、神奈川エリアにある18の避暑地をご紹介します。うだるような暑い夏は快適におでかけを楽しみましょう。

神奈川県にはどんな避暑地がある?

関東には山、渓谷、湖など避暑地に最適な場所がたくさん。なかでも人気観光スポットが点在する神奈川県は都心の観光地のみならず、箱根や茅ケ崎、さがみ湖といった山や海、湖のリゾート地にも恵まれています。この記事では、都心の観光スポットから、レジャー施設の充実した湖畔、和の涼を感じられるお寺まで、子どもも大人も楽しめるスポットをまとめました。家族や友人と夏のおでかけプランを立てる参考にしてみてくださいね。

【横浜市】横浜ランドマークタワー

スカイガーデンからの夜景

グルメにショッピング、眺望まで楽しめるシンボルタワー

「横浜ランドマークタワー」は、みなとみらい地区のシンボルとして親しまれる複合施設です。360度の眺望が楽しめる展望フロアや、トレンドからオリジナルグッズまで取りそろえる魅力的な各ショップ、和・洋・中など多彩なジャンルのレストランなどから構成されています。69階の展望フロアへ向かうエレベーターは、なんと最高分速750mの日本最高速なんだとか! 展望フロアのスカイガーデンからは、昼間は都庁から伊豆大島まで360度見渡せ、夜はロマンチックな灯りが広がる横浜の街を一望できます。グルメにショッピングを楽しみながら、快適に一日を過ごすことできますよ。
ランドマークタワーは桜木町駅やみなとみらい駅から徒歩5分、駐車場も完備しているため、電車も車もアクセスが良好でうれしいですね。

【箱根町】芦ノ湖

絶好の避暑地で夏の自然を満喫

標高723mに位置する「芦ノ湖」。湖の低い水温が風に乗って吹くため、7~8月の平均気温は23度程度と夏場も涼しく過ごせるおすすめの避暑地です。周辺にはバイカルアザラシやコツメカワウソがいる「箱根園水族館」や、金運、開運、商売繁盛、縁結びにご利益があるとして知られる「九頭龍神社」などの観光地のほか、のんびりと湖上散歩が楽しめるモーターボードなどのアクティビティも充実。暑い夏も涼しく過ごせる芦ノ湖で夏の自然を満喫してみてはいかがでしょう。

【箱根町】Fun Space 芦ノ湖キャンプ村レイクサイドヴィラ

散策路

バーベキューからサウナまでコンテンツが盛りだくさん

芦ノ湖畔の近くにある唯一のキャンプ場です。富士箱根伊豆国立公園内に位置する約2万坪の広大な敷地があり、楽しみ方も盛りだくさん! 宿泊をはじめ、手ぶらでできるバーベキューや大きなお風呂にゆっくり浸かれる共同浴場、自然の中で身も心も”ととのう”サウナ、芦ノ湖を満喫できるレンタサイクルなど、一人でもグループでも楽しみながら過ごせるコンテンツがそろっています。村内の散策路は木々の新緑と木漏れ日が気持ちよく、散歩にもぴったりです。

【箱根町】仙石原湿原

希少な植物が生息する湿原

「箱根仙石原湿原」は、標高650m、周囲を標高1,000m級の山々に囲まれたすり鉢状の地形にできた湿原です。仙石原高原の8月の平均気温は21度ほどと過ごしやすく、避暑地としても人気があります。
県道を挟んだすぐ隣には、景勝地として有名な「仙石原のススキ草原」があります。秋にはこちらが見頃を迎え、あたり一面を黄金色に埋め尽くします。箱根仙石原湿原の中は一般の方は、立ち入り禁止となっていますので、花々の観賞を楽しみたい方は「箱根湿生花園」を訪れてみてください。

【箱根町】箱根ラリック美術館

内観

優美で繊細な宝飾やガラス作品に癒される

「箱根ラリック美術館」は、フランスを代表する工芸家のルネ・ラリックが手掛けたジュエリーやガラス作品を展示しているミュージアムです。約1500点のコレクションの中から、常時230点を展示しています。入り口を進むと出迎えてくれるのは、ラリックの作品で装飾されたエントランス。ほかにも天井などが室内装飾として用いられており、優美な空間を満喫できますよ。また併設するレストラン「LYS(リス)」では、9:00~10:00限定でモーニングメニューがいただけます。晴れた日はテラスで食事ができますので、優雅な気分で心地良いひとときを過ごしてみてはいかが?

【箱根町】箱根ガラスの森美術館

庭園

オープンテラス

中世へタイムトリップした気分が味わえる美術館

緑豊かな箱根仙石原にある日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館。「ヴェネチアン・グラス美術館」と「現代ガラス美術館」の2つの美術館が併設しています。
まず入り口を進むと現れるのが、イタリアの水の都・ヴェネチアをイメージした庭園です。見どころは、橋にかかる約16万粒ものクリスタルが輝く「光の回廊」。美術館エントランスへ続くこの道は、高さ9m、全長約10mのクリスタルガラスのアーチで光を受けてキラキラと繊細な輝きを放ちます。希少価値の高い作品を鑑賞するほかにも、庭園と箱根連山を見渡すオープンテラスのカフェレストランや、品ぞろえが豊富なショップもあるので、のんびり庭園散策しながらティータイムやお土産選びに立ち寄ってみてはいかが?

【箱根町】ポーラ美術館

遊歩道

自然とアートに心癒やされる

「ポーラ美術館」は、ポーラ化粧品の創業家2代目の鈴木常司(つねし)が収集した約1万点の作品を中心に企画展を開催ししている美術館です。モネやルノワールなど印象派の巨匠から現代アートまで、多岐にわたるコレクションを収蔵しています。展示品のほかにも、ガラスを多用した光あふれる建築空間も魅力的ですよ。
美術館のまわりに整備された「森の遊歩道」と呼ばれる小道には、彫刻作品が点在しています。気軽に歩ける散策路になっているので、風の音や小鳥のさえずりに包まれながら、自然とアートに心癒やされるひとときを過ごしてみて。

【箱根町】箱根強羅公園

ローズガーデン

花の咲くフランス式整型庭園でのんびりと優雅な時間を

箱根登山電車の終着駅にある、日本初のフランス式整型庭園。広い空と山々に囲まれた開放的な園内には、噴水を中心にローズガーデンやブーゲンビレア館、クラフトハウス、白雲洞茶苑など、見どころが満載です。また、噴水の両側にはカフェやサンドイッチ専門店があり、景色を眺めながら食事ができます。テイクアウトコーナーで購入できる、濃厚バニラやバラのソフトクリームも人気があるので、ぜひ味わって、体の中からひんやり涼みましょう。
四季を通じてさまざまな花が咲く園内では、6月下旬~7月下旬にはアジサイが見頃を迎えます。花の咲く庭園をのんびりと散策したり、クラフト体験や食事など、お好みの過ごし方で楽しみたいですね。

【箱根町】箱根神社

石段

境内

芦ノ湖畔に立つ歴史ある神社

箱根の芦ノ湖そばに立つ「箱根神社」。こちらは関東総鎮守箱根権現として古くから親しまれ、開運厄除・心願成就・勝運守護・交通(道中)安全・縁結びにご利益があると、多くの参拝者が訪れる神社です。社殿へ続く石段は、全部で89段。杉に囲まれた厳かな景観を存分に楽しみながら上っていきましょう。鳥居をくぐると、深みのある朱塗りに、緑や金の装飾がよく映える社殿が見えてきます。静かな神社の雰囲気に触れたら、心身ともにリフレッシュできるはず。
また、箱根神社に訪れるなら、足を伸ばしたいのが「九頭龍神社本宮」。九頭龍神社は縁結びの御神徳の高い神様として有名です。良縁に恵まれたいという方は、こちらの神社にもぜひ訪れてみてくださいね。

【相模原市】相模湖

周辺にはレジャー施設や自然を感じられるスポットが点在

新宿から電車で1時間程度と、アクセスも抜群な「相模湖」。こちらは「県立相模湖公園」にある人造湖で、1947(昭和22)年に完成しました。神奈川県では4番目の大きさを誇り、ブラックバス釣りの名所としても知られています。
周辺にはさまざまなレジャー施設や自然を感じられるスポットが点在しています。湖畔北側一帯には県立相模湖公園が広がり、のんびりと景色を眺めたり、広大な芝生の上で寝転んだり、思い思いの過ごし方が可能です。もっとアクティブに遊びたい場合や子連れの方は、近くにある複合リゾート施設「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」へ! キャンプやバーベキュー、アスレチックで思い切り遊べるので、お子さんも大満足できるはず。

【相模原市】PICAさがみ湖

ワイルドクッキングガーデン

アウトドア初心者も気軽に楽しめる施設

遊園地や温泉などを組み合わせたレジャー施設「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」。その一角にある「PICA(ピカ)さがみ湖」には、トレーラーハウスやキャビンなど、アウトドア初心者にぴったりな宿泊施設が充実しています。傾斜を利用して立てられた常設テントからは、目の前に「石老山(せきろうざん)」を望むことができますよ。また、プレジャーフォレスト園内の東側にある、山の傾斜を利用して作られた「ワイルドクッキングガーデン」では、バーベキューが楽しめます。必要な食材や備品はすべて用意してくれるので、手軽に行えるのも魅力的ですね。
ほかにも施設内にはマウンテンバイク専用のコースが整備されており、小学生以上なら誰でも挑戦することが可能です。また、PICAさがみ湖から徒歩15分ほどで「さがみ湖温泉うるり」に到着。露天岩風呂や高濃度炭酸泉など多彩なお風呂が楽しめますので、1日遊び尽くしたあとは温泉で癒やされるのもおすすめ。

【江の島】江の島シーキャンドル(江の島展望灯台)

昼・夕・夜で刻々と表情を変える景色を望む

南国ムード漂う植物園「江の島サムエル・コッキング苑」内にある展望灯台がこちら。海抜101.5mのガラス張りの展望室からは富士山や丹沢連峰、伊豆半島、大島、房総半島などを一望できます。昼・夕・夜で刻々と表情を変える景色が魅力で、日が傾き始めると夕日が空を赤く染めてとてもロマンチックな雰囲気に包まれます。カップルのデートにもおすすめです。
1階にはエントランスのほか、カフェや郷土資料室なども併設。また麓にあるテラススペースでは、併設するカフェの湘南・藤沢産食材を使用したフードメニューや、ドリンクがいただけます。お天気の良い日は、こちらで潮風を感じながらのんびりとティータイムを過ごしてみてはいかが?

【清川村】宮ヶ瀬湖

水と緑に囲まれた首都圏最大級のダム湖

「宮ヶ瀬湖」は、東丹沢にある首都圏最大級の「宮ヶ瀬ダム」建設でできた湖です。愛川町、清川村、相模原市緑区の3市町村にまたがっており、「ダム湖百選」にも選定されています。「宮ヶ瀬湖畔エリア」「ダムサイトエリア」「鳥居原エリア」の3つの地区に分かれており、それぞれ見どころが満載! なかでも、水と緑に囲まれた宮ヶ瀬湖畔エリアはハイキングやカヌーなど、四季を通じて楽しむことができます。遊覧船乗り場の桟橋をまたいでかかる全長335mの「水の郷大吊り橋」は、無料で渡れる人道吊り橋としては日本一の長さなんだとか。橋の上から見渡す湖は美しく、湖上を散歩しているかのような気分を味わうことができますよ。

【横須賀市】猿島

島内の様子

夏には海水浴やバーベキュー、磯釣りが楽しめる無人島

横須賀市の中心市街地の前面に浮かぶ「猿島」は、東京湾で最大の自然林のある無人島です。横須賀・三笠桟橋から船で約10分とアクセスも良く、夏には海水浴やバーベキュー、磯釣りを楽しむ人でにぎわいます。島内には緑深い木々のなか、レンガ積みのトンネルや砲台跡などの旧日本軍の歴史的建造物が残っており、ちょっとした探検気分が味わえます。無人島という響きはそれだけで子どもも大人もワクワクしてきますよね。そんな非日常感を味わえる場所で海水浴やバーベキューなどを楽しめば、より特別な思い出が作れそう!

【秦野市】県立秦野戸川公園

風の吊り橋

園内

水無川が流れる自然豊かな公園

こちらは、表丹沢の山々と秦野盆地に囲まれた公園で、公園の中心には丹沢の山から湧き出る「水無川(みずなしがわ)」が流れています。広さ約36ヘクタールの公園内は水無川を挟んで6つのエリアで構成されています。公園のランドーマーク「風の吊り橋」は、高さ35m、長さ267mの美しい橋。丹沢の山並に映え、見事な景色をつくり出しています。透き通ったきれいな水無川で水遊びをしたり、バーベキュー場でアウトドアを満喫したり、四季折々の草花を観賞したりと、子どもから大人まで一日中楽しむことができますよ。

【茅ケ崎市】県立茅ケ崎里山公園

中ノ谷池

お子さんも思い切り遊べる広大な県立公園

「茅ヶ崎里山公園」は、茅ケ崎市と藤沢市にまたがる36.8ヘクタールに及ぶ広大な県立公園です。園内は、ローラー滑り台やトランポリンがある「子供の村」、バーベキュー場がある「畑の村」、そして里山の風景がひろがる「丘の村」などから構成されています。なかでも子どもの村は、ロングローラー滑り台や長さ12.8m・幅9mのひょうたん型のものと、直径4.4mの円形のトランポリン、アスレチック遊具広場などで思い切り遊べるため子連れでにぎわいます。さらに遊具広場の北側には、「中ノ谷池(なかのやといけ)」があるので、水遊びで涼むのもおすすめです。

【鎌倉市】報国寺

竹林の庭園・抹茶

日本の“涼”を感じられる夏の人気スポット

「報国寺」は鎌倉市にある1334年に建立された臨済宗建長寺派(りんざいしゅうけんちょうじは)の寺院。竹林の庭園が有名なことから別名「竹の寺」と呼ばれています。敷地内には約2,000本もの竹林が青空に向かってまっすぐ伸びており、木漏れ日と涼しげな空気は日本の“涼”を感じられる夏の人気スポット。日本の観光地を格付けする某ガイドブックでも三つ星を獲得したことから、海外観光客からも注目を集めています。庭内にある茶店では、竹林を眺めながら本格的な抹茶をいただけます。視覚だけではなく、味覚でも日本の魅力を再発見できる、心静かなひととときを過ごせるでしょう。

【鎌倉市】明月院

山門の紫陽花

本尊

初夏の紫陽花が美しい鎌倉屈指の花の寺

こちらも鎌倉にある臨済宗建長寺派(りんざいしゅうけんちょうじは)の寺院です。鎌倉時代のはじめに建立され、元は「禅興寺」という寺の小寺院でしたが、禅興寺は明治初めに廃寺となり、今では「明月院」のみが残っています。
見どころは、6月の満開時期に境内を鮮やかに染めあげる約2,500株の紫陽花です。昭和40年代に紫陽花の挿し木を始めたことを機に名所として広まり、以来「紫陽花寺」と呼ばれています。その美しさは、シーズンになると多くの観光客で行列ができるほど! 蒸し暑い初夏、和の風情と歴史を感じられる空間は、しっとり大人の時間を過ごすのにぴったりですよ。

おわりに

今回は暑い夏を楽しく過ごせる、神奈川のおすすめ避暑地をご紹介しました。のんびりと過ごしたい方や、開放感を感じながらアウトドアを満喫したい方など、それぞれの目的に合わせておでかけ先を選びましょう。快適で楽しい夏休みをお過ごしください♪

旅色編集部 たじま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 たじま

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